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こんまり流キッチンの片づけ方

【こんまり流】GWは絶好のチャンス!一生に一度でOK「片づけ祭り」の順番・やり方

こんにちは♪ 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。

今年のゴールデンウイークは休みが飛び飛び。スケジュールにまだ余裕がある方は、絶好のチャンスですよ! この期間中に「部屋を理想の空間」に生まれ変わらせてはいかがでしょうか。

片付いたリビング こんまり流片づけ

画像:安部綾子

今回は、「5日間片づけ祭り」のやり方をご紹介します。頑張るのは一度だけで、全然変わります。ぜひこの長期休みを価値あるものにしましょう!

ゴールデンウイークの5日間で自宅を理想の空間に!「片づけ祭り」のススメ

私の言う“片づけ”には、「日常の片づけ」と集中的に行う「片づけ祭り(こんまり流片づけ)」の2種類があります。

「日常の片づけ」は、使った物を元の場所に戻すこと。使った食器を棚に戻す、洗濯した洋服をクローゼットにしまうなど、日々の暮らしの中で欠かせない作業です。

収納 キッチン 食器 こんまり流

画像:安部綾子

そして、もうひとつの「片づけ祭り」は、毎日やるものではなく、「一度だけ」「短期間」で終える片づけのこと。

家の中にある物を、ひとつ残らず「残すか」「手放すか」を見極めて、モノの定位置を作る作業。この「片づけ祭り」こそがいわゆる「こんまり流片づけ」のことなんです。

祭りを終えてしまえば、「日常の片づけ」がぐっと簡単になりますよ。

片付けのファーストステップ「1カ所に出す」。服が山積みに!

画像:安部綾子

「片づけ祭り」前の準備

(1)スケジュールを決める

片づけ祭りのスケジュールを決めましょう。1回3〜5時間作業できる日を、5日決めてください。ゴールデンウィーク中であれば、連続でなくても大丈夫です。

(2)理想の暮らしをイメージする

片づけ祭りの後にどんなお部屋にしたいのかイメージしましょう。すてきなインテリアの画像を集めたり、片付いた空間でやりたいことを具体的にイメージしてみてください。これが、片づけをする上での目標(ゴール)となるので、最初にしっかりと設定しておくことが大切です。

(3)家族に「片づけ祭り」を宣言する

家族に「片づけ祭り」をすることを宣言しましょう! 部屋をきれいにしてどんな暮らしにしていきたいのか、この機会にぜひ家族にお話ししてみてください。

可能であれば、祭り期間のあなたのルーティン作業を家族に代わってもらうなどしましょう。より集中してできるので片づけが進みます。

【片づけ祭り1日目】服と本

初日は「お洋服と本」です。

まず、自分の服を全部クローゼットやたんすの引き出しから出して1カ所に集めましょう。そして、1着ずつ手にとって、残すか手放すかを決めます。

こんまり流 片づけ 洋服

画像:安部綾子

より効果的に進めたい場合は、「トップス」「ボトムス」「アウター」「下着類」など細かなカテゴリーごとに分けたうえで、選別していくといいですよ。

判断する基準は、「ときめくかどうか」。「高い洋服だったから持っておこう」とか「まだ着られるから部屋着に」「捨てる理由がないから取っておく」という理由で手放せない人も多いと思いますが、ここがこんまり流片づけをする上で大切なポイントです。片づけの目的は「捨てる」ことではなく、「ときめくもの」を選び、残すことです。

「服にときめく感覚が分からない」と思ったら、まずは今、一番お気に入りの服を手に取って、その時の感覚を覚えてください。これがあなたの「ときめき」です。この感覚に沿ってすべてのお洋服を選んでいきましょう。

全ての服の仕分けが終わったら、ハンガーにかけるか畳むかを決めて服を収納します。

ハンガーにかけるときには、素材や色を揃えると見た目もスッキリ。また、右側にいくほど丈の短いものをかける「右肩上がり」の収納もおすすめです。

★こちらの記事も参考に!★
ちょっとのコツでスッキリ! こんまり流片づけコンサルタント直伝「洋服の収納法」

服の片づけ

画像:安部綾子

服が終わったら、靴とバッグも同じやり方でやってみてください。

こんまり流 バッグ

画像:安部綾子

次は本の片づけです。服と同じように、家中から本を集めて1カ所に集めてときめきチェック! 本のときめきチェックの注意点は以下の2つです。

  • 本棚に並んだ本の背表紙を眺めて判断するのではなく、すべて一度出してから決めること。
  • 表紙を触った瞬間のときめきで捨てるか残すかを決めること。本を開いて中を読み込まないこと。

本を開いて中を読んでしまうと判断基準が鈍って、片づけが進まなくなってしまいます。

★こちらの記事も参考に!★
中を開いたらダメ!? こんまり流片づけコンサルタントが伝授!失敗しない「本の片づけ」

こんまり流

画像:安部綾子

【片づけ祭り2日目】書類

2日目は書類です。

家の中には、広告類、取扱説明書(家電、保証書など)、契約書類(家や保険など)、家計の書類(給与明細や使用済み通帳など)、子どもの学校関係……さまざまな書類がありますね。

書類の種類

画像:安部綾子

家中の書類を全て出して集めたら、一つ一つ見極めをスタートします。

書類の片づけのポイントは「全捨て」。この機会に思い切って処分して、本当に必要なものだけを残していきましょう。

必要な書類の考え方は、基本的には次の3通りです。

(1)保管必須の超重要書類(保険証券、家の契約書など)

(2)今使っている書類(学んでいる最中の資料、子どもの学校スケジュールなど)

(3)しばらく必要な書類(作りたいレシピの切り抜き、行きたいイベントのチラシなど)

残す書類は種類ごとに分け、ファイルに入れるなどして収納を作っていきましょう。

途中で「手続きを忘れてた!」「連絡が必要だった!」という書類が出てきた場合には、「未処理ボックス」を作って1か所に集めて、後日、処理するのを忘れないために目につくところに置いておきましょう。

★こちらの記事も参考に!★
レシート、プリント、チラシ…増え続ける“紙”にさよなら! こんまり流片づけコンサルタント直伝「書類の片づけ方」

書類の収納

画像:安部綾子

【片づけ祭り3日目】小物

いよいよ片づけ祭り後半、小物の片づけです。

小物と一言に言っても、文房具から日用品までさまざまな種類のものがあります。代表的なモノをざっとご紹介しますね。

・CD、DVD類
・スキンヘア、メイク用品
・アクセサリー類
・貴重品類
・機械類(電化製品、コード類など)
・生活用品(洗剤、ティッシュなどの消耗品)

ほかに、寝具類、趣味のものなども「小物」のカテゴリです。

文房具の片づけ

画像:安部綾子

「小物」のカテゴリでは特に、“種類ごと”に集めて、見極めていくのがポイント。

「収納に大きなスペースを必要とするもの」「よく使うもの」から順に、一つずつやっていくと効率よく進められます。

間違っても、「まとめて今日はここの棚!」と“場所”ごとに片づけないように! “種類ごと”に片づけをすることで、今持っているモノの総量を把握することが、きちんと整理するためにも大事なのです。

★こちらの記事も参考に!★
【ビフォーアフター有】こんまり流片づけコンサルタントが実践“「いつか使うかも」も解決”小物の片づけ

【片づけ祭り4日目】キッチン

4日目は、キッチンです。

やり方はここまでと同じですが、キッチンはモノの数が多いです。

(1)食料品

(2)作る道具(フライパン、鍋、料理器具)

(3)食べる道具(コップ、お皿、カトラリー)

の順番で進めていきましょう。

キッチンの片づけポイントは、「収納の中に収まる量」。キッチンは使った後の片づけと掃除が欠かせない場所なので、それをより簡単にするためにも、「できるだけ表にものを置かない」ことがおすすめです。ここを意識して、収納にモノが収まるように見極めていきましょう。

こんまり流 祭り キッチン

画像:安部綾子

「キッチン道具にときめくことは特にないかも」と感じるなら、「これがあると便利」とか「これで作ったらうまくできる」とか「見た目が好き」とか、自分の感覚や判断基準でお気に入りの道具を選べばOKです。

焦げ付きやすくなったフライパンや、ずっと持っているけど使わない鍋や食器などは、思い切って手放すことをおすすめしますよ。

★こちらの記事も参考に!★
【こんまり流】脱・生活感丸出し!“今すぐやりたい”キッチンの片づけ「調理道具編」

【片づけ祭り5日目】思い出

祭り最終日は、片づけ祭りの集大成、「思い出」です。ここまでいろいろな物を片づけてきた時にふいに出てきた思い出のアイテムも、1か所に集めておきましょう。

学生時代の思い出、手紙、日記、子どもの作品、写真……いろいろな思い出を種類別に分けてやっていきます。

やり方はここまでの片づけと基本的には同じ。1つ1つの思い出のものに触れて、ときめくものを残していきます。

思い出の片づけはこれまでとは違い、「選べない」と感じることもあるかもしれませんが、ここまで「ときめくものを残す」という判断をたくさんしてきた自分に自信を持ってやれば大丈夫。

「思い出」の片づけは、決して過去を捨てる作業ではなく、過去をこれからの人生に活かしていくための片づけ。思い出を保管していたスペースを有効活用できるようにもなりますし、今の生活をより豊かにすることにもつながりますよ。

画像:安部綾子

分量が少ないもの、自分の思い入れが少ないものから始めてみましょう。その中でも、過去の思い出をたくさん抱えている写真は、一番最後にやるといいですよ。

「未来に連れていきたい思い出」「心が温かくなる、勇気をくれる思い出」など、自分にわかりやすい言葉で考えて選んでみてください。残すと決めた思い出は、額に入れて飾ったり、お気に入りの箱に入れたり、“ときめく状態”にしておきましょう。

休み期間中ということで、ここはお子さんやご家族みなさんで一緒に取り組むのもおすすめです。

★こちらの記事も参考に!★
【こんまり流片づけ】写真や子どもの制作物など“思い出品を捨てる”判断「プロはこうやった」

いかがでしたか? 「片づけ祭り」は勢いが大切です。やると決めた日には、思いっきり集中して取り組んでみてください。頑張った後に、何かご褒美を自分で用意しておくのもいいですよ。

「祭り」と呼ぶのも、日常とは違って、モノを全部出して「わーっ!」と高揚して楽しみながらできることだから。このゴールデンウィーク、ぜひ挑戦してはいかがでしょうか。(文/安部綾子)
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【参考・画像】
※文・画像/安部綾子

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