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こんまり流片づけ リビング

【こんまり流】一度頑張れば終わり!夏の休みにやりたい「片づけ祭り」のポイント

こんにちは♪ 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。

夏のお休みの予定はもう決まっていますか? もしまだ余裕があるなら、この休みの期間に、“リバウンドが起こらない片づけ”で家中をスッキリと生まれ変わらせませんか。

今回は、こんまり流の「片づけ祭り」のやり方をご紹介します。日々部屋の片づけに追われているという方は、ぜひ挑戦してみてください。

夏休みにぜひ挑戦を!こんまり流「片づけ祭り」

私の考える“片づけ”は、「日常の片づけ」と、集中的に行う「片づけ祭り」の2つがあります。

まず、「日常の片づけ」は、使ったものを元の場所に戻すこと。食事の後に食器を棚に戻す、洋服を着た後に洗濯して引き出しにしまうなど、毎日の暮らしの中では欠かせない作業です。

収納 キッチン 食器 こんまり流

画像:安部綾子

そして、もうひとつの「片づけ祭り」は、毎日ずっとやり続けるものではなく「一度だけ」「短期間」で終える片づけのこと。

家の中にある物をひとつ残らず、「残すか」「手放すか」を見極める作業で、これがいわゆる「こんまり流片づけ」のことなんです。

こちらの片づけを終えない限り、「日常の片づけはできない!」と断言できます。

ハンガーの山

画像:安部綾子

「片づけ祭り」前の準備

(1)スケジュールを決める

まず「片づけ祭り」をする日程を決めます。1回3〜5時間×5日間が目安です。夏休み中は何かと用事もあると思いますし、連続した5日間ではなくても大丈夫です。

(2)理想の暮らしをイメージする

次に、「どんな家に住みたいのか」「どんなふうに過ごせたら自分は幸せだと感じるか」など、自分の理想の暮らしをできるだけ具体的にイメージします。好みのインテリアの写真を探したり、片づけ終えたらやりたいことを楽しい気持ちで考えたりしてみてください。これが、片づけをする上での目標(ゴール)となるので、最初にしっかりと設定することが大切です。

(3)家族に「片づけ祭り」を宣言する

そして、家族にこれから「片づけ祭り」をすると宣言しましょう! なぜ「祭り」をするのか、部屋をきれいにしてどんな暮らしにしていきたいのか、この機会にぜひ話してみてください。

可能であれば、ここで「片づけ祭り」期間中の、あなたのルーティンを家族に手伝ってもらうなど、祭りに集中できる態勢の協力をお願いできたら理想的です。

片付いたリビング

画像:安部綾子

片づけ祭り1日目「服と本」

いよいよ片づけ祭りスタート! 初日は「洋服と本」です。

洋服

自分の服をすべて出して1か所に集めて、1着ずつ手に取り、「ときめくか」「ときめかないか」を見極めていきます。

より効果的に進めたい場合は、「トップス」「ボトムス」「アウター」「下着類」など細かなカテゴリーごとに分けたうえで、選別していくといいですよ。

「高かったから」「いつか着るかもしれないから」「部屋着にしたらいい」という理由で手放せない人も多いと思いますが、もっと自分の心に沿って決めていきましょう。

それが難しいと思ったら、まずは一番お気に入りの服を手に取って、そのときの感覚を覚えてください。それがあなたの「ときめき」です。その感覚に沿ってすべての洋服を選んでいきましょう。

全ての洋服の仕分けが終わったら、ハンガーにかけるか畳むかを決めて服を収納します。

ハンガーにかけるときには、素材や色を揃えると見た目もスッキリします。また、右側にいくほど丈の短いものをかける「右肩上がり」の収納もおすすめです。

★こちらの記事も参考に!★
ちょっとのコツでスッキリ! こんまり流片づけコンサルタント直伝「洋服の収納法」

服が終わったら、「靴」「バッグ」も同じやり方で進めましょう。

こんまり流 洋服 片づけ祭り

画像:安部綾子

次は本の片づけです。服と同じように、家中から本を1か所に集めてときめきチェック! 本のときめきチェックの注意点は以下の2つです。

  • 本棚に並んだ本を眺めて判断するのではなく、すべて出してから決めること。
  • 表紙を触った瞬間のときめきで捨てるか残すかを決めること。本を開いて中を読み込まないこと。

本を開いて中を読んでしまうと判断基準が鈍って、片づけが進まなくなってしまいます。

★こちらの記事も参考に!★
中を開いたらダメ!? こんまり流片づけコンサルタントが伝授!失敗しない「本の片づけ」

片づけ祭り2日目「書類」

片づけ祭り2日目は「書類」です。

家の中には、広告類、取扱説明書(家電、保証書など)、契約書類(家や保険など)、家計の書類(給与明細や使用済み通帳など)、子どもの学校関係……さまざまな書類がありますね。

書類 片づけ祭り

画像:安部綾子

家中の書類を全て出して集めたら、一つ一つ見極めをスタートします。

書類の片づけのポイントは「全捨て」。なんとなく保存していた書類はこの機会に処分して、本当に必要なものだけを残していきましょう。

必要な書類の考え方は、基本的には次の3通りです。

(1)保管しておくことが必須の超重要書類(保険証券、家の契約書など)

(2)今使っている書類(学んでいる最中の資料、子どもの学校スケジュールなど)

(3)しばらく必要な書類(作りたいと思ったレシピの切り抜き、行きたいイベントのチラシなど)

その後、残した書類は種類ごとに分け、ファイルに入れるなどして収納を作っていきましょう。

途中で「手続きを忘れてた!」「連絡が必要だった!」という書類が出てきた場合には、「未処理ボックス」を作って1か所に集めて、後日、処理するのを忘れないために目につくところに置いておきましょう。

書類の収納

画像:安部綾子

★こちらの記事も参考に!★
レシート、プリント、チラシ…増え続ける“紙”にさよなら! こんまり流片づけコンサルタント直伝「書類の片づけ方」

片づけ祭り3日目「小物」

ここからは祭りも後半。3日目は「小物」の片づけです。

「小物」と一言に言っても、CDやDVD、スキンケア・メイク用品、アクセサリー類、機械類(電化製品、コード)、生活用品(洗剤、ティッシュなどの消耗品)……と、本当にさまざま。

小物類はカテゴリーごとに分けて集めるのがポイントです。

そこで、「収納に大きなスペースを必要とするもの」「よく使うもの」から順に、一つずつやっていきます。

文房具の片づけ

画像:安部綾子

やり方はほかと同じで、「全部出して1か所に集めて、残すか手放すかを決めて、収納」です。

ポイントは、「小物」は“種類ごと”に同じステップを踏んで片づけをすること。

間違っても、「まとめて今日はここの棚を片づけしよう!」と“場所”ごとの片づけしないようにしましょう。

モノが増えてしまうのは、自分が所有しているモノの量を把握できていないのが原因です。場所ごとではなく、種類ごとに片づけをすることで、今持っているモノの総量を把握することが大事ですよ。 

★こちらの記事も参考に!★
【ビフォーアフター有】こんまり流片づけコンサルタントが実践“「いつか使うかも」も解決”小物の片づけ

片づけ祭り4日目「キッチン」

祭り4日目は「キッチン」です。

やり方はここまでの片づけと基本的には同じですが、種類が多いので、「食器類」「調理道具」「食べ物」に分けてから行います。

キッチンでの片づけポイントは、「収納に収まる量」。キッチンは使った後の片づけと掃除が欠かせない場所なので、それを簡単にするために、「できるだけ表にものを置かないようにすること」がおすすめです。ここを意識して、収納にモノが収まるように見極めていきましょう。

こんまり流 祭り キッチン

画像:安部綾子

「キッチン道具にときめくなんてない」と思う方もきっといるはず。

そんなときは「これがあるといろいろ作れて便利」とか「これであの料理を作ったらおいしくできる」とか「スタイリッシュな見た目が好き」とか、自分がわかりやすい言葉や感覚に変えて、自分のお気に入りの道具を選べばOKです。

焦げ付きやすくなったフライパンや、重たくて使えていないお鍋などは、思い切って手放すことをおすすめしますよ。

★こちらの記事も参考に!★
【こんまり流】脱・生活感丸出し!“今すぐやりたい”キッチンの片づけ「調理道具編」

片づけ祭り5日目「思い出」

祭り最終日は「思い出」です。いよいよ片づけ祭りの集大成です。

ここまでいろいろな物を片づけてきた時にふいに出てきた思い出のアイテムも、1か所に集めておきましょう。

画像:安部綾子

やり方はここまでの片づけと基本的には同じ。1つ1つの思い出のものに触れて、ときめくものを残していきます。

学生時代の思い出、手紙、日記、子供の作品、写真など、最初にいろいろな思い出を種類別に分けてやっていきましょう。

思い出の片づけはこれまでとは違い、「思いがありすぎて選べない」と感じることもあるかもしれませんが、ここまで「ときめくものを残す」という判断をたくさんしてきた自分に自信を持ってやれば大丈夫です!

画像:安部綾子

「未来に連れていきたい思い出」「心が温かくなる、勇気をくれる思い出」など、自分にわかりやすい言葉で考えて選んでみてください。

夏休み期間中ということで、ここはお子さんやご家族みなさんで一緒に取り組むのもおすすめです。

★こちらの記事も参考に!★
【こんまり流片づけ】写真や子どもの制作物など“思い出品を捨てる”判断「プロはこうやった」

いかがでしたか? 「片づけ祭り」に大事なのは勢い! やると決めたら、集中してやりきってください。期間中、毎日やり終えた自分へのご褒美を用意していくのもいいと思いますよ。

「祭り」と呼ぶのは、日常的にではなく短期間で集中して行うから。思いっきり楽しみながら、ぜひポジティブな気持ちで取り組んでみてください。(文/安部綾子)
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【参考・画像】
※文・画像/安部綾子

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