
【こんまり流】自分のことかも!? プロが見た「片づけられない人あるある」5選
こんにちは♪ 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。
前回は、片付けられない“家”のあるあるでしたが(前回記事はこちらから)、今回は片付けられない“人”に共通していると感じること、「あるある」をご紹介します。
今回は、私自身が「こんまり流片づけ」を通してお客様の悩みに約1,900時間あまりサポートしてきた経験から、実際に感じるリアルなものをお伝えします!
1:セール品、大量のストック品を買ってしまう
たとえば日用品について。お店で見かけたセール品を、「セールだから」というお得感だけで買ってしまうことはありませんか?
セール品に目がないというのは、「片付けられない人」のあるあるです。
家にどれだけの物があるかを把握せずになんとなくお買い物をしていれば、家には当然、同じ日用品がいくつも揃ってしまうでしょう。
その結果、収納場所がぎゅうぎゅうに!

画像:Shutterstock
押し込めるか、別の空いているスペースに「とりあえず置いておこう」となりますよね。これでは、片づけどころではありません。
私は、安いときに買いだめするのがお得とは限らないと感じています。なぜなら、ストック品がたくさんあることで家の片づけが格段に難しくなるだけではなく、ストック品を置いておく“部屋としては使えない場所”のためにローンや家賃が発生していることにもなります。そう考えると、もったいないですよね。

画像:安部綾子
ではどうしたらいいのでしょうか?
まずはストックを持ちすぎないと決めましょう。
そして、購入したくなったときには「今、どれだけ持っているか」、それから「すぐ必要なのか」「どこに収納するのか」を一度考えるようにしてみましょう。こらえることができれば、家の中の多すぎるストックは少しずつ減り、次第に片づいていくはず。
今は「いろんな日用品の数をそれぞれ把握するなんてできない!」と感じるかもしれませんが、家の中が片づいていると、どこに何があるかもパッと分かるので、家の物の量は驚くほど把握しやすくなりますよ。
2:「昔褒められた服」を持っている
もう何年も着ていない服がクローゼットに眠っている場合は要注意です。
買った当時は、もちろんお気に入りで着ていたのでしょう。あるいは誰かに「その服、似合ってるね」と褒められたことがある服なのかもしれません。
そうすると、その当時の感覚で、いつまでもその服が手放せなくなっていることがあります。
でも、その服を再び着る機会は、この先もありそうですか?
実際に、クローゼットに20年ほど着ていない服が何着も眠っていた方もいらっしゃいました。

画像:安部綾子
暮らしは日々変わっていきます。それに合わせて持っている物も変化していきます。
片づけをする際に大事なことは、「今、どういう暮らしをしたいか」を考えることです。
「今、どんな自分になりたいのか」「どんな服を着たいのか」という今の自分の気持ちを大切にして、持ち物に対する気持ちもアップデートしてみましょう。
「いつか痩せたら着たい」「高かったのに」……など手放すのに迷いがあるという場合、一番効果的な方法は、実際に服を着て鏡をみることです。

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すると、「体型が変わって窮屈」「全然似合わない」と冷静になって、意外とすぐに手放せてしまったりもします。
もしあなたが「昔の体型に戻りたい」と思っているなら、その服を手放すことは、諦めることのように感じるかもしれません。ただ、昔の服を持っていることで「励み」になっているならいいのですが、見るたびに「まだ痩せてない」と思うだけなら、その服はあなたにとってもう必要ではないでしょう。
痩せることができたら、その時の自分に似合う服、その時に好きな服を買い直せばいいのです。
もちろん、思い出のある大切な服などは、たとえ着ることがないとわかっていても“思い出のアイテム”として、クローゼットの端っこに堂々と持ち続けてもOKです。
3:「まだ使えるから」「いつか使うかもしれないから」が口癖
調理器具、便利そうだと買った掃除グッズ、来客用の食器や寝具……ほかにも、家の中に“何年も使っていない物”がありませんか?
こういったものは、見れば「何年も使われていないな」というのがわかるものです。

画像:安部綾子
お客様に聞くと返ってくるのは「まだ使えるので」「いつか使うかもしれないので」という言葉。
その気持ち、分からなくもないですが、こんな“使わないのになんとなく持っているもの”が多いことで、家のスペースに対してものの絶対量が多くなり、片づかなくなるのです。
何か理由があって使わなくなった物や存在すら忘れていた物に、「いつか」はおそらくやってきません。
家という空間には限りがあります。「家にあるすべての物を使っている」なんてことはないと思います。大切な空間は、本当に必要なもの、自分が好きなもののために使いましょう。
4:散らかっているのは「家族のせい」だと感じている
片づけできないのは、「夫の物が多すぎるから!」「子どもが片づけしてくれないから!」と感じることはありませんか。

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家族で住んでいて、家の中が片づいていない場合、家族の“誰かだけ”が原因ということは、ほぼありません。“家族全員”に何かしらの原因があることがほとんどです。
過去にも、「夫の物が多くて!」という方のお家にお伺いしてみたところ、実際はそう話すご本人の物が一番多かったというケースもありました。
自分の片づけが終わっていない時ほどイライラして、誰かのせいにしたくなるものです。
片づけられない家族がいるときの一番ラクな方法は、とにかく「自分のもの」をコツコツ片付けること。まずは、自分ができる片づけに専念してみてはいかがでしょうか。

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自分の片づけに徹していると、多少家族が散らかしていても、不思議と気にならなくなりますよ。また、家族があなたの様子を見て自然と片づけるようになったというケースもあります。
5:休みの日に予定を詰め込みすぎる
片づけでお悩みの方の話を聞いていると、忙しい方が多いと感じます。
平日は仕事、休みの日には家族の予定はもちろん、買い物やレジャーなどスケジュールがびっしり!という方です。
平日に片づけの時間を捻出するのは難しいかもしれません。ただ、休みの日にも予定を詰め込みすぎて、家のことに手が回らなくなってはいませんか。
楽しいのはいいことです。だけど家の中が散らかっているのは気になるのでなんとなく寛ぐこともできず、疲れたまま週末が終わって、また忙しい日々が始まる……という繰り返しになっているなら、なんとかしたいですよね。

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片づけするには、ある程度の時間と体力・気力が必要です。
散らかっているのが気になっていると感じたら、意識して“予定のない日”を1日、作ってみてください。家族に協力してもらって、“予定のない時間”を作ってみるのでもいいと思います。
そうして、時間と体力・気力を養うことができたら、家に目を向けてみましょう。片づけだけに集中できると、家はぐんぐん整ってきますよ。

画像:安部綾子
以上、片づけられない人あるあるでした。
あてはまるものはありましたか? 「ある」という人も大丈夫。「片づけたい」という気持ちがあれば、小さな行動からでもきっと変えることができますよ。(文/安部綾子)
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※文・画像/安部綾子
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