
【こんまり流片づけ】当てはまる!? プロが見た「片づけられない家あるある」6選
こんにちは♪ 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。
今回は“片付けられない家”に共通していると感じること、「あるある」を6つご紹介します。
同じようなテーマの記事はよく見かけますが、今回は、私自身が「こんまり流片づけ」を通してお客様の悩みに約1,900時間あまりサポートしてきた経験から、実際に感じるリアルなものをお伝えしますね!
1:収納用品、収納グッズの数が多い
収納スペースが少ないから、まずは棚や引き出しなど「収納グッズ」をとりあえず買った!という経験はありませんか。
実は、この行動こそが“片付けられない”原因になっていることがよくあります。
洋服や日用品を入れる引き出し収納や、100円ショップなどのボックス……収納グッズを購入すると見た目に統一感が出て、一時的に部屋が片づいたように感じさせますが、それでは根本的な解決ができていないことも多く、またすぐ散らかってしまう可能性も大きいです。
いわゆる「収納用品」をありとあらゆる場所に使って家中が“収納グッズだらけ”になっている家も。収納グッズがスペースを取り過ぎて、かえって空間を狭くしてしまっているケースも少なくないですよ。

画像:安部綾子
じゃあどうしたらいいかというと、収納用品を購入する前にまずは「片づけをしてものを厳選する」こと! 自分に必要なものを見極め、家の中にあるものを使うもの“だけ”に絞る作業を最初に行うことが重要です。
先に収納用品を買ってしまい、その後に「片づけ」をすると、使わずに空いた収納用品が山積みになり、結果的に収納用品自体を処分することにもつながります。
収納グッズは片づけをサポートするツールとして捉え、ものを片づけた後に揃えるようにしましょう。

画像:Shutterstock
2:サイズが合わない収納用品を使っている
サイズが合わない収納用品を使い続けているというのも、片付けられない家での“あるある”です。
これは細かく見ると、「“空間”に対してサイズが合っていない」「“もの”に対してサイズが合っていない」の2つのパターンがあります。
まず1つめの「空間に対してサイズが合っていない」は、たとえば奥行きが深い押し入れやクローゼットに対して、奥行きが浅い収納ケースを置いているようなケース。「前の家の押し入れで使っていた収納ケースを新居のクローゼットで使い続けている」「スペースに対してサイズが合っていないと感じてはいるがなんとなく」など理由はさまざまですが、収納スペースを最大限に活かすことができないないのは、とてももったいないです。

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2つめ、「物に対してサイズが合っていない」とは、たとえば厚手の洋服を収納するのにとても浅い引き出しを使っているなどの場合。高さや深さをあまり気にしていないという方は意外と多いようです。反対に、一番深い大容量のケースばかりを購入するという場合もあります。こちらは詰め込みすぎにもなりがちです。
いずれの場合も、出し入れしにくいなどの使いづらさを感じたり、収納量が少なくなってしまったり。適正なサイズの収納グッズを選ぶことは、とても大事なことです。
3:物が入ったままの段ボールがある
引っ越しのときに使った段ボールや、「あとでじっくり見よう」と物を入れた段ボールを閉じてそのままにして、気づけば数年経っていた、ということはありませんか?

画像:安部綾子
そもそも数年開けなくても困らず生活してきたのであれば、段ボールの中には普段の生活に欠かせないものが入っているとは考えにくいです。もはや丸ごと手放してしまっても大丈夫なのかもしれません。
中に何が入っているか、覚えていないのであれば、なおさらです。
ただ、中身を見ずにそのまま捨ててしまうわけにもいかないですよね。
一応中身の確認はしますが、おそらくどれも必要ないものですから、ここはさっと済ませましょう。 一つひとつ確認する中で、「まだ使える」「いつか使うかも」と、ものを増やしてしまうことがないように気を付けてくださいね。今の生活にどうしても必要なものだけ選び取るようにしましょう。
4:物置になっている部屋がある
あまり使っていない部屋に、とりあえず置いておこうと思ったが最後。ちょっとずつ物が増えていって、いつの間にか“物置化”してしまったということはありませんか。
部屋全体ではなく、部屋の一角、「スペース」でも同じです。

画像:安部綾子
よくあるのが、子どもが小さくてまだ子ども部屋があまり必要ないからといって、その部屋がいつの間にか物置部屋となるパターン。いざ、子ども部屋を使いたいとなったときに、片づけがとても大変です。
また、“お得”だからとまとめ買いをして、家の中がストックで溢れかえっていることも似ているでしょうか。
物置部屋に置いているいろいろなものは、暮らしの中でそんなに重要度が高いものばかりですか? ほかの収納スペースに収納できるものはありませんか?
物置部屋があるということは、家の中に“自由に使えない”スペースがあるということ。その使えないスペースにも、ローンや家賃を払っていると考えると……もったいないですよね。
本来、そこは個室として使える部屋のはず。ものの量が多すぎなければ、本当はもっと広々と暮らせるということでもあります。
物は、「クローゼットや収納場所に収まる分だけに管理する」という意識を持つといいですね。
5:玄関が整っていない
玄関はお家の顔です。ここをいつもきれいにしておくかどうかは家の雰囲気にとても影響するものだなと、たくさんのお家を拝見してきた中で、ひしひしと感じています。
たたきに靴がなん足も出しっぱなしになっていたり、砂ぼこりで汚れていることがないようにぜひお掃除を心がけてみてください。
玄関がきれいだととても気持ちがよくなり、お家の中のきれいさにもつながっていきますよ。

画像:安部綾子
6:カーテンが閉めっぱなし
最後に、非常に多いのが、カーテンを1日閉めたままというお家です。
リビングなど過ごす時間が長い部屋のカーテンは開けているけれど、一部の窓のカーテンをずっと閉めたままということはありませんか。

画像:安部綾子
カーテンを開けない理由は、「物が多いから窓に近づけない」「物置部屋だから開ける必要性を感じない」などさまざまです。
いずれにしても、カーテンを閉めっぱなしでいると部屋の空気感を重たくしてしまい、部屋をきれいにしようという意欲もわかないものです。
もし片づけが出来ていないと気になっている部屋があって、その部屋のカーテンを閉めたままであれば、まずはカーテンを開けることから始めてみるといいですよ。
以上、 「片付けられない家」のあるあるのほんの一部をご紹介しました。
私のお客様たちも、片づけを終えるといつの間にかこのどれにも当てはまることがない、心地よいお家に変化されていました。もし当てはまったという方は、ぜひここから変えてみてはいかがでしょうか。(文/安部綾子)
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※文・画像/安部綾子
※画像/Shutterstock/aomas、Sergey Ryzhov
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