万能ソースに炊き込みご飯!簡単でさっぱりおいしい「梅干し」活用レシピ
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こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
青梅が店頭に並んでいますね。私は実家に梅の木があるので、それを収穫して母が毎年梅干しを作っておりますが、今年は裏年なのか全く実をつけませんでした。不思議ですね。
「梅はその日の難逃れ」「梅干しを朝食べると、その日1日は災難を逃れることができる」ということわざもあるように、梅は古くから、健康維持や厄除けとしても活用されてきました。梅雨時期の体調を崩しやすい時や夏バテしやすい時期など、梅のパワーをかりたいところ。
そこで今回は、「梅干し」を使ったレシピをご紹介します。
特に夏!あると便利な「万能梅ソース」
梅干しにかつお節とごま油を加えたソース。蒸し鶏や豚しゃぶ、焼いた肉に添えても◎。
【材料】(作りやすい分量)
梅干し・・・3個
砂糖・・・小さじ1
酒・・・大さじ2
みりん・・・大さじ2
しょうゆ・・・大さじ1
かつおぶし・・・2g(1袋)
ごま油・・・小さじ1
<作り方>
(1)梅干しは種を取り、実を包丁でたたく。かつおぶしは袋をもんで細かくしておく。
(2)耐熱容器(200ml以上のもの)に酒とみりんを入れ、電子レンジ600Wで1分加熱してアルコールを飛ばす。
(3)(2)の粗熱を取り、(1)と砂糖、しょうゆ、ごま油を加え混ぜ、なじませる。
作りたてよりも少し味がなじんだほうがおいしいので、時間があるときにでも作ってくださいね。
使い方いろいろ!「万能梅ソース」活用術
焼いたお肉に、蒸した鶏肉に、豆腐にのせたり、ゆで野菜をディップしたり、魚のフライなどなど……とにかくいろいろ使えます。10日ほど持つので、多めに作っておくと便利ですよ。
たとえば……割いた蒸し鶏ときゅうりで一品。きゅうりをきちんと切り揃えると、見た目もきれいでおもてなしにも使えるレシピに。「蒸し鶏」のレシピは、以前ご紹介しています。あわせてご覧ください(記事はこちら)。
オクラをさっとゆでて納豆と混ぜ合わせたものに梅ソースをかけた「納豆梅オクラ」もおすすめ。そのまま食べたり、冷ややっこにのせても◎です。
お弁当にもおすすめ!「梅とじゃこの炊き込みごはん」
お弁当といえば梅干し!というわけでお弁当にもおすすめの、梅がたっぷり入った炊き込みごはんです。梅の大きさなどによって塩加減が変わるので、塩などで調整してください。
<材料>(3~4人分)
米・・・2合
梅干し・・・3個
ちりめんじゃこ・・・20g
わかめ(乾燥)・・・大さじ1
Aみりん・・・大さじ2
A酒・・・大さじ1
A塩・・・小さじ1/2
Aしょうゆ・・・小さじ1/4
<作り方>
(1)米は研いで浸水しておく。わかめは水で戻し、水を切って細かく切る。
(2)炊飯釜に米とA、梅干し、ちりめんじゃこをいれ、2合の目盛りまで加水し、普通炊きで炊飯する。
(3)炊けたら、わかめを加え、梅干しをほぐしながら全体を混ぜる。その時に梅干しの種も取り除く。
ほんのりと香る梅に食が進みます。食欲がない時にもおすすめです。私は土鍋で炊いているので、水分量は合計で200mlになるようにしています。梅感が少なければ、炊き上がったあとに追い梅をしても◎。
梅干しは、疲労回復に役立つクエン酸(※1)を含んでいます。
そして、梅の酸味で唾液が出ることで、食欲もますます増進! 夏の時期に梅料理を食べたくなるのは、理に適ったことだったんですね。
疲れを感じる時や夏バテは、梅の力を借りて乗り切りましょうね!(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。(※1)食品成分データベース(文部科学省)
※文・画像/中願寺あゆみ
(※1)食品成分データベース(文部科学省)
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