【料理の基本】生わかめの簡単下処理法! “料理家直伝”のテクニック&美味しい活用レシピ
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こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
先日、めかぶの下処理方法をご紹介しましたが(その記事はこちらから)、めかぶが旬ならば、こちらも今(2月~5月頃)が旬の「わかめ」。
塩蔵わかめやカットわかめは緑色をしていますが、生わかめの色は黒っぽい茶色で、なんだか買うのを躊躇するという方もきっといますよね。あの黒っぽいわかめをお湯にさっとくぐらせると、ぱっとあざやかな緑色に変化する、この瞬間が本当にたまりません。
ぜひ旬の時期には、歯ごたえ・風味ともに最高の生わかめを食べてみてください。
さっと湯通ししてお好きな味で召し上がれ!簡単「生わかめ」基本の下処理方法
「生わかめは何で食べますか?」と先日インスタのストーリーでフォロワーさんに質問したところ、一番多かったのがやはりポン酢や酢醤油派。
そのほかはガーリック醤油、ごまドレッシング、中には粗塩オンリーという猛者まで。そしてかくいう私もやっぱりポン酢で食べるのが一番好きです。
<下処理の仕方>
(1)茎付きの生わかめは茎を切り分けて、しっかり水で洗う。
(2)鍋に湯を沸かし、軽く湯通しをしたら冷水にとる。
茎の部分は、薄く切って一緒にゆでても◎。その場合は葉の部分よりも気持ち長めにゆでてください。佃煮などに使う場合は少し塩気があるので、半日程度水につけて、塩抜きをして使ってください。
1:常備菜に!ついつい手が伸びるおいしさ「わかめと小松菜のだしびたし」
おだしで食べるわかめもおいしいです。ちょっと濃いめに取ったおいしいおだしに浸すだけの、あるとうれしい春の副菜です。
【材料】(2~3人分)
生わかめ(下処理済み)・・・100g
小松菜・・・1/3袋
だし汁・・・200ml
醤油・・・大さじ1~1.5
塩・・・少々
白ごま・・・適量
<作り方>
(1)だし汁、醤油、塩を密閉容器に入れて混ぜ合わせる。
(2)わかめは食べやすい大きさに切る。小松菜は3cm幅に切る。
(3)鍋に湯を沸かし(分量外)、塩(分量外)を入れ、小松菜の茎の部分を先に、その後葉を入れてゆで、冷水にとる。水気をよく絞り、(1)の保存容器にわかめと一緒に入れ、10分以上ひたす。
(4)食べる分だけ器に盛り、ごまを散らす。
3日程度持ちますので、常備菜として多めに作っても◎。わかめと小松菜のそれぞれの食感が楽しくて、ついつい手が伸びちゃいますよー。
2:韓国で誕生日といえばのメニュー「牛肉とわかめのスープ」
韓国では家族の誕生日に、健康を願い、みんなでわかめスープを食べる習慣があるのだとか。そういえば韓国ドラマでも、誕生日にわかめスープを食べているシーン、あるある!
もともとは韓国で、わかめが産後の肥立ちにいいと、産後の女性が毎日わかめスープを食べることが多いそうで、そこから産み育ててくれたお母さんへの感謝と子どもの成長を願う気持ちを込めて、「誕生日にわかめスープ」が定番になっているそう。すてきな風習ですね。
【材料】(2人分)
生わかめ(下処理済み)・・・100g
牛肉(切り落とし)・・・100g
にんにく(すりおろし)・・・小さじ1/2
酒・・・大さじ1
醤油・・・小さじ2
ごま油・・・小さじ2
塩こしょう・・・少々
糸唐辛子(あれば)・・・適量
水・・・500ml
<作り方>
(1)わかめと牛肉は食べやすい大きさに切る。
(2)鍋にごま油を引いて火にかけ、牛肉とにんにく、酒を加え、ほぐしながら炒める。肉の表面の色が変わったら醤油を加え、香りを出す。
(3)水を加え、煮立ったらしっかりとあくをとる。火を弱め、5分ほど煮る。
(4)わかめを加えさっと煮て、塩こしょうで味をととのえる。
(5)器に盛り、糸唐辛子をのせる。
シンプルな味付けながら、牛肉とわかめから良いおだしが出て、滋味深くほっこりするスープです。にんにくがいいアクセントになるのでお忘れなく。
わかめをトロトロになるまで煮るのもおいしいですが、旬の歯ごたえのあるわかめを楽しみたいのでさっと煮ています。
短い期間だけの春のぜいたく「生わかめ」。みなさんもぜひお楽しみくださいね。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/中願寺あゆみ
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