TOP > グルメ > 【料理の基本】生めかぶの簡単下処理・保存法! “料理家直伝”知る人ぞ知るテクニック&活用レシピ

【料理の基本】生めかぶの簡単下処理・保存法! “料理家直伝”知る人ぞ知るテクニック&活用レシピ

~もっと福岡を、好きになる~
「あーね!」って言いたくなる情報を福岡から毎日発信中!

こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。

だんだんと暖かくなってきましたね。スーパーに並ぶ食材を見ても、春に向かっている感じがします。

この食材を見かけるようになると春になったなーと思うのが、わかめの根本に近い部分の「めかぶ」。わかめとめかぶ、別物と思われがちですが、実は同じ種類の海藻。水溶性の食物繊維が豊富な食材です(※1)

めかぶ自体は、パックに入った味付きのものなどもあるので年間を通じて購入できますが、旬だからこそ楽しめる「生めかぶ」の磯の香りやおいしさを味わってみませんか?

難しいこと一切なし!「生めかぶ」の下処理方法

生の状態では黒いかたまりの「めかぶ」。熱湯に放った瞬間にぱっと鮮やかな緑色になるのを見ると、なんだかワクワクします。

生めかぶ

画像:中願寺あゆみ

【材料】(作りやすい量)
生めかぶ・・・適量
かたくり粉・・・適量

<作り方>

(1)ポリ袋に、生めかぶとかたくり粉を入れる。袋に空気を入れて、かたくり粉がめかぶのすみずみに行きわたるように振る。

「生めかぶ」の下処理方法

画像:中願寺あゆみ

(2)袋から出して、包丁で好きな大きさに切る。茎がある場合は茎の部分と切り分ける(茎は切らなくてOK)。

「生めかぶ」の下処理方法

画像:中願寺あゆみ

(3)鍋に湯(分量外)をたっぷり沸かす。(2)を水で洗い、かたくり粉と汚れを落とす。

(4)湯に茎の部分を入れて1分半程度ゆで、色が完全に鮮やかな緑色になったら引き上げて冷水に取る。細かく包丁で刻んだり、たたいたりする。

(5)同じ湯に残りの生めかぶを入れ、色が変わったら(10秒程度)ざるにあげ、冷水に取る。

(6)水気をしっかり切って保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。

ヌルヌルして処理が面倒な生めかぶですが、かたくり粉をまぶすことで格段に扱いやすくなります。

ゆでたあと冷水に取ることで緑の鮮やかさを保てますが、少し水っぽくもなるので、ゆでてざるにあげ、そのまま粗熱を取る方法でも◎。

冷蔵で3日程度、冷凍で1か月ほど持ちますので、一気に処理してしまうのもおすすめです。

「生めかぶ」の下処理方法

画像:中願寺あゆみ

活用レシピ:めかぶたっぷりのあったかおうどん

下処理しためかぶにポン酢をかけてそのまま食べるのもおいしいですが、ごはんに納豆や長芋と一緒にのせたり、お味噌汁にもおすすめです。今回は、うどんにたっぷり加えてみました。

めかぶたっぷりのあったかおうどん

画像:中願寺あゆみ

【作り方】(1人分)
うどん・・・1玉
めかぶ(下処理済み)・・・適量
かまぼこ・・・2切れ
Aだし汁(濃いめ)・・・300ml
A醤油・・・大さじ1
Aみりん・・・大さじ1/2
A砂糖・・・小さじ1/2
A塩・・・2つまみ

<作り方>

(1)うどんを表示通りゆでて、ざるにあげる。

(2)別の鍋にAとかまぼこを入れ、中火にかけて温める。

(3)(1)を器に入れて(2)を注ぎ入れる。麺をほぐし、めかぶをのせる。

めかぶ特有の磯の力強い香りがうどんの温かいおだしによく合います。つるっといきすぎて、気が付いたらもうない(笑)。いつも、もう少しゆっくり食べればよかったと反省してます。

ぜひ旬の味を楽しんでくださいね。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。(※1)食品成分データベース(文部科学省)

【参考・画像】
※文・画像/中願寺あゆみ
(※1)食品成分データベース(文部科学省)

#レシピ をまとめてチェック!
#おうちご飯 #料理 
⇒【NEW】福岡の新着情報はコチラから

<こんな記事も読まれています>
【福岡県内】いちごスイーツが楽しめるお店

【久留米】コスパ◎熟成肉ステーキ丼
【小倉の新店】550円おでん食べ放題