西暦200年、西征中香椎で没した夫・仲哀(ちゅうあい)天皇の霊を、妻である神功(じんぐう)皇后が祠を建て祀ったのが起源とされる『香椎宮』。伊勢のほか、熱田・明治など各神宮をはじめ全国に16社、九州では宇佐神宮と香椎宮の2社しかない、天皇により勅使が遣わされる「勅祭社」。香椎宮には10年に一度の祭礼に際して天皇により勅使が遣わされます。歴史と格式があります。
夫婦である仲哀天皇・神功皇后を主祭神とするため、愛をつなぐ「夫婦の宮」として、夫婦円満や家族円満などの御利益を求める人が多く訪れます。また、神功皇后は身重の体で出征し、戻って無事に御子・応神天皇を出産された事から、“聖母大明神”として安産祈願でも信仰を集めていますよ。
樹齢1800年を超える御神木『綾杉』や、不老長寿伝説の残る『不老水』など、見どころも満載です。
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