前例のない新しい大会が佐賀で！“日本最大のスポーツの祭典「SAGA2024 国スポ・全障スポ」見どころ

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2024年、“日本最大のスポーツの祭典”の開催地は佐賀県！

知らないままだともったいない注目ポイントをご紹介します。

【2024年、佐賀県で開催】「国体」から「国スポ」へ！ “新しい大会”に変わる「国民スポーツ大会」

1946年に始まった、通称「国体」こと『国民体育大会』。

2024年から『国民スポーツ大会』＝「国スポ」へと変わり、“新しい大会”になります。その“はじまりの地”となるのが、佐賀県です！　佐賀県内のすべての市と町で開催されます。

「新しい大会へ。すべての人に、スポーツのチカラを。」がメインメッセージ。

“スポーツは「する」だけでなく「観る」「支える」などさまざまなスタイルで楽しめるもの”という考えのもと、これまでにない新たなチャレンジにも挑みながら、準備が進められてきました。

すでに会期前競技が9月5日からスタートしており、全国から集う選手たちの熱気が溢れています！

＜SAGA2024（さが にーまるにーよん）会期日程＞
国スポ（会期前）：2024年9月5日（木）～17日（火）、9月21日（土）～10月1日（火）
国スポ（本会期）：2024年10月5日（土）～15日（火）
全障スポ：2024年10月26日（土）～28日（月）

佐賀県内外で活躍する実在のアスリートがモデル！新たな取り組み「リアルアスリート・ピクトプロジェクト」

今大会の新たなチャレンジの一つが、『リアルアスリート・ピクトプロジェクト』。

競技を絵で表す「ピクトグラム」。なんと、今大会のピクトグラムはすべて佐賀県内外で活躍するアスリートがモデルです！

実在するアスリートのシルエットを元に作られているんです。

公式サイトでは、ピクトグラムをクリックすると、モデルとなったアスリートのプロフィールやコメントが表示されます。選手の個性を知るほど、感動が深くなるのがスポーツの面白いところ。ぜひチェックしてみてくださいね。

★SAGA2024 国スポ・全障スポ「リアルアスリート・ピクトプロジェクト」のページはこちら★

「SAGA2024 国スポ・全障スポ」注目競技・選手

ここからは、注目の競技や選手をご紹介していきましょう。

レスリング＜国スポ・正式競技＞　

＜公式サイトより引用＞
マット上で組み合い、相手の両肩を同時にマットにつけること（フォール）やポイントで勝敗を競います。試合時間は3分間2ピリオドで行われ、2ピリオドの合計得点の多い方が勝者となります。
成年男子、少年男子はフリースタイルとグレコローマンスタイルの2種目、女子はフリースタイルの1種目があります。
フリースタイルは全身を自由に使って戦うスタイルです。
グレコローマンスタイルは、上半身の攻防のみで戦うスタイルです。下半身を使ったり、攻撃すると反則になります。

―注目選手

レスリングの注目選手が、松原拓郎選手（鳥栖工業高校3年生）。

3歳からレスリングを始め、これまでに全国大会で11回優勝。地元で開かれる『国スポ』での活躍も期待されています。

―松原拓郎選手の得意技・意気込み

Q：自分で思う、1番の得意なところは？

A：相手を落としてタックルに入ったり、相手が攻めてきた時にタックルに入るカウンターとかが得意です。

Q：将来の夢は？

A：オリンピックに出て優勝します（ロサンゼルスオリンピックの時に大学4年生）。

Q：地元佐賀での『国スポ』。どう捉えていますか？

A：プレッシャーはちょっとだけ感じているんですけど、いつもいろんな人にサポートしてもらっているので、優勝して恩返ししたいと思います。

ちなみに、松原選手が日々練習に励む『佐賀県立鳥栖工業高校』は、全国優勝4回のレスリング強豪校。校内には、『SAGAスポーツピラミッド構想（※）』の一環として、2022年に整備された『鳥栖レスリングセンター』があります。
※SAGAスポーツピラミッド（SSP）構想：佐賀県の取り組み。トップアスリートの育成とスポーツ文化の拡大を図る。

練習場には、マットが2面、巨大なエアコンが12台！　さらには、トレーニングルームやサウナ、酸素カプセルも設置されています。

―会場／競技種目・種別／日程

競技会場：嬉野市『U-Spo（嬉野市中央体育館）』

【フリースタイルレスリング（成年男子・少年男子）】2024年10月8日（火）・9日（水）

【グレコローマンレスリング（成年男子・少年男子）】2024年10月6日（日）・7日（月）

【女子レスリング（女子）】2024年10月6日（日）・7日（月）・8日（火）・9日（水）

★SAGA2024 国スポ・正式競技「レスリング」のページはこちら★

フェンシング＜国スポ・正式競技＞

＜公式サイトより引用＞
ピストと呼ばれる競技台の上で行われ、片手で持った剣で相手の有効面を突く、斬る技で勝負を競います。
【フルーレ】
相手の剣を払いのける練習から変化し競技化したもので、柔軟な剣を用い、胴体部分への突きだけが有効となります。
【エペ】
正式な決闘として行われていたものが競技化したもので、硬直な剣を用い、全身への突きが有効となります。
【サーブル】
馬上の剣術が変化したもので、突く以外にも斬る攻撃も有効です。

―注目選手

フェンシングの注目選手が、野方莉希（らいき）選手（小学5年生）。

小学2年生の時にフェンシングを始め、家でも毎日欠かさずトレーニング。めきめきと力をつけて、2023年に香港で開かれた国際大会（10歳以下の部、サーブル）では優勝。今回の『国スポ』には年齢制限（中学3年生以上）のため出場できませんが、「いずれは自分も……」と闘志を燃やしています。

―野方莉希選手の得意技・目標

Q：1番の得意技はなんですか？

A：得意技はプリム（＝相手の攻撃を下からはらい、手首のスナップをきかせてすばやく突く技）です。

監督も、「年齢とか体格から考えるとスピードがやっぱり速いですね。特に相手によけられた後に入り込むスピードがすごく速いので、将来の代表選手などを十分狙える才能はあると思っています。」と話します。

Q：目標を教えてください。

A：日本代表になってオリンピックで優勝することです。

―会場／競技種目・種別／日程

競技会場：佐賀市『SAGAサンライズパーク　SAGAプラザ』

【全種別】2024年10月7日（月）・8日（火）・9日（水）・10日（木）

★SAGA2024 国スポ・正式競技「フェンシング」のページはこちら★

スポーツクライミング＜国スポ・正式競技＞

＜公式サイトより引用＞
スポーツクライミングはリード競技とボルダー競技があります。
【リード競技】
高さ12m以上、幅3m以上のクライミングウォール（人工壁）のハンドホールドを伝いながら登り、到達高度を競います。チーム2名の個人順位を合計した値（チーム順位）が、少ない方を上位とします。一度落下すると、そこで競技は終了となります。
【ボルダー競技】
高さ5m以下程度のウォールに4つのボルダー（コース）を設け、制限時間内にいかに多くのボルダーを登れるかで順位を決定します。チーム2名が、まず左右2面のウォールを登り、その後、次の2面を登ります。チーム順位が少ない方が上位となります。制限時間内であれば何度でもやり直すことができます。

―注目選手

スポーツクライミングの注目選手が、通谷（かよたに）結太選手（多久高校2年生）。

趣味でやっていたお父さんの影響で、4人兄弟全員が選手だというスポーツクライミング一家。通谷結太選手は小学1年生から競技を始めました。

―通谷結太選手の意気込み

2023年のかごしま国体では、兄・律選手とのチームでボルダー優勝。今年の『国スポ』でも活躍が期待されています。

Q：意気込みは？

A：佐賀だから地元の人も友達も来ると思うので、プレッシャーだけど、登れる課題は確実に登って、自分の力を発揮出来たらいいなと思います。

Q：目指しているのは？

A：ボルダー優勝です。

ちなみに、通谷選手が日々練習に励む『佐賀県立多久高校』は、スポーツクライミングの強豪校。2023年11月に、校内に『九州クライミングベースSAGA』が完成。

「ボルダー」「リード」「スピード」の3つの壁が揃う、世界レベルかつ九州唯一の施設で、『国スポ』もここで競技が行われますよ。

―会場／競技種目・種別／日程

競技会場：多久市『九州クライミングベースSAGA』

【リード・ボルダー（全種別）】2024年10月12日（土）・13日（日）・14日（月・祝）

★SAGA2024 国スポ・正式競技「スポーツクライミング」のページはこちら★

ボッチャ（身）＜全障スポ・正式競技＞

＜公式サイトより引用＞
身体障がいのある選手が出場できる競技です。
ジャックボール（目標球）と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールをいかに近づけるかを競うスポーツで、パラリンピックの正式競技にもなっています。
カーリングのように、相手のボールをはじいたりして、自分が優位に立てるように位置取りをしていきますが、的もはじいて移動させることができるため、カーリングとは一味違った戦略や魅力があります。
ボールを投げることのできない選手は、ランプと呼ばれる投球補助具を使用することができます。

―注目選手

「地上のカーリング」とも呼ばれるスポーツ、ボッチャの注目選手が、陣内敦子選手。

『SAGA2024全障スポ』での活躍を期待されています。

立位と座位のペアで戦う『全障スポ』のボッチャ競技。

陣内敦子選手は自力での投球ができないため、妹の英子さんがランプオペレーターとして一緒に競技します。

ランプ（投球補助具）の向きや角度などは全て敦子選手が指示し、妹の英子さんが調整。ランプオペレーター（英子さん）は、自分の意見を言うことやコートを振り返って見ることができません。

―陣内敦子選手・英子さんの意気込み

Q：『SAGA2024全障スポ』での敦子選手の目標は？

A：SAGA2024では、ランプオペレーターにも選手と同じようにメダルが授与されるので、ペアの方とランプオペレーターの妹と3人で戦って、ぜひ金メダルをとりたいと思っております。

Q：『SAGA2024全障スポ』から、ランプオペレーター・伴走者にもメダルが授与されること、妹・英子さんはいかがですか？

A：すごくうれしいです。ランプオペレーターにもメダルがいただけるということで、すごく意義のあることですし、ぜひ金メダルをとりたいなと思っています。

―会場／競技種目・種別／日程

競技会場：嬉野市『U-Spo（嬉野市中央体育館）』

【（障がい区分）身】2024年10月26日（土）・27日（日）

★SAGA2024 全障スポ・正式競技「ボッチャ」のページはこちら★

「SAGA2024 国スポ・全障スポ」開催概要

佐賀県内さまざまな場所で開催される『SAGA2024 国スポ・全障スポ』。

開会式・閉会式は『SAGAサンライズパーク』内で行われます。『国スポ』も『全障スポ』もそれぞれ開会式は『SAGAスタジアム』、閉会式は『SAGAアリーナ』。

自由で楽しさあふれる選手団の入場や新時代のエンターテインメントアリーナでの式典は、観客も一体となって楽しめる内容です。

初の「ナイトゲーム」開催！

『SAGA2024』では、初のナイトゲームが実施されるのも注目です。“仕事帰りに試合観戦”などもできそうですよ。

・国スポ：スポーツクライミング（多久市『九州クライミングベースSAGA』）、バレーボール成年女子（佐賀市『SAGAアリーナ』）など

・全障スポ：陸上競技（佐賀市『SAGAスタジアム』）など

「オンライン配信」も！

さらに、オンライン配信も実施。前回のかごしま国体と比べて約3倍の配信数で、全競技全試合が配信されます。『全障スポ』のオンライン配信は史上初です。

さまざまな競技が行われる『SAGA2024 国スポ・全障スポ』。

開催場所のほか、日程も競技によって異なるので、詳しくは下記ページでチェックしてください。

★SAGA2024 国スポ・全障スポ「競技別日程」のページはこちら★

白熱の試合を観戦しに、佐賀県へ出かけてみませんか。（文／ARNE編集部）

【参考・画像】
※SAGA2024 国スポ・全障スポ

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