コロナに負けるな! 福岡でも広がる支援の輪【めんたいワイド】
連日報道されている新型コロナウイルスのニュースや、まだまだ続きそうな臨時休校。
そんな今だからこそ「新型コロナウイルスに負けるな!」ということで、様々な民間企業が支援のサービスを提供していますよね。
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そこで今回は、2020年3月12日(木)に放送されたFBS福岡放送『めんたいワイド』から、福岡でも広がっている“支援の輪”をご紹介します。
休校になった子どもたちのために
漫画や動画配信サービスが無料で楽しめたり、ラーメンを無料で提供してもらえたり……様々な民間企業が「休校になった子どもたちのために」と支援の輪を広げています。
そんな支援の輪を広げているのは企業だけではありません! 福岡の“ある家庭”で行っている支援サービスが注目されています。それは一体……?
福岡の“ある家庭”で行っている家庭文庫
久山町のあるお宅。玄関先には「今あいてます」の文字が。
ドアを開けるとそこには、地元の子どもたちの姿と大量の本!
今月から自宅で“家庭文庫”を開設した郷さん。5人の子どもを育てる母でもあります。
そして、ここに並んでいる本は全て郷さんのもので、「800冊くらいはあると思う」と言います。休校で子ども達の居場所が減ってしまうことを聞き、急遽自宅にある本を集めたそうです。
そして、玄関を家庭文庫として無料開放し、子ども達の“新たな居場所”を作ったんです。
「休校中にすぐいけるから良いと思う。」「前まではゲームばっかりしよったけど、本が好きになった。」という子ども達や、「(家の中にずっといると)やることがない。すごく助かります。」と保護者。
ここでは、本を読むのはもちろん、図書館のように「名前」と「借りる本」を書くと借りて帰ることもできます。
こちらの“家庭文庫”では、「手洗いうがいの徹底」や「常に玄関を開けて換気」をするなどして、新型コロナウイルス感染予防対策に努めています。
給食に使うはずだった野菜を“お好み焼き”に
そして、筑前町でも地元の野菜を使った子ども達と農家への支援が行われています。
この大量のキャベツは筑前町の小中学校の給食用として使われるはずだったものなのですが、一斉休校により行き場を失ってしまったんです。
「今年は暖冬の影響もあり、甘いキャベツが豊作だったので、給食の中止は困りました。」とキャベツ農家。
そんな農家もいる中、筑前町では給食に使われるはずだった食材を仕入れ、総菜に加工し販売しています。
農家から仕入れたキャベツが何になったかというと……
お好み焼き!休校で自宅にお子さんがいるご家庭に向けて作られたものなんです。
お好み焼きの販売は、筑前町にある『みなみの里』。地元の新鮮な野菜などを扱う直売所です。
お好み焼き目当てに筑前町以外から来るお客さんもいるそうで、連日午前中には売り切れてるほどの人気ぶりです。
厨房ではみなみの里で働いているお母さんたちが2台のホットプレートを使い、1枚1枚手作業で焼いています。
使われている食材は、キャベツを始め、卵やネギ、さらに豚までも筑前町産のもの。地元食材がたくさん使われているというのも嬉しいですよね。
さらに嬉しいポイントが!
“一度焼いて冷凍”の状態で販売されているので、電子レンジで温めるだけ食べられます。火を使わないので、子どもだけで食べる時でも安心です。
販売は数量限定で、3月までの販売。価格は250円、購入は「1家族4つまで」です。
お子さんのいる家庭だけでなく、困っている農家さんの役に立てれば。という想いからの取り組みだそうですよ。
家庭や地域でも広がっている“支援の輪”に心温まりますよね。こんな今だからこそ、新型コロナウイルスに負けず、力を合わせて乗り切りましょう!(文/ARNE編集部)
【参考・画像】
※ FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)
この記事は公開時点での情報です。
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