【こんまり流】小学生が自分で片づけるようになる!「出しっぱなし」が変わる仕組みの作り方

【ライター】安部綾子

【ライター】安部綾子

小学生イメージ

こんにちは♪ 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。

「学用品がいつも床に置きっぱなし」「明日持っていく物がすぐに見つからない」「収納場所を作ったのに片づけてくれない」。

こんな悩み、小学生の親にはつきものですね。

小学生になると、教科書やランドセル、体操服に習字道具・絵の具セット、裁縫道具、彫刻刀……と、持ち物が一気に増えます。毎日のように「片づけなさい!」と言わなきゃいけないとしたら、それは子どもはもちろん、親にもストレスになってしまいそう。

子どもが学用品を片づけないのは、子ども自身のせいではなく、実は「片づけにくい環境」に原因があるのかもしれません。

学校や幼稚園・保育園では自分の場所にしっかり戻す「お片づけ」ができているはず。なぜなら子どもたちが物を置く場所が明確に決まっていて、どこに戻せばいいのかが分かるから、子どもたちは自然と自分で片づけることができているんです。

つまり、「子どもは片づけができない」のではなく、片づけやすい環境があれば、自分でできるのです。

おうちでも「子どもが自分で戻せる仕組み」を整えていきましょう。

すべての学用品に「定位置」を作る

学用品の片づけで、まず確認してほしいのが、学用品それぞれの定位置。

「ランドセルはここ」「教科書やノートはここ」「絵の具セットはここ」というように、アイテムごとの「定位置があること」が、子どもが自分で片づけをしていくための大前提です。

このときのポイントは、学用品がおもちゃなどの“ほかの物”と一緒にならないようにすること。「学校の物エリア」と「遊びの物エリア」を分けて、「学校の物」はどこに戻せばいいかはっきり分かる状態を作ります。

そして、「とりあえず」ではなく、「これはここ」と定位置を明確にすることで、子どもは迷わず戻せるようになります。

定位置を確認するときには、今どんな学用品を持っているのかを確認して、必要なものだけを残し、使わなくなったものなどは処分するようにしましょう。

学用品

画像:Shatterstock

ちゃんと収納場所があるのに自分で片づけられない場合の対処法4つ

次に「ちゃんと収納場所を作ったのに、子どもが片づけない」という場合。

そんな場合は、収納の仕組みに何か原因があるのかもしれません。

次の4つのポイントをチェックしてみましょう。

子どもの体格に合った仕様になっていますか?

備え付けの収納などを使っている場合によくあるのが、子どもの体格に合っていないケースです。

洋服を掛ける場所や棚が高すぎたり、引き出しが重たかったりすると、子どもにとっては毎回の片づけが“大変な作業”になってしまいます。

棚や引き出しは低い位置を使うようにして、ポールバーなどは低く使えるようにグッズを足すなど、「子どもが一人で出し入れできるかな?」という目線で一度確認してみましょう。

子供用ハンガーラック

画像:安部綾子

物が多すぎませんか?

物が多すぎると、収納する場所があっても出し入れが難しくなります。

取り出したい物がすぐに出せなかったり、戻そうとしてもほかの物が入り込んでいて、きれいに収まらなかったり。そのたびに収納の中を整えてから戻すのは、子どもにとってはかなりハードルが高いことです。

「今使う必要な物だけ」に絞ることが、子どもにとっての片づけやすさに直結します。

学用品収納

画像:安部綾子

学年が上がると使う物や必要な物も変わっていきます。小さい頃に使っていた学用品がそのまま残っていると物はどんどん増えてしまいます。

学年が変わるタイミングや長期休みなどに、今使っている物、もう使っていない物は見直して、使うものだけを収納しましょう。

「戻すのが面倒」な収納になっていませんか?

子どもにとって大切なのは、見た目のおしゃれさよりも、「さっと出せて、さっと戻せること」。例えば、フックに掛ける収納にしたけれど、毎回フックが外れてしまう。引き出しを開けるのに、なにか物をよけないといけない。そんな小さな「面倒」が積み重なると、片づけが嫌になってしまいます。

ワンアクション(置くだけ、掛けるだけ)で戻せる工夫をしておくことも大切です。

子どもが実際に使っているところを想像して、「これなら簡単に戻せるかな?」と考えてみましょう。

子ども部屋クローゼット

画像:安部綾子

収納場所が生活動線に合っていますか?

「学用品は子ども部屋に置こう」と考える方も多いと思います。

子ども部屋に収納を作っても、もし普段リビングで過ごしているなら、帰宅してわざわざ子ども部屋まで片づけに行くのが面倒だと感じるのは当然。その結果、帰宅してすぐに置ける場所に「とりあえず置く」が習慣になってしまうことも……。

収納場所は、「ここに置いてほしい」という親の希望だけでなく、子どもが帰宅してからの実際の動き(動線)に合わせた場所にしましょう。

画像:Shutterstock

「片づけなさい!」の前に、環境を見直してみよう

子どもは「片づけができない」のではなく、「どう片づければいいか分からない」「戻しにくい」だけ。

「すべての物に定位置を作る」「子どもの目線・動線に合わせた仕組みにする」「不要な物を減らす」で環境を整えてあげると、子どもは自然と自分で片づけられるようになるはずです。

ぜひ一度、お子さんの学用品スペースを「子どもの目線」で一緒にチェックしてみてください。「片づけなさい!」という回数を減らすことにもきっとつながりますよ。(文/安部綾子)

※この記事は公開時点での情報です。
※本サイトの全てのコンテンツ(画像、文章等)について、無断で複製、転載、転用、改変等の二次利用を固く禁じます。判明した際には、法的措置をとる場合があります。

※文・画像/安部綾子
※画像/220 Selfmade studio、New Africa/Shutterstock