
【オクラ徹底ガイド】知っておくと役立つ!選び方・下処理・保存方法のコツ
こんにちは。「野菜ソムリエ上級プロ」の久保ゆりかです。
みずみずしく、ほんのり甘みのある味わいと、独特のネバネバ感が魅力の「オクラ」。一年を通して流通していますが、旬は初夏から初秋にかけて。最近では品種も増え、色や形、食感など、種類によって異なる特徴を楽しめるようになりました。
今回は、オクラの栄養や下処理、保存方法など、知っておくと役立つ「オクラの豆知識」をご紹介します。
Index
オクラの種類
オクラは、さやの形によって「五角オクラ」と「丸オクラ」に分けられます。
色は一般的な緑色のほか、赤紫色の「赤オクラ」もあります。「赤オクラ」は加熱すると緑色に変化してしまうため、鮮やかな色を楽しみたい場合は、生のままサラダや和え物などに使うのがおすすめです。

画像:久保ゆりか 撮影:工藤万太郎
五角オクラ
さやの断面が五角形(星形)になる、一般的なタイプです。ほどよい歯ごたえとネバネバ感が楽しめます。

画像:久保ゆりか 撮影:工藤万太郎
丸オクラ
さやに角がなく、丸みを帯びたタイプ。やわらかく、筋が入りにくいのが特徴です。五角オクラに比べ、青臭さも少ないので、生食もおすすめ。

画像:久保ゆりか 撮影:工藤万太郎
オクラの主な栄養素(※1)
◆食物繊維
オクラ特有のネバネバ成分の一部には、水溶性食物繊維が含まれています。水溶性食物繊維は、糖質の吸収をゆるやかにするほか、腸内環境を整える働きがあります。
◆β-カロテン
体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
◆葉酸
細胞の生産や再生に関わる栄養素です。
◆カリウム
体内の余分なナトリウムの排出を促し、正常な血圧の維持を助けます。
◆カルシウム
骨や歯をつくるのに欠かせない栄養素です。
オクラの選び方
色鮮やかで、表面にハリとツヤがあるものを選びましょう。ヘタの切り口がみずみずしく、黒ずんでいないものが新鮮です。また、産毛がしっかりと残っているものも新鮮な目安。
大きくなりすぎたものは、筋が多く、硬くなりやすいため、ほどよい大きさのものがおすすめです。
オクラの保存方法
オクラは鮮度が落ちると、表面が黒ずんだり、食感が硬くなったりします。購入後はできるだけ早めに食べるのがおすすめですが、すぐに調理しない場合は以下の保存方法を試してみてください。
◆保存前の下処理
オクラは流水でやさしく洗い、水気をしっかり拭き取ります。 産毛が気になる場合は、オクラに塩をまぶしてまな板の上で転がし、産毛を取り除いてから流水で洗い流し、水気を取ってください。

画像:久保ゆりか 撮影:工藤万太郎
その後、ヘタの先端を少し切り落とし、ガクの硬い部分を包丁で薄くむきます。

画像:久保ゆりか 撮影:工藤万太郎
◆冷蔵保存(保存期間の目安:4~5日)
オクラは乾燥に弱いため、下処理をしたらキッチンペーパーで包み、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
冷やしすぎると低温障害を起こしやすいため、冷蔵室ではなく野菜室で保存するのがポイントです。
◆生のまま冷凍保存(保存期間の目安:約1カ月)
オクラは、生のままでも冷凍できます。
下処理をしたオクラの水気をしっかり拭き取り、冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍しましょう。
◆加熱して冷凍保存(保存期間の目安:約1カ月)
加熱して冷凍する場合は、下処理をしたオクラを熱湯で15~30秒ほどさっと硬めに茹で、水気を拭き取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。

画像:久保ゆりか 撮影:工藤万太郎
少量ずつ使いたい場合は、1回分ずつラップで包んでから冷凍用保存袋に入れると便利です。使う際は、凍ったまま加熱調理したり、自然解凍して和え物などに使ったりできます。
オクラは、購入後できるだけ早めに味わうのがおすすめですが、長く楽しみたいときは、冷蔵・冷凍保存を上手に活用して、おいしくいただきましょう。(文/久保ゆりか)
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※文・画像/久保ゆりか
※画像/工藤万太郎
(※1)食品成分データベース(文部科学省)
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