あったまる~!“冷凍保存できる”簡単「牛すじ」下処理法&絶品ポトフレシピ
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
寒さが本格的になると、おでんやシチューなど部屋の中も温まる煮込み料理が恋しくなりますね。
そんな煮込み料理にあるとうれしいのが、トロトロ食感がたまらない「牛すじ」。
ただ、牛肉の中でもアキレス腱など筋張った部位の肉なので、家庭でおいしく調理するのは面倒、ハードルが高いというイメージを持っている人も多いのでは?
そこで今回は、簡単にできる「牛すじ」の下処理の手順と、「牛すじ」を使った絶品ポトフをご紹介します。
おいしさの秘訣!「牛すじの下処理」
牛すじの下処理は、「茹でこぼし」と「下茹で」の2段階が必要です。下茹での時間はかかりますが、工程のほとんどは火にかけておくだけなので難しいことはありません。
【材料】(作りやすい量)
牛すじ肉・・・300g
生姜(あれば)・・・3スライス
白ねぎの青い部分(あれば)・・・1本分
水・・・たっぷり
<作り方>
(1)鍋に牛すじ肉を入れ、たっぷりの水を加える。火にかけ、沸騰したら1分くらいそのままにしてあくを出す(※水から茹でる)。
(2)火を消して、ざるにあげる。牛すじについた、あくや汚れを流水で洗う。鍋もきれいに洗う。
(3)(2)の鍋に牛すじを戻し入れ、たっぷりの水と、生姜、白ねぎの青い部分を加える。
(4)弱火でコトコトと1時間~1時間半くらい煮る(好みの硬さまで)。ここであくが出てくるようであれば丁寧にすくう。
(5)牛すじとゆで汁を分ける。
臭み取り用の生姜やねぎなどは、あるものでどうぞ。牛すじは大きさや場所によって硬さが違うので、途中で確認しながら火入れしてください。
もちろん、ゆで汁もとてもおいしいので、スープにしたり、おでんやカレーなどに活用してください。それぞれ、冷凍保存も可能。
活用レシピ:やさしい味わいが体に染みわたる「牛すじと根菜のポトフ」
おでんを作るとなると、いくつもの具材が必要になってちょっとめんどくさいな、と感じてしまうので、少ない材料でポトフはいかがでしょうか?
牛すじ特有の旨みのあるスープが根菜に染みて温まりますよ。
【材料】(2~3人分)
牛すじ肉(処理済み)・・・100g
大根・・200g
じゃがいも・・・2個(200g)
れんこん・・・150g
A牛すじゆで汁・・・500ml
Aブラックペッパー(ホール)・・・10粒
A塩・・・大さじ1/2
A醤油・・・小さじ1/2
青菜(豆苗・春菊などあれば)・・・適量
<作り方>
(1)大根は皮をむき、4等分に切る。じゃがいもは皮をむく。れんこんは皮をむいて1.5cm幅に切る。牛すじは食べやすい大きさに切り、串にさす。
(2)鍋に、(1)とAを加える。具材がひたひたになっていない場合は、水(分量外)を加える。
(3)中火にかけて沸騰したら火を落とし、少しずらしてふたをして弱火でコトコトと20分~30分煮る(野菜が柔らかくなるまで)。
(4)青菜をさっと煮汁に通し、器に盛る。
薄く味付けをしているので、それぞれ好みで塩をパラパラとしながら食べるのがおすすめ。牛すじは串にささなくても大丈夫ですが、じゃがいもなどが煮崩れしやすいので、串にさしていると、さっと取り出せて便利です。
牛すじは煮込みのほかにも、そのまま切って大根おろしとポン酢で食べるのもおすすめ。時間があるときに下処理して、料理に活用してみてください。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。
※本サイトの全てのコンテンツ(画像、文章等)について、無断で複製、転載、転用、改変等の二次利用を固く禁じます。判明した際には、法的措置をとる場合があります。
※文・画像/中願寺あゆみ
#レシピ をまとめてチェック!
#グルメ #料理 #おうちご飯
⇒【NEW】福岡の新着情報はコチラから
<こんな記事も読まれています>
◆【宗像】老舗旅館で味わう絶品海鮮ランチ
◆【天神】九州初上陸の人気ベーカリー
◆【太宰府天満宮参道】行列ができる人気店