味がしみしみ~!くり返し作りたくなる格別な美味さの「鶏めし」&簡単副菜レシピ
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
冷たい麺ばっかり食べていましたが、新米がでてきたこともあり、お米をもりもり食べたくなってきました。
今回は大分の郷土料理、味がしみしみの鶏めしと副菜をご紹介します。行楽弁当にもおすすめです。
1:炊き込み×混ぜ込みで生まれる味の立体感「大分鶏めし風の鶏ごぼうごはん」
鶏とごぼうだけの、シンプルでおいしい炊き込みご飯。煮込んだ具を一緒に“炊き込まない”ことで味に立体感が生まれます。
これからが旬のごぼうは食感が残るように仕込んでおけばまた格別。鶏肉は親鳥を使って旨み倍増。若鶏と比べてしっかりとした肉質で、噛めば噛むほど旨みが出てくるのです。
少し甘めの味付けについついお箸が止まらなくて、気が付いたら一人1合食べてたり……。
【材料】(3人分)
白米・・・2合
鶏肉(親鳥)・・・150g
ごぼう・・・1/2本(100g)
砂糖・・・大さじ2
A酒・・・大さじ2
A醤油・・・大さじ2
サラダ油・・・小さじ1
<作り方>
(1)ごぼうの表面をこそぎ、細めの乱切りにしてさっと水にさらし、ざるにあげる(長くつける必要なし)。鶏肉は一口サイズに切る。米は洗って30分浸水する。
(2)米を浸水している間に、熱したフライパンにサラダ油と鶏肉を入れ、しばらく触らずに表面に焼き色をつける。
(3)片面に焼き色がついたらごぼうを加えて混ぜ合わせ、再度しばらく触らずに表面に焼き色をつける。
(4)砂糖を加え、炒め合わせる。Aを加え、3分弱中火で煮る(鶏肉に火が入り、ごぼうに食感が残る程度に煮る)。煮汁と具を分ける。
(5)炊飯器の内釜に米と煮汁を加え、2合の線まで水を加える。普通炊きで炊飯する。
(6)炊き上がったご飯に(4)の具を混ぜ込み、そのまま10分蒸らす。
具を多めに作って冷凍しておくことも可能です。その場合は1か月以内に使い切りましょう。
ごぼうの乱切りは、鉛筆をとがらせるような感じで、ごぼう自体を少しずつ転がすようにしながら斜めに包丁を入れていくと、うまくできます。普通のささがきよりも厚めに切って、ごぼうを食べ応えのある具の一つとして存在させましょう!
2:あと一品ほしい時のスピード副菜「小松菜とちくわの炊いたん」
顆粒だしを使ってパパっと5分でできるスピード副菜です。だし汁もスープのように食べられるので、炊き込みご飯の副菜にもおすすめ。
【材料】(2人分)
小松菜・・・1/2束
ちくわ・・・2本
A顆粒だし・・・小さじ1
Aみりん・・・小さじ1
A醤油・・・小さじ1/2
塩・・・少々
<作り方>
(1)小松菜は根元に十字に切れ込みを入れてよく洗い、3センチ幅に切り、葉と茎を分ける。ちくわは斜め薄切りにする。
(2)鍋に水200ml(分量外)とAを入れて煮立て、小松菜の茎とちくわを入れる。茎が色鮮やかになって少ししんなりしたら、葉の部分を入れて1分ほど煮る。塩で味をととのえる。
小松菜の根元は切り落とさなくても十字に切れ込みを入れれば、おいしく食べられます。ちくわの代わりにさつま揚げ、厚揚げ、油揚げ、ちりめんじゃこなどを使えば、バリエーションも増えますよ。
出来立てのアツアツもおいしいですが、多めに作って冷蔵庫で冷やして食べるとまた違ったおいしさに。常備菜としてストックしておくのも可能。3日くらいで食べきって。
いかがでしたか? 少ない種類の食材でできる2レシピ、ぜひ作ってみてくださいね。(文/中願寺あゆみ)
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※文・画像/中願寺あゆみ
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