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家族の「捨てるならちょうだい」の声で失敗するかも!? 片づけで気を付けたいこと【こんまり流】

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こんにちは! 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。

暑くなる夏本番を迎える前の今、片づけを始めようとされる方も増えています。

今回はそんな方々のために「いざ、片づけをしよう!」と思った時に気をつけなければいけないことをお話しします。

片づけする時に気をつけたいこととは?

気をつけなければいけないこと、それはズバリ「家族の目・声」。

自分以外の誰かと一緒に暮らしている場合、片づけをしていると必ず登場するのが「家族の目・声」です。

片づけレッスンでお客様のご自宅にお伺いした際に、実際に起こったことをご紹介します。

娘さんが自分の部屋を片づけたいということで、まずは洋服を一生懸命片づけされ、手放そうと決めた服が山積みになりました。

そこへ「頑張ってる? 片づけ進んでる?」と様子を見にきたお母様。部屋の入り口に山積みになった服を見て「こんなに捨てるものがあったのね〜。あ! これいらないの? これ、お母さんが着るわ」と応援しにきたはずが、実際に処分される服を見ているうちに何か違うスイッチが入ったようでした。

その後、ぱらぱらと服を手に取って「きれいな服があったら、お母さんが着るから捨てないで残しておいてちょうだい」と言い残していかれたのでした。

処分する服

画像:安部綾子

服を譲ってもらったお母様。実はもうたくさんの服を持っていらっしゃったのです。せっかく手放すと決めた服が、家の中で移動しただけになってしまいました。

「捨てないで!」という家族の声を聞いたらどうする?

「私が着るから捨てないで!」片づけレッスンで、たまに発生する家族の声です。

この声を聞いて、お客さまが取る行動は2つに分かれます。

・「はいはい。分かったから向こうに行ってて!」と気持ちを立て直して、自分の片づけを黙々と続ける。

・「やっぱり捨てるのもったいないのかな……」と自分の判断に不安を感じ始める。

どちらの行動を取るかは、実際に片づけをしてみた人でないと分からないと思います。私も自分が片づけを実践した身としては、どちらの気持ちもよく分かります。

処分するもの

画像:安部綾子

さらに、片づけを頑張ったことを家族にも認めて欲しくて、「見て見て!片づけしたらこんなにいらないものがあったのよ!」と手放すモノを自分から張り切って家族に見せてしまう。

そうすると「すごいね」という声と共に「え?これ捨てるの?」などのつぶやきまで一緒に聞いてしまうこともあります。

すると、その言葉が妙に引っかかって、その後の片づけの時に、より慎重になってしまう、なんてことも。

手放すモノには感謝して家から出してあげることが大切

どんなに迷って一生懸命考えて判断したか、ということは家族には分からないものです。

処分されるモノだけを見て、家族が何か言ってしまうのは仕方ないことかと思います。

せっかく片づけをしようと決心して行動し、自分がときめくモノを残し、そうではないモノは手放そうと選択したことは大切にしてほしいのです。

家族の声に気持ちが揺れてしまうかどうかは、実際にその場面に直面してみないと分からないので、それなら最初から「捨てると決めたものは家族に見せない」ことをおすすめします。

手放すと決めたモノへは「今までありがとう」と感謝の気持ちをもって、家族の目に入る前にできるだけ早くお家の中から出しましょう。

ときめく暮らしをするためにと始めた片づけのモチベーションを下げないためにも、手放すモノの取り扱いには気をつけて、ぜひこの季節に片づけに取り組んでみてくださいね。(文/安部綾子)

【参考・画像】
※文・画像/安部綾子

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