エアコン使用の疑問を解決!プロに聞いた今年の夏「特に注意すべきこと」
これから夏になり気温が上がるにつれ、暑さ対策として「エアコン」を使うという人も多いのではないでしょうか。
しかし、新型コロナウイルスの心配もある今年の夏は特に注意が必要です! その理由は、「エアコン使用中は換気ができない」から。
正しい換気の方法や、効率的に換気をするコツを空調機器メーカー『ダイキン』に教えてもらいました! 2020年6月16日(火)に放送されたFBS福岡放送『めんたいワイド』の内容と合わせてご紹介します。
エアコンでは“換気”ができません!
「エアコンから出ている空気は、家の外から取り入れたもので、エアコンをつけていれば換気もできている」と勘違いしていませんか?
実はほとんどのエアコンが、“部屋の中”の空気を吸い込んで、その空気を冷たくした後に“部屋に戻す”仕組みなので、エアコンを付けているだけでは換気ができていないのです。
そのため、特に“換気”に気をつけたい今年の夏は、エアコンとは別の方法で換気をする必要があります。
正しい“換気”を行うコツ
正しく換気を行うコツは「部屋の対角線にある2つの窓を開けること」。
部屋の対角線にある2つの窓を開けることで、より空気が通りやすくなり、部屋全体を換気することができるとされています。
また、空気は“小さい隙間”から入って、“大きい隙間”から出ていくという特性があるので、風が入る側の窓を小さく、風が出る側の窓を大きく開けると、より効率よく換気ができるんだそう。
窓を開けているのに風が通りにくいという人は、ぜひ“窓の開け方”にも気を付けてみてくださいね。
窓が1つしかない部屋は扇風機を活用!
窓が1つしかない部屋の換気は、ドアを開けて、扇風機などを“窓の外”に向けて設置すると効果的です。
窓がない部屋は扇風機&他の部屋の換気扇を活用!
窓がない部屋の換気は、ドアを開けて、部屋の外に向けて扇風機などを置き、部屋の外に空気が流れるようにします。
そして、浴室やトイレなどに設置されている換気扇を運転させると、他の部屋から流れてきた空気も一緒に効率的に家の外に出すことができます。
換気は数回に分けると、より効果的!
次に気になる“換気の時間”ですが、1時間に5分~10分が目安とされています。
しかし、その“時間”にも換気のコツがあり、1時間に1回・10分の換気をするよりも、1時間に2回・5分の換気を行う方が、より効果が高くなるんだそう。できるだけこまめに換気するように心がけましょう。
熱中症の予防のためにも暑さ対策としてエアコンはうまく活用していきたいですが、エアコンでは“換気ができていない”ということを忘れずに。
しっかり効率的に換気を行いながら、快適な夏を過ごしましょう。(文/ARNE編集部)
【参考・画像】
※ FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)
この記事は番組放送時点での情報です。