ド派手な衣装に身を包む「新成人たちの意外な”素顔”」【めんタイムス】
全国的にも注目されている北九州エリアの成人式。2020年に二十歳になる新成人たちはどんな思いで式に臨んだのでしょうか。
1月13日(祝)に放送された『めんたいワイド』の人気コーナー『めんタイムス』から、ド派手衣装に身を包む新成人たちを取材した様子をご紹介します。
最後の写真までぜひ見てくださいね!
2020年も、北九州エリアの成人式はド派手でした!
北九州市でも、1月12日(日)に成人式が行われました。カラフルな衣装が目立ちますが、「親の着物です」「おばあちゃんの着物です」「立派な大人になります」と、衣装も思いもそれぞれです。
「夫が振袖代も出してくれた。立派な大人になりたいです」
さかのぼって、その日の早朝4時。北九州にある貸衣装店の『みやび』は、着付けに訪れた新成人で混みあっていました。
店長さんいわく、この日の予約は200~300人ほど、午前1時から営業していたとのこと。
そう、成人式は一生に一度の大イベント!
この日をどんな装いで迎えようかと、みなさん装飾にこだわっていました。
こちらの男性の“コンセプトは天女の羽衣”。ちなみに「エクステに暗いところでブラックライトを当てたら光ります。面白いかなと思って」とこだわりがぎっしりで、衣装代は約50万円!
成人になった今の気持ちを伝えたい相手を尋ねると、「お母さんですね。感謝を伝えたい。これまで僕を見捨てないで育ててくれた。何があっても僕の味方になってくれていた。親孝行してオカンが働かなくてもいいように、僕が働いて楽をさせたい」と話してくれました。
このあと、祖父母と記念撮影、そしてお母さんにも晴れ着姿を披露しました。
新成人になっての抱負は「がんばること!」だそうです。
幼馴染で紅白の衣装に身を包む、“ひときわ目を引く2人”に密着
そして、ひときわ目をひく衣装を着ていたのは、相良隆之介さん。「幼馴染と一緒に来て、幼馴染が白なので僕が赤にしました」。髪の毛は?「地毛です。1年いかないくらいですが伸ばしました」。ちなみに幼馴染の小林玲二さんは、3年かけて髪を伸ばしたそうです。衣装代はおよそ60万円!
見た目は派手な相良さん、彼にもまた感謝を伝えたい相手がいます。「やっぱ家族ですね。恩返しができたら。日頃面倒ばかりかけてきたので。成人を迎えたので少しずつ恩返ししていけたら」と語ります。
そんな相良さんは医療系の仕事に就くことを目指し、専門学校に通っています。
普段はなかなか言えない感謝の言葉を家族に伝えたいと、着付けが終わると自宅へ戻りました。
末っ子の晴れ姿に、お母さんはどんな気持ちでしょうか。
「こんな派手ですけど、感動しますね。うれしいです」
成人式は本人だけじゃなく家族にとっても特別な日。
「こんな感じで派手好みですけど、真面目で何事にも熱心に取り組むので。ああ、なんか子育ても終わるなという感じですかね。寂しい感じもしますけど、うれしい方が強いですかね」
お母さんに「毎日感謝しています。本当にありがとうと伝えたい」と話す相良さん、この後、ある大役を任されていました。
実は苅田町の成人式の実行委員!この晴れの場で、相良さんは式の最後を飾る「二十歳の誓い」を行う役を任されていました。いわば新成人の代表です。
「いやあ~緊張するよね、これは」と、客席では家族も見守っています。
さあ、その時がやってきました。
派手な衣装に身を包みながらも根はすごくまじめな相良さん。
「…ハタチの誓い」
約4分のスピーチ。そこでは、医療の現場で働くお兄さんからのアドバイスで、自分の将来の夢が決まったこと、困っている人を助ける人になりたい…そんな思いを伝えました。
「社会に出ても自分の輝きを忘れず、互いに切磋琢磨していくことを二十歳の誓いとさせていただきます。新成人代表、相良隆之介」
そして式の後。「噛むかなと思ったんですけど、思ったよりスラスラ読めてよかったです」と振り返る相良さん。
「このあとは髪切って夜集まる」「切るのは寂しいけど。さすがに。」と小林さん。
このあと、サッパリした2人、こうして大変だった成人式の1日が終わるのでした。
(文/ARNE編集部)
【画像・参考】
※ FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)
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