地元の人しか知らない穴場!ボリュームたっぷり550円の愛にあふれるドライカレー【清水商会・小竹モータース】
カレー日記30回目は、街の車屋さんでいただけるドライカレー。一体どうして車屋さんがカレーを……? その秘密に迫ります。
FBS福岡放送『めんたいワイド』のきょうだい番組『めんたい×家族』の『土曜カレー部』で取材したお店を詳しく紹介していきます!
創業100年!街の車屋さんには秘密が……
福岡県小竹町にある『清水商会・小竹モータース』。創業100年を越えるお店で、自動車や自転車の販売などをしています。
お店に立つのは、4代目の清水政広さんと奥様の綾子さん。そして、政広さんのお母様で3代目の奥様・多恵子さんです。
一見すると、普通の街の車屋さん。でもここで、“ドライカレー”をいただけるんです。
車を眺めながら食べるドライカレー
『ドライカレー』(550円、テイクアウト可)。
ボリューミーなご飯に、細かく刻まれた野菜がたっぷり入ったドライカレー。そして、大粒のレーズンもしっかりトッピングされてこのお値段です。
細かく刻まれた玉ねぎとピーマン、そしてトマトと和牛ミンチもたっぷり使われています。ちょっとピリッと感じる生姜の辛味がアクセントになっているものの、カレー自体はそこまで辛くありません。
隠し味に“お醤油”を入れているので、家庭的でどこかホッとする、和風な味わいなんです。
添えてあるレーズンと一緒に食べると、フルーティーさと甘みが加わり、さらにやさしい味わいに。
ピーマンが苦手なご主人のために……
ドライカレーを作るのは、4台目のお母様・多恵子さんです。
このカレーはピーマンが苦手だったご主人のために考えたレシピだったそう。細かく刻んだピーマンに、多恵子さんの愛情を感じます。
まさに“家庭の味”であるドライカレーを提供するようになったのは、このカレーを食べて育った4代目・政広さんのアイデアでした。「父を亡くした母親に、やりがいや生きがいを持ってほしい」という思いがあったといいます。
実際にカレーの提供を始めると、飲食店が少ないエリアでランチが食べられるお店として地域に愛され、いまではカレー目当てのお客さんも多いそう。
カレーだけではありません
実はカレーだけではなく、スイーツもあります。
オーダーが入ってから焼き上げる『ワッフル』(350円、テイクアウト可)です。
なんと言っても、このお値段でこのボリューム! 表面のカリッと感と中のふんわりもちっとした食感がクセになり、生地の優しい甘みも手伝って、1枚をペロリと食べられます。
このメニューはワッフルのおいしさを知った多恵子さんが、お店で出したい!とアメリカからワッフルマシンを取り寄せ、さまざまな粉で試作を重ねて完成したものなんです。
政広さんの願いどおり、まさにお店が“やりがい”となった多恵子さん。明るい笑顔とおちゃめなトークでお店に来る人みんなを、明るく包み込んでくれます。
代々続いたお店を、地域に愛される場として守り続ける家族の強い絆。それが、このお店の一番の魅力なのかもしれません。(文/伊藤舞)
<店舗情報>
清水商会・小竹モータース
住所:福岡県鞍手郡小竹町勝野3790-6
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【参考・画像】
※伊藤舞
※FBS福岡放送『めんたい×家族』(毎週土曜午後4時30分~)
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