こんにちは、料理家の中願寺あゆみです。
焼き魚に添えたり、鍋料理の薬味に使ったりするカボス。爽やかな香りと酸味が魅力ですが、「使い切れないまま、冷蔵庫に残っている……」ということもありますよね。
今回は、そんなカボスを使った副菜とデザートをご紹介。果汁と皮で香り豊かに仕上げるラペと、さっぱりとした甘さのゼリーです。料理に搾りかけるだけではもったいない、カボスのおいしさを楽しんでみませんか。
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酢の代わりに果汁で。皮とのダブル使いで香り豊かに!「人参と大根と生ハムのカボスラペ」
いつもの人参と大根が、カボスの香りでちょっと華やかな一皿に。果汁の爽やかな酸味に、生ハムの塩気とうまみがよく合います。細切りにした皮も加えることで、口に運ぶたびにふわっといい香りが。
煮物や汁物に使って残った根菜の活用にもおすすめです。

画像:中願寺あゆみ
【材料】(3~4人分)
人参・・・1/3本(約50g)
大根・・・200g
生ハム・・・30g
塩・・・小さじ1/4
カボスの皮・・・適量
Aカボス果汁・・・大さじ2
Aオリーブオイル・・・大さじ1
A砂糖・・・大さじ1/2
ブラックペッパー・・・少々
<作り方>
(1)人参と大根は皮をむいて細切りにする。ポリ袋に入れて塩をまぶし、10分ほど置いて水気をしっかり絞る。生ハムは食べやすい大きさにちぎる。カボスはよく洗い、皮の緑色の部分をピーラーで薄くむいて細切りにし、果汁を搾る。
(2)ボウルにAを混ぜ合わせ、人参、大根、生ハム、カボスの皮を加えて和える。5~10分ほど置いて味をなじませ、器に盛ってブラックペッパーを振る。
野菜の水気をしっかり絞ると、味がぼやけず仕上がります。カボスの皮は、苦みのある白い部分が入らないよう薄くむくのがポイント。少量でも香りが引き立つので、お好みで加減してくださいね。
爽やかな酸味で後味すっきり!「カボスのゼリー」
カボスの果汁は、デザートにも活躍します。砂糖とはちみつで甘みをつけたゼリーは、爽やかさとすっきりとした後味が魅力。食後のデザートにもぴったりです。
果汁は粗熱が取れてから加えて、カボスの香りを楽しみましょう。
※はちみつを使用しているため、1歳未満の乳児には与えないでください。

画像:中願寺あゆみ
【材料】(グラス3個分)
カボス果汁・・・大さじ2
水・・・250ml
砂糖・・・大さじ2
はちみつ・・・大さじ2
粉ゼラチン・・・5g
<作り方>
(1)カボスはよく洗い、果汁を搾って種を除く。
(2)鍋に水を入れて中火にかけ、沸騰直前に火を止める。砂糖とはちみつを加えて混ぜ、溶かす。粉ゼラチンを加え、だまにならないようによく混ぜて完全に溶かす。
(3)粗熱が取れたらカボス果汁を加えて混ぜ、器に注ぐ。気泡をつぶし、冷蔵庫で3~4時間、しっかり冷やし固める。
カボスの酸味やお好みに合わせて、砂糖の量は調整してください。食べるときにガムシロップを少しかけて、甘みを足しても◎。皮の緑色の部分を少量すりおろして加えると、より香り豊かに仕上がります。
カボスは大きさや熟し具合によって搾れる果汁の量が変わるので、どちらのレシピも搾ってから計量してくださいね。
添えものとして使うことが多いカボスも、少し使い方を変えるだけで、副菜からデザートまで楽しめます。冷蔵庫に残っているカボスがあったら、ぜひ香りも酸味もおいしく活用してみてください。(文/中願寺あゆみ)