【こんまり流】年末までに家中スッキリ！片づけプロジェクト＜第1回：書類＞

こんにちは♪　福岡市在住のこんまり流片づけシニアコンサルタントの安部綾子です。

今年も残すところ2カ月余り。年末が見えてきました。

今年こそは家中を片づけようと思っていたのにー！という人も大丈夫。年末までに、家中がスッキリすることを目標とした、物別・エリア別の「こんまり流片づけ」を4回にわたってご紹介していきます。

初回となる今回は、手ごわい「書類」です。“いつかやろう”と思っていたものも、一気に片をつけましょう！

1日集中！書類の「片づけ祭り」で達成感を

自分の意思とは関係なく増え続ける書類の山は、なかなか手ごわい存在です。 学校のお便り、家電の取扱説明書、保険会社からの封筒、明細、チラシ……。どれも「大事かもしれない」「後で目を通そう」と思いつつ、手をつけられずにいませんか？

書類の片づけは、少しずつやるよりも「1日集中で一気に終わらせる」のが断然おすすめ。なぜなら、書類は毎日新しいものが届くため、だらだらと続けていると「また増えた……」とモチベーションが下がってしまうからです。

一日で「全部終わった！」という達成感と、目の前から書類の山が消えたスッキリ感は格別です。

全捨てが原則！「書類」のこんまり流片づけ法

大きな流れはこんな感じで、たったの4ステップです。

（1）家中の書類を全部出す

（2）残したい書類をピックアップする

（3）収納する場所（定位置）を決める

（4）「未処理ボックス」を作る

「ときめき」で選ぶ衣類や本と違い、書類は「必要なモノ」だけを厳選して残します。具体的なやり方を見ていきましょう！

STEP1：家中の書類を全部出す（全出し）

まずは、家中の書類を全部1カ所に集めましょう。

リビング： テーブルの上、引き出し、テレビボードの中

そのほか： 郵便受け、バッグの中、本棚、デスク周り、キッチン周りなど

保管しておくことが必須の超重要書類（保険証券、家の契約書など）は、種類ごとにまとめておきます。

集めながら、「学校関連」「取扱説明書」「保険関係」など、ざっくり種類ごとにまとめておくと、次のステップがスムーズに進みます。

画像：安部綾子

STEP2：必要な書類だけを選んで残す

こんまり流片づけでは、「書類は基本的に全捨てが原則」です。

これは、書類を全部捨てなさいということではなく、全部捨てるくらいの気持ちで、本当に必要な書類だけを残すことが大切ということです。

「とりあえず分からないから残す」「なんとなく取っておく」と捨てる判断を先送りするのではなく、きちんと中身を確認して、一つひとつ自分の意思で残すものを決めるのです。

私自身、いざ家の中にある書類を全部集めてみると、クレジットカードを作ったときに届いた封筒そのまま一式（封筒に入れたまま）、昔ちょっとだけ関心を持って学んだ料理教室の資料（見返すこともない）、銀行の過去の通帳全部（束になっていた）など、いろいろ出てきましたが、どれも「なんとなく取っておいた」ものでした。

必要な書類とは「今、使っている書類」「しばらく必要な書類」「ずっととっておかなければいけない書類」の3つに当てはまると考えるといいですよ。

今、使っている書類：（未処理、返信が必要なもの、直近で使う予定のものなど）
しばらく必要な書類：（家電の保証書、子どもが学校の授業で使う資料など）
ずっととっておく書類：（生命保険の証券、賃貸契約書、税金関連など）

画像：安部綾子

STEP3：書類を「超重要書類」と「それ以外」に分けて定位置に収納する

残った書類を、「超重要書類」と「それ以外の書類」の2つに分類します。この分類が、片づいた状態をキープする秘訣です。

「超重要書類」は日常ではほとんど手にすることはありませんので、ファイルボックスなどにまとめておけばOKです。

「それ以外の書類」も種類ごとにクリアファイルに入れてファイルボックスにまとめたり、ポケットファイルにまとめて収納します。

画像：安部綾子

それぞれ種類ごとにまとめることができたら、お家のどこか1カ所に書類コーナーを作って収納しましょう。

学校関連のプリントなど近くに置いておきたい書類は、リビングなど別の場所に収納してもOKです。

STEP4：片づけ終えたら「未処理ボックス」を作って処理していくだけ！

返信をしなければいけないもの、手続きが必要なものなど、「未処理」の書類は、専用の「未処理ボックス」を作り、一時的な定位置とします。処理が必要な書類が発生したら、「未処理ボックス」に入れていきます。

「未処理ボックス」はクリアファイルやポケットファイルにまとめ、ファイルボックスに立てて収納します。箱の中に重ねて入れてしまうと、下の書類が見えずにまたいつの間にか溜まってしまう事態になりかねません。

また、立てて収納した「未処理ボックス」は棚の中にしまうのではなく、目につきやすいリビングの一角などに置きましょう。

画像：安部綾子

1日集中して書類を片づけると、いつも頭の片隅にあった「書類をどうにかしなきゃ」という小さなストレスから解放されます。

まずはこの週末、「全捨て前提」で家中の書類と向き合ってスッキリさせませんか？　年末に向けて気持ちいい空間作りをスタートしましょう！（文／安部綾子）
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