
【こんまり流】「いつか使うかも」「もったいない」も解決!処分を迷う物の対処法
こんにちは♪ 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。
片づけをする中で、「物が多いから減らそう」と思って始めたものの、やってみると思っていたより物が減らないということありませんか?
片づけの目的は「捨てる」ことではなく、「ときめくもの」を選び、残すことです。
今回は、私自身が「こんまり流片づけ」を通してお客様の悩みに約2,000時間以上サポートしてきた経験から、物を手放せないときの対処法を、「手放せない理由」別にご紹介していきます。
1:「いつか使うかもしれない」から
今使ってはいないけれど「いつか使うかも」と迷いがある時は、「最後に使ったのはいつ?」と自分に問いかけてみましょう。「2年前かな」「覚えていない」など客観的に考えることができるはずです。
たとえば「痩せたら着よう」「前はよく着ていたけれど……」と何年も袖を通していない服。買った時は好きだったけれど、今の自分の体型や好みに合わなくなっているのかもしれません。

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現在の「使っていない」という状態は、あなたの意思によるもの。それならばその「いつか」はこの先、どんなときにやってくるのでしょうか。
「いつか」という曖昧な状況ではなく、「今より5キロ痩せたら」「仕事で外の人と会うときに」など、具体的にイメージしてみると、本当に必要かどうかを判断しやすくなるはずです。具体的なシチュエーションが浮かばないものには、「いつか」は来ないのではないでしょうか。
大切なことは、“今”使いたい物かどうか、ときめいているかどうかです。
「買う時は楽しかった(でも使うチャンスがなかった)」「昔は好きでよく着ていたな(でも今の自分の好みには合わない)」など、過去に「ときめき」を感じさせてくれたけれど、すでにその役目を終えているものなのかもしれません。
どうしても判断できないときは、期限を設定して、一時的に目につくところに置いてみましょう。期限中に手に取ることがなければ、もうあなたには必要ないものと考えてもよさそうです。

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2:「まだ使えるしもったいない」から
今使ってはいないけれど、「もったいないから手放せない」と感じたら、「なぜもったいないと感じるの?」と考えてみましょう。
「高かったから」「まだ使えるものを捨てるのは良くないから」「ちゃんと使っていないから」といった気持ちがその奥にはあるものです。
もしも今、それを失くしたり壊したりしたら、あなたは当時の値段でもう一度買いますか?
大切なのは値段や状態ではなく、今のあなたにとって価値のあるものかどうかです。

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自分のときめきも、生活スタイルも、変化するのは自然の流れ。自分で買ったものを捨てるという行為は、これまでの自分を否定することでも、ものを大事にしていないことでもないと思います。
そもそも、家にあるすべての物を使えなくなるまで使い切るなんて、ほぼ不可能なことですよね。
もったいないといって使いきれないほどの物を抱えてしまっている状態を解消できるのは自分だけ。それに何よりもったいないのは、使えるものを使わずに持ち続けていることですよ。リサイクルなど、手放す方法はいくらでもあるはずです。
3:「なくてもいいけど捨てなくてもいい」から
「なくてもいいけど捨てなくてもいい」というのも、最近増えている「決断できないお悩み」の一つ。持っておきたい理由もないけれど、捨てる理由もないというパターンです。
この考えで家の中に物が増え続けてきているのであれば、今後も増え続けていく危険があります。

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なんとなく物を持ち続ける習慣そのものを見直してみたほうがいいかもしれません。
ここは一度「自分がどういう暮らしをしたいのか」を考えてみましょう。そして、その暮らしの中にあって欲しい物=ときめく物を選ぶという意識で物を判断してみてください。
4:「人からもらったものだから」から
人からもらったもので、その人の顔を思い出してしまって捨てられないということもよくあります。
いただきものについては、くれた人の気持ちをしっかり受け取れていればOKと考えるようにしましょう。
そのものを「使う」ことまで、抱えこむ必要はありません。

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くれた人も、自分があげた物であなたが悩むことを望んではいないはずです。
「自分のことを思ってくれた気持ちにありがとう」と感謝して手放せば大丈夫です。
5:「考えるのが面倒くさい」から
ときめくかどうか、手放すかどうか、決めること自体がもう面倒くさい!と感じてしまったときには、少しお休みしましょう。
きっとあなたが決断しようとしているものは、とても多いはず。その数が多すぎて、この先の「一つひとつ決めていく」という作業をイメージするだけで疲れてしまっているのかもしれません。

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片づけが進んで家がスッキリしてくると、この気持ちは軽減されるので大丈夫。それまでは「明らかに壊れているもの」や「使うことができないもの」を手放すという、簡単な片づけからやっていきましょう。
いかがでしたか? ここまでお伝えしておいてアレかもしれませんが、物を手放すべきか否かを迷うときは、たいてい「それに対して、すでにときめいていない」はず。実はすでにほぼ答えが出ているんです。
ぜひ、手放す悩みから解放されて、ときめく物を選ぶ片づけをやってみてくださいね。(文/安部綾子)
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※文・画像/安部綾子
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