【こんまり流】文房具も「ときめき」で片づくのか?“タイパが上がる”小物収納見直しのコツとポイント
こんにちは♪ 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。
ここ数回にわたり、私自身が4年前に初めて「こんまり流片づけ」をやったときに、つまづいたことや感じたことなどを、ビフォーアフターの画像と合わせてご紹介しています。(これまでの記事はこちらから)。
今回は、こんまり流で文房具の片づけをする流れと、気をつけたいポイント、収納場所についてです。
こんまり流片づけ、小物の中でも重要なポイント「文房具」について
私自身、片づけの前後で、使い勝手や見た目が大きく変わったと感じているのが「文房具」なんです。それまで、私自身も思っていた以上に物をため込んでいたことに驚きました。
みなさんの家にはどんな文房具があるか、まずは想像してみてください。
ペン、ハサミ、のり、そしてどこかの引き出しを開けたら転がっているクリップ、景品でもらった社名入りボールペン、接着面が汚れてしまった付箋……。
実際に片づけを始めると分かるのですが、家の中には思っている以上にいろいろな場所にいろいろな種類の文房具が潜んでいますよ!
こんまり流片づけのやり方は、簡単にいうと次の通りです。
(1)家中にあるすべての文房具を集める
(2)ときめく文房具を選ぶ
(3)3つのジャンル「道具系」「紙系」「手紙系」に分けて収納する
まずは1つ残らず、家中から文房具を集めよう!
最初のステップが特に大切です。
ペン1本、クリップ1つ、どんな文房具でも1つ残らず、1か所に集めましょう。
すべての部屋、すべての引き出しや棚の中をチェックしてください。そして、ペン、鉛筆、ハサミなど同じ文房具をまとめて並べてみましょう。これをすることで、今、家の中にどんな文房具をどれだけ持っているかを実際に見て確認することができます。
実際に私がこれまで片づけサポートでお伺いしたお客様の家で出てきた文房具の一例はこちら。
ご主人が仕事でもらってきたけど誰も使わないノベルティーのペンが50本近く、100枚以上のクリアファイル、最初の数ページで書くのをやめているノートが10冊ほど、ハサミが5本、手紙を書く習慣はないのに持っている大量の便箋セット、中途半端に使いかけの冠婚葬祭用の封筒セットが20袋以上……。
どれも集めてみると、驚く量のものばかり。「なんでこんなに持ってるの〜!」とみなさん苦笑い。中には、ご自身が小学生の頃から持っているという文房具が出てきたケースもありました。
でも、こうやって1か所に集めて、全体の量を把握することがとても大切なのです。これを最初にすることで、「本当にわが家に必要な文房具はどれ?どれだけあればいい?」を冷静に考えることができるのです。
文房具をときめきで片づけるってどういうこと?
ステップの2番目は「ときめく文房具を選ぶ」です。
文房具にときめくなんてあるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
こんまり流でいう「ときめき」とは、単に大好き!というだけではありません。
・役割がある
・これがあると助かる
ということも、「ときめき」として考えます。
たとえば、ハサミ。無いと紙をキレイに切れなかったり、開けにくいものがあったり……。このような役割があるから、残すと決めるのです。
もちろん、文房具が大好きだという場合は、見た目や使い心地にときめくというケースもあるでしょう。
このように、どのような文房具であっても、1つ1つ手にとって、残すものを選んでみてください。
収納はグループを作って!1つ残らず定位置を決めよう
最後は収納です。次の3つグループにざっくり分けて考えるのがおすすめです。
・ペン、ハサミ、テープなどの「道具系」
・ノート、メモ帳、紙をまとめるファイルなどの「紙系」
・封筒、ポストカードなど手紙を書くときに必要な「手紙系」
文房具は大きさも素材もバラバラなので、それぞれのグループに分けて収納を作りましょう。
道具系は箱などを使って小さなものがバラバラにならないように区切るのがおすすめ。
紙系はファイルボックスなどに立てるとすっきりします。
手紙系もできるだけ立てて、切手などと一緒にまとめておくと使いやすいです。
最後に、誰がどこで使うことが多いのかもイメージして、収納場所を決めてください。
文房具の片づけで、定位置があることの心地よさを味わおう
私自身、初めてこんまり流で文房具を片づけたときは、どこかでもらったペンなどがたくさんあって、使う人も誰もおらず、ただずっと家にあるという状態でした。
そして、収納場所は子どもも含め家族全員で使うのに寝室でした。しかも、なぜそこに収納しているのか考えたこともありませんでした。
上に書いた流れで片づけをした結果、本当に必要な種類と量の文房具を残し、収納場所はリビングのテレビ台の引き出しへ移動(一部紙系文房具はクローゼットへ立てて収納)。
今では、家族誰もが使うときにさっと取り出して、戻すのも簡単になりました。
数が多いと感じても流れに沿ってやれば大丈夫! 家族も喜ぶ文房具の片づけ、ぜひ一度やってみてくださいね。(文/安部綾子)
【参考・画像】※文・画像/安部綾子
※画像/Kostikova Natalia/Shutterstock
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