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片づけてるのに進まない人必見!“こんまり流片づけコンサルタントが伝授”最初のつまづきポイント解決法

こんにちは! 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。

今回は、私の実体験を通して、「片づけの中で最初につまづいたこと」とその解決法をご紹介します。「片づけをしよう」と思ったときに、何かのお役に立てればうれしいです。

片づけコンサルタントの私が片づけを始めたきっかけ

私が「こんまり流片づけ」に出会ったのは4年前。ちょうど次女が幼稚園に入園したタイミングです。専業主婦として子育て中心だった生活に自分時間ができ、「家の中を変えたい」「整っている気はするけれど、物足りない」「何かを始めたい」と感じていました。

求人情報を探したり、住宅展示場などのモデルルームを巡ってみたり。それでもモヤモヤは消えません。

そんなときに偶然目にしたのが、こんまり流片づけのドキュメンタリー番組でした。

単に物を捨てたり、収納を整えるのではなく、物を通してそれまでの自分の考え方や暮らし方を振り返り、これからどう暮らしたいのかを考え、そのために残したいもの(ときめくもの)を選んでいく。

「片づけだけじゃない何かがある」と衝撃を受け、自分でもやってみようと思い、こんまりさん(近藤麻理恵さん)の本を読んで実践してみることにしました。

こんまり流片づけのポイント

詳しくは本を読んでいただくのをおすすめしますが、簡単に「こんまり流片づけ」のポイントを紹介すると、以下の5つです。

・手を動かす前に理想の暮らしを考えることが大切

・捨てるものを探すのではなく、「ときめく」ものを選ぶ

・場所別ではなく、モノ別に片づける

・片づけるには正しい順番がある

・1つ残らずのモノに定位置を作る

片づけ前につまづいたこと

こんまり流片づけにおいて、「理想の暮らしを考える」ことは片づけ前のとても大切なステップ。「理想の暮らし」のイメージが、片づけをして、目指すべきゴールになるのです。

考える人のイメージ/Shutterstock

画像:Shutterstock

片づけコンサルタントになる前の私が最初に考えたのは、以下です。

「毎朝、洋服選びのときに着たい服が見つからなくてモヤモヤするのをなくしたい」

「押入れの中が少しごちゃごちゃしているので、もっとスッキリさせたい」

「もっと洗練されていて、おしゃれな部屋にしたい」

今だからよく分かりますが、これではまったくもって不十分! とても理想の暮らしと呼べるイメージではありませんでした。

私が描いた暮らしは、今の暮らしに不満があるので、それをなくしたいという漠然としたものだったのです。

片づけ前の準備のやり方

私が一番最初からつまづいた、理想の暮らしの描き方。

では、どうやってやると良いのかというと、映像でありありとイメージできるくらいまで、具体的に想像することが大事です。部屋のイメージと時間の使い方、この2つで考えるといいでしょう。

まずは、住みたいと思う理想の部屋をイメージします。

理想の家イメージ/Shutterstock

画像:Shutterstock

スッキリしている部屋、床にモノがない部屋、モノが少なくて散らかってない部屋。これではまだまだ足りません! どうしてそう思うのか?なぜそのような部屋が好きなの?と、自分自身に問いかけていくといいですね。

「あなたにとってスッキリしている部屋とはどんな部屋ですか?」「なぜ床にモノがないのがいいと思うのですか?」「モノが少ないってあなたにとって心地よいモノの量はどれくらいでしょう?」片づけレッスンでも、私はお客様にこのようにたくさんの質問を投げかけます。

スッキリしている部屋とは、見えるところに物が出ていない状態の部屋。床に物がないことで、掃除も思いついたときにささっとできている。自分の好きな雑貨を並べ、いつも花を飾っている部屋。こんなふうに考えていくと、ステキな部屋がイメージできるのではないでしょうか?

理想とする部屋のイメージが出来上がったら、次は理想の時間の使い方を考えます。「家族が起きる前にヨガをする」「ゆっくりコーヒーを飲む」など、朝何時に起きて、何をするのか?そのとき、どんな服装でいるのか?どんなカップでコーヒーを飲んでいるのか?というふうに、想像をどんどん膨らませていきます。

コーヒーを飲む人イメージ/Shutterstock

画像:Shutterstock

「暮らし」とは、モノと時間で構成されています。理想の部屋だけあっても、自分が心地いいと思う時間を過ごしていなければ、「理想の暮らし」とはいえないのです。

ですので、理想の暮らしを考えるときには、部屋のイメージと時間の使い方、この両方を具体的に描いてみてください。

私も「理想の暮らしを考える」ことからやり直し、まずは、自分が好きだなと思う部屋の写真を集めてノートに貼りました。

理想の部屋イメージ

画像:安部綾子

朝起きてから夜寝るまで、こんな1日だったらいいなと思う時間の使い方を全部書き出しました。

ここまでやって、ようやく片づけ前の準備ができたのです。

「片づけをしよう」と思ったら、すぐに作業に取り掛かりたくなりますが、まずは「理想の暮らし」を描いていくことから始めてみてください。片づけを終えて、楽しそうにしている自分を妄想する時間は楽しいものですよ♪ (文/安部綾子)

【参考・画像】
※文・画像/安部綾子
※画像/takayuki、Pixel-Shot、Africa Studio
/Shutterstock

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