まず何をしたらいい?整理収納のプロが実例を元に教える「部屋を整えるための基本のキ」
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こんにちは、整理収納アドバイザーのNagisaです。単身赴任の夫・男の子2人と3LDKのマンションで暮らしていて、Instagramでは好きなものとシンプルに暮らすアイデアや情報を発信しています。
収納テクニックや収納グッズなどの情報は、SNSや書籍などでもたくさん目にしますよね。ですが、情報を見ているし知っているのに、自分の暮らしに落とし込めないという方も多いのではないでしょうか。
さらに、理想の暮らしはあるのにどこから手をつけていいのか分からない、最初に何をしたらよいのか分からないという方も多いはず。
そこで、今回は「整理収納の基本のキ」をお伝えします。最初の一歩を踏み出すヒントが見つかればうれしいです。
整理・収納・片付け・掃除の意味は?
整理・収納・片付け・掃除……この4つの言葉の違いを知っていますか? この違いを知っているだけでも、お部屋をきれいにする作業に取り組みやすくなります。
逆に、この違いが分からずに、モノをただ捨てたり、収納グッズをたくさん買ってしまったりしていると、作業が足踏み状態になってしまうことも。お部屋を整える上で大切な4つの言葉の意味は次の通りです。
- 整理:いるものといらないものを区別すること
- 収納:いるものの定位置を使いやすい場所に決めること
- 片付け:使ったあとに定位置に戻すこと
- 掃除:汚れを取り除くこと
特に、この4つの中で一番大切なのが「整理」です。いるものといらないものが混在している状態で、収納を考えたり片付けをすることは難しいからです。
ここからは、実際に文房具のコーナーを、基本のステップに沿ってきれいにしていきます。みなさんも引き出し一つからで良いので、チャレンジしてみてくださいね。
ステップ1:整理する
それではさっそくスタートです。文具であれば、まずはすべての文具を出してみましょう。
ここで最初に行うのが「整理」です。おさらいですが、「整理」とは、いるものといらないものを区別すること。使うもの・ここになくても良いもの・いらないものに分けていきます。
ここでのポイントは、この場所になくても良いもの・いらないものをしっかり分けること。
たとえば、「使わないけれど思い出としてとっておきたい」ものは、思い出のものとして「ここになくて良いもの」に分類します。思い出ボックスなどに移動しましょう。
さらに、つかなくなったペンや、人からもらったけれど使わないペンなどは手放すとよいですね。不要なものが紛れていると、よく使うものが使いにくくなってしまうからです。
ステップ2:収納する
使うものだけになったら、次は使いやすいように「収納」を考えます。収納は使うものの「定位置」を決めること。ここではじめて「収納用品」のことを考えます。
要・不要を区別する「整理」を飛ばしてしまうと、不要なものの分まで、収納用品を買ってしまうことになるので注意が必要です。
毎日使うものはできるだけアクション数(出すまでの動作の数)を少なくすることがポイント。また、引き出しなどの場合は、よく使うものは手前に、たまに使うものは奥にするなど収納する位置も使う頻度に合わせて考えてみてくださいね。
わが家の場合は、よく使うペンは立てる収納に、週に1度使うカラーペンなどはペンケースにまとめて収納しました。
ステップ3:片付ける
「片付け」は使ったものを定位置に戻すことをいいます。整理・収納のステップをきちんと行っていれば、元の場所に戻すのは簡単ですね。
片付けにくかったり、定位置を決めたはずなのに出しっぱなしにしてしまったりするものは、収納の仕組みに問題があるのかもしれません。そんなときは、ひとつ前のステップに戻って片付けやすい収納になっているのかチェックしてみてくださいね。
ここまで終わったら、あとは定期的に「掃除」をしてきれいを保ちましょう。基本のステップを踏んでいれば、掃除もしやすいので、きれいをキープしやすいです。また、定期的にステップ1からモノの見直しをすることで、リバウンドを防ぐことにもつながります。
いかがでしたか。今回は整理収納の基本のキをお伝えしました。まずは引き出し一つからでOK! 基本のステップに合わせて取り組んでみてくださいね。参考になればうれしいです。(文/Nagisa)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/Nagisa
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