部屋のなんか違う…をプロが解決！ インテリアをおしゃれにまとめてくれる最強カラー「グレー」
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こんにちは。一級建築士のhakuです。
今回は、部屋の「カラーコーディネート」についてご紹介します。
カラーコーディネートの基本は3色！
インテリアを考えるとき、壁をどんな色にすればいいのか、どんな色の家具を置けばいいのか……悩ましい問題ですよね。
カラーコーデの基本は3色。一番大きく面積を占める「ベースカラー」（壁とか天井に使う色ですね）、その次に大きな面積を占めるのが「メインカラー」（家具とかカーテンとかですね）、そしてスパイス的に使うのが「アクセントカラー」（アクセントクロスや雑貨など）です。それぞれの比は6：3：1くらいでしょうか。
でも、私はそこらへんはあまりこだわらず、それぞれの色の分量というかバランスが良ければ4色でも5色でも良いと思っております。
じゃあ、「何色と何色を合わせればいいの？」「相性が良い色はどれ？」となりますよね。
寒色系、暖色系など同じカテゴリーの色同士は、とっても相性が良いです。でも、そんなの関係なく、どうしてもここにこの色を使いたいの！っていうときに、激しくオススメしたいのが、カラーコーデに悩む子羊たちの救世主「グレー」でございます！
どんな色にも合い、しっかりまとめてくれる、まさに万能神！！
万能カラー「グレー」！
たとえば、こんな2色の奇抜な合わせ。
画像：haku
間にグレーが入ると、不思議とまとまって見えます。
画像：haku
1色合わせなんて、もう余裕！
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コーデが難しいパープルも、見事に着地させてくれます。
画像：haku
ピンクやイエローなんて、文句なしにキマります！
画像：haku
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より自然にグレーと馴染ませるなら、グレイッシュなカラーを選ぶのがポイントでございます。日本の伝統カラーなんて、全部グレーに合いますわ。
と、まあこんな感じに万能の神「グレー」を使うとコーディネートがグッと簡単になります。
と言いつつ、中にはコーディネーター泣かせのヤツもおりまして……。たとえば「グリーン」。こいつはなかなか手ごわいヤツでございます。
寒色でも暖色でもないので、ブルー系・レッド系と比べて、相性の良い色が極端に少ないんです。
私の個人的感覚で言いますと、床をブラウンと仮定して、無彩色（白・灰・黒）以外でグリーンに合うのは、同じくグリーン系かイエロー系しかないっっ！！（異論は認めません）
〈実際のコーデ例〉希望は「和モダン」！グリーンのソファに合わせて色選び
以前担当した物件ですが、施主様ご希望のテイストは「和モダン」。ブラックウォールナットのフローリングと、お手持ちのグリーンのソファに合わせてクロスを選びます。
ソファーの色はこんなグリーンでした。
画像：haku
和モダンを意識して、基本カラーはブラウン、グレー、オリーブグリーン。そして、キッチン、家電、照明はブラックで揃えました。
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いずれソファを買い替えるとしても、グリーンはもちろん黒やグレーのソファを選べば違和感なく馴染むと思います。
クッションや雑貨程度の分量なら、赤や青を入れてもオッケー！
画像：haku
今回は、持ち込みソファーのグリーンをベースに考えてみました。引っ越しとなると、今使っている家具をそのまま新居に持ち込む方が多いと思います。
が！！
家具家電は、後々買い替えるものと考え、基本的にカラーコーデの参考にするのは1色のみでございます。
たとえば、上記のグリーンベースのコーデに「家電は赤なの♡」と言われても、「買い替えましょうね♡(・∀・)」と言うしかありません。
いかに天才的センスを持ち合わせたコーディネーターであったとしても（もちろん私のことではございませんよっ）、和モダンにフレンチカントリーの家具なんぞ持ち込まれた日には発狂を通り越して、笑顔で火をつけるしかないのでございます。燃えろ～～～～～。
というわけで、お部屋のカラーコーディネートに困ったときは「グレー」を使ってみましょう！というお話でございました。（文／haku）
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像／haku
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