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実は簡単、しかも安い♡ “手作りしたら美味しさが違う”料理家直伝「鶏ガラスープ」の作り方&活用レシピ

こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。

ゴールデンウイークなどの時間のあるときに、自分で鶏ガラスープを取ってみませんか?

というわけで今回は、私の鶏ガラスープの取り方と、その鶏ガラスープを活用したレシピをご紹介します。

もちろん顆粒の鶏ガラスープの素も便利ですが、自分で作るとおいしさは格別。じっくり煮込むと、やさしいコクと上品な旨みが楽しめる本格的な味わいです。

ですが……作り方が分からない、何時間煮てよいか分からない、めんどくさそうと思っている方も多いのでは?

意外と簡単に作れるので、ぜひ一度、挑戦してみてください。

なんといっても、鶏ガラって安いし! この価格高騰の中での強い味方にもなるやもですよ。

1:時間があるときに取っておくと便利「黄金の鶏ガラスープ」

こちらは、いつも私が作っている方法です。にんにくや白ねぎの青い部分を一緒に炊いて臭みを消す方法もありますが、鶏を洗うことで臭みは感じにくくなりますので、丁寧に行ってくださいね。

【材料】(出来上がり1.2リットル目安)
鶏ガラ・・・400g
水・・・2リットル

<作り方>

(1)ボウルなどに50度の湯を入れて鶏ガラを浸け、洗う。背骨の間などに血の塊などがあるので(写真参照)、その部分や黄色い脂などもきれいに取り除く。ここの作業はしっかりと行ってください。

鶏ガラ 鶏ガラスープ

画像:中願寺あゆみ

きれいに洗ったあとはこんな感じです。

洗った後 鶏ガラスープ

画像:中願寺あゆみ

(2)洗った鶏ガラを鍋に入れ、水を加える。大きくて入らなかったら、半分に折ったりしても◎。

(3)弱火にかけ、じっくりと火を入れる。鶏ガラに気付かれないようにじっくりと温めていくイメージで。途中、あくが出てきたら、都度すくう。透明できれいな鶏ガラスープを取りたいので、絶対に沸騰させないのがポイント。

(4)ふたを開けたまま2~2.5時間程度煮出して、鶏ガラがほろほろになったら、ボウルの上にザルとキッチンペーパーを重ねて、スープを濾す。

こんな感じのクリアな鶏ガラスープが取れました。

鶏ガラスープ 鶏ガラスープ

画像:中願寺あゆみ

すぐに使うのであれば粗熱を取って冷蔵庫へ。3日を目安に使い切ってください。すぐ使わない場合は、小分けにして冷凍庫で保存しても◎。私はペットボトルに入れてそのまま冷凍しています。

鶏ガラ自体をスーパーであまり見かけないという方は、精肉の方に「鶏ガラありますか?」と聞いてみてください。たまに、裏から出してきてくれたりしますよ。

ちなみに私のおすすめの鶏ガラは、福岡市中央区渡辺通のスーパー『たべごろ百旬館』のもの。サービスですか?ってくらいお肉が骨に残っていて、すごくだしが出ます。

鶏ガラ活用レシピ:貝のおいしい春に食べたい「あさり貝のフォー」

手作りの鶏ガラスープと旬のあさりで作る、ちょっと手の込んだフォーです。

あさりのフォー 鶏ガラスープ

画像:中願寺あゆみ

【材料】(1人分)
鶏ガラスープ・・・300ml
あさり貝・・・120g
フォー(乾燥)・・・60g
赤たまねぎ・・・1/6個
パクチー(根っこも)・・・適量
Aシナモンスティック(あれば)・・・少々
A八角・・・1カケ
ナンプラー・・・大さじ1
塩・・・少々
白こしょう・・・少々
砂糖・・・一つまみ
青ねぎ(小口切り)・・・適量
レモン(くし切り)・・・1個

<作り方>

(1)水150ml(分量外)と小さじ1弱の塩(分量外)を入れたボウルに、こすり洗いをしたあさりを入れて砂抜きをする(アルミホイルなどをかぶせ1時間ほど置く)。赤たまねぎは薄切りに、パクチー(根っこ以外)はざく切りにする。

(2)鍋にあさりと鶏ガラスープを入れてふたをし、弱中火にかけてあさりの殻が開いたらすぐに火を消し、あさりを取り出す。

(3)(2)にパクチーの根とAを入れ、弱火で5分ほど煮出す。ナンプラーと砂糖、塩、白こしょうを入れ味をととのえる(気持ち濃いめの味)。

(4)別の鍋に湯を沸かし、フォーを表示どおりにゆでる。

(5)(4)の湯を切って器に入れ、上にあさり、赤たまねぎ、青ねぎを散らし、熱々の(3)を注ぎ入れる。

(6)パクチーとレモンを添える。

トッピングの香草はお好きなものをどうぞ。セリやセロリ、みつばなども合いますよー。スパイスはこのくらいの量です。入れすぎには注意!

スパイス

画像:中願寺あゆみ

鶏ガラスープがあれば、野菜を加えてスープにしたり、おじやにしたり、そうめんをゆでて鶏スープのにゅうめんにしたり、カオマンガイのようにスープでお米を炊いたりすることも。

ぜひ、作ってみてくださいね。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。

【参考・画像】
※文・画像/中願寺あゆみ

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