おかわりが止まらない！失敗知らずのご馳走炊き込みごはん＆春キャベツサラダ

2023.04.07

こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。

4月に入って新生活がスタートした方もたくさんいらっしゃいますよね。いろいろと気を使ったり、気温の上下が激しかったりと体調を崩しやすい時期でもありますので、しっかり食べて、新年度の始まりを乗り切っていきましょう。

という私は、さして新しいことが始まるということはないのですが、いつも作業中に聞いているラジオが春の改編で変わってしまい、なれるまでに少し時間がかかりそうです。

1：サラダや炒め物だけじゃもったいない！幸せな香り広がる「クレソンと鯛のごはん」

さわやかな香りで、ピリッとした辛味や苦味があって、肉料理の付け合わせに使われることが多いクレソン。ごはんに混ぜ込んだら、これまた最高。ふたを開けた瞬間に広がるクレソンの香りがたまらない、春のごはんです。

旬のクレソンは、カロテンやビタミンC、鉄分、カルシウム、リンなど栄養価も豊富で女性にうれしい野菜（※1）。新生活を送る上で必要になってくるスタミナを与えてくれる野菜の一つです。

画像：中願寺あゆみ

【材料】（1～2人分）
米・・・1合
クレソン・・・25g
鯛（切り身）・・・1切れ
白ごま・・・大さじ1
白だし・・・小さじ1
塩・・・小さじ1/3

＜作り方＞

（1）米は洗って30分浸水する。クレソンはきれいに洗い、水気をしっかりと切ってみじん切りにする。鯛は表面に塩（分量外）を軽くして10分置き、水分をペーパーでふき取った後、グリルで焼いておく。

（2）洗った米を鍋に入れ、塩、白だし、水190ml（分量外）を加えさっと混ぜる。上に焼いた鯛をのせ、炊飯する。

（3）米が炊けたら、クレソンを入れ、ふたをして5分蒸らす。

（4）白ごまを加えて、鯛をほぐしながら混ぜ合わせる。

炊飯器を使う場合は、普通炊きで大丈夫です。

鯛は骨なしの切り身を使うと、そのまま混ぜ込むだけで手軽です。骨がある場合は、混ぜ合わせるときに外しながら混ぜ込みましょう。

鯛のほかにも、干しエビ、ちりめんじゃこも合います。その場合は、クレソンと同じタイミングで加えて、蒸らしてください。

1合全部一人で食べてしまいそうなくらい、おかわりが止まらないですよ。

クレソンごはんの副菜におすすめの、クミンシードを使ったシンプルサラダ。これ、めっちゃくちゃおいしいですよ～！

画像：中願寺あゆみ

【材料】（2人分）
春キャベツ・・・1/4玉
かつお節・・・ひとつかみ
クミン・・・小さじ1
こめ油（サラダ油でも可）・・・大さじ1
醤油・・・適量

＜作り方＞

（1）春キャベツは手でちぎって冷水に放ち、シャキッとさせる。しっかりと水気をきって器に盛る。

（2）小さめのフライパンに油とクミンを入れ、弱火にかける。クミンから小さな泡がしゅわしゅわと出てきていい香りがしてきたら（10～20秒程度）、火からおろす。

（3）（2）を（1）の上から、ジャッと回しかける。

（4）（3）に醤油を回しかけ（気持ち少なめ）、かつお節をたっぷりとのせる。

和のようで洋のようで、な組み合わせですが、意外といい組み合わせなんです。柔らかな春キャベツをもしゃもしゃ食べられます。

クミンの香りを油に移す（2）の工程を「テンパリング」と言います。スパイスカレーを自作される方などは朝飯前の作業かもですが、クミンは焦げやすいので、火加減など気を付けてくださいね。

今回は、カンタンおいしい春のメニューをご紹介しました。ぜひ作ってみてくださいね！（文／中願寺あゆみ）
※この記事は公開時点での情報です。（※1）食品成分データベース（文部科学省）

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