シンプルイズベスト!「パンストック天神店」で買うべきおすすめパン【古後大輔の福岡パンライフ#171】
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今日もすてきな「福岡パンライフ」をテーマに、最旬のベーカリー情報やおすすめ商品をお届けします。
春は別れと新たな門出の季節ですね。
突然ですが、足掛け3年以上、171回にわたりお届けしてきた本連載『古後大輔の福岡パンライフ』は、今回で最終回となります。
ということで、最終回を飾るのは、やはりこちらで決まりでしょう。
福岡パンライフ最後の晩餐は「stock(ストック)」でキマリ!(福岡市中央区西中洲)
本連載の初回にご登場いただいた、福岡市東区箱崎にある『pain stock(パンストック)』。今回は、その2号店、福岡市中央区西中洲にある『stock(ストック)』こと『パンストック天神店』へ。
箱崎店からはじまり、多くのパン好きに「心地いいパンがある暮らし」を提案してきたパイオニア。
「パンライフ」という本連載にぴったりのお店ではないだろうか。
今やパン屋にも、パンのメニューにも、いろいろな価値観が生まれ、その幅は広がっている。
だからこそ、時には原点回帰が必要だ。
シンプル・イズ・ベスト。普通こそが最強。
長く食べ続けるからこそ出会えるおいしさもあるものだ。
そんな想いを胸に、選んだ最後の晩餐のメニューがこちら。
それでは1つずつご紹介していきましょう。
シンプル・イズ・ベスト!「パンストック天神店」の絶品パンたち
『パンストック』(1/4・270円、ハーフ540円、ホール1,080円)。
店名を掲げたライ麦配合のスペシャリテ。シンプルだから奥深い。だから食べるたびに、いろいろな発見がある。
さまざまな料理やドリンクと合わせてみながら、何度も味わうことでしかたどり着けないおいしさがある。
『白ストック』(ハーフ248円、ホール464円)。
簡単に表現すると、きび糖、練乳、ハチミツを生地に加えたミルクパン。
でも、手にしたときのホワホワとした手触り。口にした瞬間のジュルジュルと溶ける感覚。すべてがミラクル。
どれもはじめての体験だけど、どこか懐かしい記憶も蘇ってくる。そんな不思議なパン。
『黒ストック』(ハーフ248円、ホール464円)。
福岡の人気ベーカリーを支える八女市の『梅野製粉』の全粒粉を50%以上配合しているそうだ。
こういうゴリッとしているけど、食べ手にやさしい、口にして楽しい、そしてカラダにうれしいパンも、パンストックの魅力のひとつだと思う。
『パンドミ・ブール』(ハーフ442円、ホール885円)。
たっぷりと使ったバターの贅沢な香り。山型食パンなんだけど、フワフワの中に程よいしっとり感がある。
生食もいいけど、さっと表面だけ炙るように軽めにトーストすると旨み倍増。
『パンドミ』シリーズはいろいろなタイプがあるので食べ比べするのもいいね。
ほんのりとした甘みが好きな人には『パンドミ・ミルク』がおすすめ。
そしてというか、やはり最後に紹介するのはこのメニューになりました。
『めんたいフランス』(ハーフ216円、ホール410円)。
もう説明不要ではありますが、これを手土産にして感動を届けることができる日が来るとは。パンってやっぱりすごいですね。そしてパン職人のみなさんの飽くなき探究心に敬意と感謝を。
ハモの骨切りのように上部に刃を入れ、こんがりと焼き戻して食べるのも大好きです。
いや〜ほんと、パンって面白いですよね。
そうやってたくさんのパン職人と、パンを愛するみなさんの情熱で、このまちのパンライフはおいしく続いていくことでしょう。
最終回いかがでしたでしょうか。
お別れするのは辛いけど、新たな出会いが待っているはず。
ここまでお付き合いをいただいたパン好きのみなさま、
そして連載を支えてくださったスタッフのみなさま、
本当にありがとうございました。
またパン屋でお会いしましょう!(文/古後大輔)
<店舗情報(店名をクリック↓)>
■stock(ストック)
住所:福岡市中央区西中洲6-17
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/古後大輔
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