カレー激戦区・大名に登場!一口で甘みと辛みを感じる“新感覚カレー”が楽しめる注目店(福岡市中央区)
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こんにちは。FBSアナウンサーの伊藤舞です。
カレー日記154回目は、“カレー激戦区”の大名エリアにニューオープンした新感覚カレーのお店です。
FBS福岡放送『めんたいワイド』の「火曜カレー部」で取材したお店を詳しく紹介していきます。
カレー激戦区・大名エリアにニューオープン!「咖喱の多か喜家(かれーのたかぎや)」(福岡市中央区大名)
福岡市中央区大名、多くのカレー店がひしめく“カレー激戦区”に2023年1月にオープンした『咖喱の多か喜家(かれーのたかぎや)』。
明治通りにある「中央区役所」の交差点から、昭和通りに続く道沿いのビルの2階にお店があります。
店内は全てカウンター席。キッチンからの香りや雰囲気をそのまま感じられる空間です。
ぐちゃぐちゃに混ぜるのが正解!新感覚の「かしわカレー」
ここ福岡博多に愛されるカレーを!との思いで作ったという一皿が、こちらの『かしわカレー』(770円)です。
濃厚そうなルーの中心にターメリックライスと、名前の通りどーんとのったかしわ。さらに卵黄もトッピングされています。
かしわをほぐしつつ、ルーとライスと一緒に食べようとすると……「ちょっと待ってください!」とスタッフの方からストップが!
実はこのカレー、ルーとライスとかしわを全部しっかり混ぜて食べるのが正しい食べ方なんだそう。お行儀悪いかな……と、ちょっとためらってしまうんですが、このお店ではぜーんぶ混ぜてOKとのこと。
おそるおそる混ぜ始めます。
混ぜれば混ぜるほど、スパイスの刺激的な香りが感じられ、ほろほろ崩れるかしわの柔らかさに感動。なんだか楽しくなってきます。
混ぜるときのポイントは、卵黄は崩さずに取っておくこと。そうすると卵黄あり・なしの変化を途中で楽しむことができます。
全体がしっかり混ざった段階で、ようやく口に運びました。すると、今までに味わったことのない感覚!
口に入れた瞬間は、馴染み深いかしわの甘い味わいと旨みが! そこからちょっと経つと、真逆のスパイスの刺激がじわじわ追いかけてくるんです。
甘みから辛みへの大転換! ここまでの味の変化を一口で感じたことは初めてです。
カレー、ライス、かしわ、この全てをしっかり混ぜることで完成するこのカレー。
お肉が固くならず、混ぜたときの温度が均一になるように、お皿は90度に温められています。なので、盛り付け担当のスタッフは90度のお皿を持てるように、常に左手に軍手をはめているんです。
また、30種類ほどのスパイスとハーブを使用しているルーは、極力塩を使わずに仕上げ、その分ライスに少し塩をプラスしているそう。
計算され尽くした味付けと、全部混ぜるというちょっと背徳感のあるこのひと手間が、ほかでは味わえない感覚です。
混ぜている間、端に寄せて大切に取っておいた卵黄を崩す瞬間もちょっとドキドキ。
濃厚な卵黄が後味スパイシーなカレーをぐっとまろやかにまとめてくれます。
まるでケーキ!?こんなの見たことない!牛ひき肉のキーマカレー
もうひとつのカレーメニューが、『牛ひき肉カレー』(990円)。まるでケーキのような盛り付けです。
横から見ると、ライス、牛ひき肉のキーマ、卵&カスリメティの3層に。
牛肉の旨みとスパイスの風味がいい塩梅で、辛みは控えめ。食べ進めるほどに味をより鮮明に感じるちょっと不思議なカレーです。
イタリアン・フレンチから進化した超オリジナルカレー
今年1月にオープンしたばかりの『咖喱の多か喜家』ですが、もともとこの店舗はイタリアンのお店として営業していました。
また、オーナーがフレンチのお店もプロデュースしていることもあり、フレンチやイタリアンの技術をふんだんに取り入れて、オリジナリティー溢れるカレーを生み出しています。
唯一無二の新感覚カレー。混ぜる時間も、食べる時間も、オリジナリティーあふれるひとときが楽しめます。(文/伊藤舞)
<店舗情報>
■咖喱の多か喜家(かれーのたかぎや)
住所:福岡市中央区大名2-10-39 サンマリノビル202
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/伊藤舞
※FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)
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