7席限定で特別感たっぷり! “大切な日に行きたい”極上フレンチのおまかせコース(北九州市小倉南区北方)
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こんにちは。Instagramでゆるっと福岡グルメを発信している『ちひログ』です。
今回は、2022年11月24日にオープンした極上フレンチが楽しめるお店をご紹介します。
記念日など大切な日にもおすすめ!極上のフレンチが楽しめる「肉処 濱さき」(北九州市小倉南区北方)
北九州モノレール「北方」駅から徒歩約3分の場所にある『肉処 濱さき』。駐車場も3台あるので、車でのおでかけも便利です。
趣のある扉を開くと、そこはまるで別世界! 高級感あふれるカウンター席のたたずまいに心が動かされます。
オーナーの濱崎シェフの、訪れた方と顔を合わせてお話ししながら料理を提供したいという思いから、7席限定のカウンター席スタイルとなったのだそう。
濱崎シェフは、14歳の頃からフレンチに触れ、18歳から横浜の有名ホテルでフレンチを学び、50歳を機に自分の店をオープン。
物腰柔らかい温かな人柄。そして、自らが厳選した食材の特徴を際限まで引き出した繊細で美しい料理に、何度も通いたくなります。
そんな濱崎シェフの女房役は、小倉の有名な老舗飲食店で長年活躍してきた出口さん。出口さんの食に対する知識は一流で、二人がタッグを組んで作り上げるフレンチは、福岡県内でも随一のおいしさ。私が今まで食べてきたコースの中でも、3本の指に入るほどの感動を覚えました。
二人の温かな人柄や心遣いで、大切な記念日なども、記憶に残る時間となること間違いなしですよ!
そんな『肉処 濱さき』のメニューは、18時半から一斉スタートする完全予約制の『おまかせコース』(11,000円)がメイン。21時頃からは、カレーやパスタなど、単品のアラカルトメニューを楽しむこともできます(要予約、チャージ料550円)。
ここからは、一度は食べてほしい『おまかせコース』について、詳しくご紹介していきます。
完全予約制「おまかせコース」
『おまかせコース』は、全部で10品。
コースには門司赤煉瓦プレイスにある『BAKERY&CHANDELIER Eccentric (ベーカリー&シャンデリア エキセントリック)』のパンも数種類付いてくるので、料理と一緒に味わえますよ。
N25 オシェトラキャビア
日本初の『“Official Caviar Partner” of MICHELIN Guide Tokyo 2023 edition(ミシュランガイド東京2023オフィシャルキャビアパートナー)』に選ばれたドイツ生まれの『N25』というブランドのキャビアを贅沢に使用したパプリカのムースです。
『N25キャビア』は、食品添加物を一切使用せずに3~4か月熟成させていて、3.5mmもの大粒なのが特徴。1缶で約2万円ほどする高級品です。
ふんわりとした食感のムースは、パプリカの鮮やかな風味が引き立ちます。艶やかなコンソメのジュレと、キャビアの極上の風味が相性抜群の逸品です。
カブとシモニタネギと
鹿児島黒牛を使った2品目に続いて、3品目は群馬県の下仁田ネギとカブをたっぷりと使用した、まろやかでコクのあるポタージュ。
実は、濱崎シェフの親戚が八百屋さんをしているそうで、野菜も厳選したものを使用。
一つひとつの野菜の個性を引き出すおいしさも、濱崎シェフだからこそ成せる技。まさに感動ものです。
舌♡炭=紀州
メニュー表を見たときから気になっていた『舌♡炭=紀州』。
レモンの上に、牛タンのロースト、そして20種類の香草が入ったカフェ・ド・パリ・バターが添えられた、極上の一品です。
噛めば噛むほど旨みがあふれる牛タンのローストは、柔らかくてずっと口の中にあってほしいと願うほどのおいしさ。
そこにコクのある風味豊かな香草バターが、さわやかでやさしい風味のアクセントを加えます。
牡蠣
こんなに大きな牡蠣は見たことがない!と思うほど贅沢な大分県産の牡蠣。下にはセロリラブ(根セロリ)などの野菜が敷かれています。
8時間かけて作られたソースは、コクがありクリーミー。後味まで幸福感のある一品です。
あまりにもおいしいのでソースの秘密を聞いてみると、朝仕入れたヒラメでヒメドポワソンというダシをとり、フランスで評価の高いノルマンディー産のクレームエペスというクリームを使用しているのだそう。
悶絶間違いなしの一皿です。
ラ・フランス
ラ・フランスの果肉と果汁で作ったソルベは、ふわっとさわやかな風味で、おいしかったです。
黒毛和牛のヒレカツ
北海道の神居牛を使用したヒレカツは、サクッと香ばしく柔らかな食感がたまりません。
しっかりとした肉の弾力のあとに、ジュワッと旨みがやってくる、記憶に残る一品です。
サーロイン
〆のごはんは、サーロインのすき焼き丼。高級感ある上質なサーロインです!
別添えの卵黄を自分で盛り付けるのも楽しいです。ちなみにお米は、宮崎県産のヒノヒカリだそう。
持ち上げてみると、驚くほどずっしりとしたサーロインの大きさに、喜びを隠せません。口に運んでみると、柔らかくてジューシーな旨みが、口いっぱいに広がります。
濱崎シェフの、肉の旨みを引き立てる味付けと、まろやかな卵黄のコクが、相性抜群です。
E・F・C
メニューを見て気になっていた『E・F・C』は、なんとスイーツプレート。Eはアールグレイプリン、Fはフルーツ、Cはケーキの略でした!
プリンは自家製、ケーキは同じ北方エリアにあるケーキ専門店のものだそう。
スイーツと一緒にいただくコーヒーには、チョコレートも添えられています。最後まで細やかな心遣いが、とてもうれしいコースでした。
お土産
『おまかせコース』には、うれしいお土産も付いてきます。小さな紙袋に入っていたのは、なんとクッキー! 最後の最後まで、幸せを満喫できますよ。
21時からはアラカルトメニューが登場
『おまかせコース』終了後の21時前後からは、当日12時までに予約がある場合のみ、アラカルトメニューの営業がスタートします(チャージ料550円)。パスタやカレーなど、濱崎シェフ特製の料理を、単品で楽しめますよ!
タンカレー
ほんのりスパイシーなカレーに、とろとろになるまで煮込まれたタンの旨みがギュッと凝縮された『タンカレー』。
昔からファンが多いという極上の一皿。ゴロゴロと入ったタンがおいしい!
自家製コンビーフ
その華やかさにうっとりする『自家製コンビーフ』(1,000円)。
約8時間かけてマリネしたもも肉は、ふわっとしっとり、とろけるような食感。至福を感じられる逸品です。
ドリンクの種類も豊富!
『肉処濱さき』には、豊富な種類のドリンクメニューも揃います。
今回は車で訪れたので、『ノンアルコールワイン 赤・白』(各600円)を注文しました。
さまざまなノンアルコールワインを飲んできましたが、風味豊かで、今までで一番好きな味でした。
食を極めた達人たちがセレクトしたドリンクも、ぜひ味わってみてくださいね。
10代の頃からフレンチを極めてきた濱崎シェフの料理は、卓越した長年の経験と知識、そして温かな思いがギュッと込められたものばかりでした。
素晴らしいお料理と接客に、記憶に残る幸せなひとときになること間違いなしですよ。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。(文/CHIHIRO)
<店舗情報>
■肉処 濱さき
住所:北九州市小倉南区北方2-26-14
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/CHIHIRO
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