ひと工夫で美味しさ格段にアップ! “料理研究家直伝”絶品「豚汁」レシピ
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こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
寒くなったら食べたくなるものの一つ……それは「豚汁」ではないですか?
私は朝ごはんのときにしっかりたんぱく質を取りたいので、お味噌汁にお肉を入れて作ることがほとんど。なので、そのお肉が豚肉であればそれはもう豚汁なんですが、今回は「よし、豚汁を作ろう!」と思ったときに作るレシピをご紹介します。
調子に乗っていろんな具材を刻んでいたら、すごい量の豚汁が出来上がる、なんてことも。でも大量に作るからこそのおいしさもありますよね~。寒い日はあったかい汁ものでほっこりしましょう。
私の備忘録「豚汁」レシピ
豚バラのブロック肉を使って肉肉しさを演出。ごぼうを焼き付けて最大に香りを引き出せば、おいしい豚の脂と野菜の旨みが混ざり合って深い味わいに。
【材料】(4~5人分)
豚バラブロック・・・150g
にんじん・・・1/2本
大根・・・5cm
ごぼう・・・20cm
れんこん・・・100g
里芋(冷凍)・・・5個
こんにゃく・・・1/4枚
白ネギ・・・10cm
水・・・800ml
干しシイタケ・・・2個
いりこ・・・5本
すし揚げ・・・2枚
みそ・・・大さじ4
一味唐辛子・・・お好みで
柚子こしょう・・・少々
<作り方>
下準備:水に干ししいたけといりこを入れ、冷蔵庫で半日以上置いておく。
(1)にんじん、ごぼうはきれいに洗い、食べやすい大きさに切る。大根、れんこんは1cm幅の扇切りにする。白ネギは小口切りにする。豚バラ肉は1cm幅の拍子切りにする。すし揚げは細く切る。下準備で使っただしを取り終えたしいたけは石づきをとり、4等分にする。こんにゃくは食べやすい大きさに切り、塩でもんで熱湯でゆでてざるにあげる。
(2)鍋に、豚バラとにんじん、ごぼうを入れ、中火で炒める。しっかり炒めてごぼうの香ばしくいい香りがしてきたら、大根、れんこん、里芋、だし汁をいりこごと入れる。
(3)沸騰後、コトコトするくらいの火加減にして5分ほど煮る。
(4)みそ大さじ1を加え、溶く。
→すぐに食べない場合はこのまま火を消して冷ます。この後の工程は食べる直前に行う。
(5)すし揚げを加え、さらに5分ほど煮込み、残りのみそを溶く。
(6)器に盛り、白ネギをのせて、好みで一味唐辛子や柚子胡椒を溶かして食べる。
煮込む前に炒めなかったり、だしを使わずに水だけで作るレシピなどさまざまありますが、私はコクをプラスしたいので炒めるレシピにしています。
何回かに分けて食べる場合は、(4)の工程の状態で保存し、食べる前に食べる量だけ小鍋に移してみそを溶いて食べています。そうすることで、何回も火を入れて、具が煮くずれたりみその味が濃くなったり……ということが防げます。先にみそを少し加えるのは、具にみその味をしみこませたいから。
また、朝に(4)まで作っておけば、夜帰ってきてみそを溶くだけで晩ごはんの出来上がり。
野菜は家にあるものでなんでも大丈夫ですが、いい香りが出るのでごぼうだけはぜひ忘れずに入れてほしいです。玉ねぎ、じゃがいも、白菜、もやしを入れてもおいしいですよ。厚揚げなんかもいいですね。ほら、そんなこと思って作っていたら、めちゃくちゃ大量にできちゃいますよね。でも冷蔵庫の掃除にもなって◎。
豚汁にもおすすめのお気に入り香辛料
先日、鹿児島への旅行の際にさつま町というところで『ひらめき』という香辛料を購入しました。聞くところによると、焼酎用のサツマイモ生産者さんが作っている手作り香辛料とのことで、さつま町の名物でふるさと納税にも選ばれている代物。一見、普通の七味と変わりなさそうなんですが、これが癖になるおいしさ!
原材料はミカン、タカノツメ、ゴマとシンプルだけど、絶妙なブレンドバランスかつ、素材が全部おいしい。そしてミカンのさわやかな風味と香り高いゴマがいい仕事する~!
普通にお味噌汁に振りかけたり、これからの季節はお鍋や温かいうどん、年越しそばにもおすすめ。これを炊き立てのご飯にかけて塩を振って食べる人もいるんだとか。ネットでも購入できるようなので、気になった方はぜひ。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/中願寺あゆみ
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