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高宮庭園茶寮

紅葉と秋の味覚を堪能!非日常感あふれる空間で味わう期間限定コース(福岡市南区高宮)

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こんにちは。Instagramでゆるっと福岡グルメを発信している『ちひログ』です。

今回は、『高宮庭園茶寮』で期間限定で楽しめる特別コースをご紹介します。

歴史ある近代和風建築で非日常の時間を楽しめるレストラン「高宮庭園茶寮」(福岡市南区高宮)

『高宮庭園茶寮』は、西鉄天神大牟田線「高宮」駅 から徒歩5分の場所にあります。無料駐車場もあるので、車で訪れる方も便利です。

静かな緑地に佇むこの店は、平成29(2017)年5月に福岡市登録文化財に登録された『旧高宮貝島家住宅』が2022年4月に生まれ変わった空間。婚礼会場とレストランがあります。

外観 高宮庭園茶寮

画像:CHIHIRO

100年の歴史ある近代和風建築の中で、非日常な時間を過ごすことができます。

入口 高宮庭園茶寮

画像:CHIHIRO

広大な庭園は、一般にも開放されており、散策を楽しむこともできますよ。

夜の庭園 高宮庭園茶寮

画像:CHIHIRO

紅葉のライトアップと楽しむ期間限定コースが登場

レストランでは、通常はランチやアフタヌーンティーを中心に楽しむことができますが、2022年11月19日(土)~12月4日(日)の期間中は、紅葉のライトアップを眺めながら、紅葉をイメージしたコース料理を楽しめる催し『秋の宵』(完全予約制)が開催されます。

今回、ひと足先にいただいてきました。

まずは喫茶でお茶を楽しむ

まずは喫茶で、目の前でお茶を淹れてもらい、いただきます。喫茶の中で、ほうじ茶を焙じているため、部屋いっぱいにお茶の豊かな香りが広がっていました。

喫茶 高宮庭園茶寮

画像:CHIHIRO

茶釜で沸かした湯のまろやかな口あたりは、まさに感動ものです。

茶釜

画像:CHIHIRO

ここでいただくのは、秋の紅葉のように赤いりんごと、落ち葉のような褐色のほうじ茶。浅煎りのほうじ茶は、嬉野の栽培方法にこだわった茶園『副島(そえじま)園』のものを使用。まろみのあるおいしさに、ほっと癒されました。

ほうじ茶とりんご

画像:CHIHIRO

その後、貝島家の客間としても使用されていた、大広間へと移動します。

大正時代の造形を可能な限り残したという空間は、その美しさにうっとりしてしまうほどです。

店内

画像:CHIHIRO

大広間からは庭園のライトアップを見ることができますよ。

店内

画像:CHIHIRO

席に着くと、『高宮庭園茶寮』自慢の料理に使用されるダシを引くための食材や、コースに使用されている旬の野菜が運ばれてきます。

2日間かけて引くというダシには、北海道産の羅臼昆布、鹿児島県枕崎の鰹節、大分県産のどんこ椎茸、長崎県平戸のトビウオといった食材を使用しています。

食材

画像:CHIHIRO

最初に、そのダシをいただきます。どんな食材を使用しているのか鮮明に分かるほど、素材の旨みが際立っていました。

ダシ

画像:CHIHIRO

乾杯酒のシャンパンは、『シャルル・ド・カザノーヴ ブリュット』。3種類の葡萄が使用された、全日空のビジネスクラスのグラスワインとしても採用されているという一杯。シトラスを思わせるさっぱりとした味わいです。

シャルル・ド・カザノーヴ ブリュット

画像:CHIHIRO

ノンアルコールのドリンクを選ぶこともできます。

こちらはノンアルコールで、『副島園』の『かぶせ茶』を使った『高宮庭園茶寮』でしか飲めない一杯。日光を遮ることで茶葉の旨みが渋みに変わるのを防いだ風味豊かな『かぶせ茶』をオリジナルでブレンドし、炭酸で抽出していただきます。

かぶせ茶

画像:CHIHIRO

途中でレモンを入れると、フレッシュな柑橘系の香りに変わり、また違ったおいしさを味わえますよ。

レモン

画像:CHIHIRO

長浜市場直送 鮮魚の昆布締め 赤大根の酢漬け 油谷湾 季節の塩

一品目は『長浜市場直送 鮮魚の昆布締め 赤大根の酢漬け 油谷湾 季節の塩』。

長浜市場直送のクエを昆布締めにした一品。上には雪のような山わさびがかけられています。お皿には甘酢漬けした赤大根、トレビスやラディッシュが添えられていて、紅葉を思わせる美しい色合いです。

長浜市場直送 鮮魚の昆布締め 赤大根の酢漬け 油谷湾 季節の塩

画像:CHIHIRO

下に添えられているのは、山口県油谷にある『百姓庵』の塩。塩は季節により海のミネラル分が変わり、味わいも違うそう。1年の中で一番ミネラルバランスが整っているという秋の塩を付けていただくと、ふわっと透明感のあるクエの旨みがさらに引き立ちますよ。

鰤 大根

二品目は『鰤 大根』。

鰤大根

画像:CHIHIRO

約40度の低温で揚げた、ふっくらやわらかな鰤と、鰹のダシで炊いた大根からジュワッと旨みが溢れ出します。香りが良く、豊かな風味が口いっぱいに広がりますよ。

北海道石臼挽き蕎麦 薩摩赤鶏と生姜のお出汁

三品目は『北海道石臼挽き蕎麦 薩摩赤鶏と生姜のお出汁』。蕎麦は、北海道にある一番人口の少ない村『音威子府村』産なのだそう。そばの実だけでなく殻の部分まで石臼で引いてあり、そのまま食べてもやさしい甘みを感じられました。

北海道石臼挽き蕎麦 薩摩赤鶏と生姜のお出汁

画像:CHIHIRO

ダシには、生姜や薩摩の赤鶏を使用しており、鶏の旨みが後を引きます。

カリフラワーのすり流し 甘海老の炙り キャビア 揚げ米

四品目は、『カリフラワーのすり流し 甘海老の炙り キャビア 揚げ米』。

すり流しは、すり鉢ですりつぶした食材にダシを入れて伸ばす、日本の伝統料理。今回はまず、すり流しに使用したカリフラワーそのものを味わいます。

塩麹で味付けしてあり、ピンクペッパーが良いアクセントになっていました。

カリフラワーのすり流し 甘海老の炙り キャビア 揚げ米

画像:CHIHIRO

ダシと豆乳で伸ばしたすり流しは、甘エビのグリル、キャビア、そして新米の米あられの食感が楽しい!

カリフラワーのすり流し 甘海老の炙り キャビア 揚げ米

画像:CHIHIRO

ふわっとクリーミーでとろけます。

寒鮃 ビーツ 芹 赤蕪

秋の彩りをイメージした『寒鮃 ビーツ 芹 赤蕪』。皮目をパリッと香ばしく、身をふっくら焼き上げた寒鮃の上には、芹(せり)がのっています。

伊万里焼のお皿に、ビーツで作られたソースが印象的。まるで芸術作品のようです。

寒鮃 ビーツ 芹 赤蕪

画像:CHIHIRO

平松酒造 純米吟醸

日本酒『平松酒造 純米吟醸』を使用したグラニテ。アルコールは全て飛ばしているので、お酒を飲めない方も安心です。

平松酒造 純米吟醸

画像:CHIHIRO

シャキッとふわっとした氷菓子で、フレッシュな風味の一品。純米吟醸の香りがギュッと閉じ込められていますよ。

平松酒造 純米吟醸

画像:CHIHIRO

伊万里牛サーロイン 朴葉焼き 銀杏 蓮根

秋をイメージして朴葉に包んだ『伊万里牛サーロイン 朴葉焼き 銀杏 蓮根』。朴葉に包んだまま加熱してあり、朴葉の良い香りが伊万里牛に移っています。

伊万里牛サーロイン 朴葉焼き 銀杏 蓮根

画像:CHIHIRO

ジューシーに焼き上げられた伊万里牛は、とろけるほどやわらかく、脂の旨みも濃厚な感動の味わいでした。

中には蓮根や銀杏など、秋の野菜が添えられていますよ。

伊万里牛サーロイン 朴葉焼き 銀杏 蓮根

画像:CHIHIRO

和牛スジ 時雨煮 久保山農園百年米ともち赤米のご飯

締めは『和牛スジ 時雨煮 久保山農園百年米ともち赤米のご飯』。

和牛スジ 時雨煮 久保山農園百年米ともち赤米のご飯

画像:CHIHIRO

椎茸のダシで炊いた赤米と、ダシの効いたお味噌汁は相性抜群。伊万里牛の時雨煮は、しっかりした旨みでご飯が進む味わいでしたよ。

ミルク菓子 柿と赤い果実のシロップ漬け

デザートは、秋を感じられる『ミルク菓子 柿と赤い果実のシロップ漬け』。

ミルク菓子 柿と赤い果実のシロップ漬け

画像:CHIHIRO

ミルクを使用したコクのあるアイスケーキと、さわやかなライムのシャーベットが締めにぴったり。

その上からは、イチヂク、ラズベリーなどをシロップ漬けしたものと、秋らしい柿と紅葉が添えられていますよ。

紅葉の天ぷら

茶菓子は『紅葉の天ぷら』。食用の紅葉をサクサクに揚げた天ぷらでいただきます。

一緒に出てくるほうじ茶は、喫茶で自家焙煎したものに、柿の皮を加えています。

紅葉の天ぷら

画像:CHIHIRO

食事を終えた後には、ライトアップされた庭園を歩きながら、秋の美しさを楽しめます。

『秋の宵』は、乾杯酒付きコース13,000円、ペアリングドリンク3種付きコース 16,000円があります。完全予約制です。
※乾杯酒、ペアリング共に、アルコール又はノンアルコールから選べます。

100年の歴史のある近代和風建築の中で、庭園のライトアップを眺めながら楽しむ料理は、記憶に残る思い出になりますよ。

秋にしか楽しめない非日常な時間を、ぜひ体験してみてくださいね。(文/CHIHIRO)

<店舗情報>
■高宮庭園茶寮
住所:福岡市南区高宮5丁目16-
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。

【参考・画像】
※文・画像/CHIHIRO

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