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老舗呉服店でカレー!? 5日間かけて仕上げる「嘉穂牛」ほろほろコク旨カレー(嘉麻市)

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こんにちは。FBSアナウンサーの伊藤舞です。

カレー日記140回目は、老舗呉服店で味わえる牛肉の旨みたっぷりカレー。

FBS福岡放送『めんたいワイド』の「火曜カレー部」で取材したお店を詳しく紹介していきます。

江戸時代から続く老舗呉服店でカレーを!?「きもの処 久賀屋・くがやCafe」(嘉麻市)

福岡市から車で1時間半ほど、嘉麻市にある『くがやCafe』。

1854年創業の老舗呉服店『きもの処 久賀屋』の店内で、4年前から営業を始めたカフェです。

きもの処 久賀屋・くがやCafe 外観

画像:伊藤舞

大正時代に建てられた建物をリノベーションした店内は、古い梁などをそのまま生かし、歴史を感じられる空間になっています。

カフェらしくテーブル席があるほか、

くがやCafe 店内

画像:伊藤舞

棚には着物や和雑貨が並び、奥には和室と、呉服店らしさもある店内です。

くがやCafe 着物

画像:伊藤舞

くがやCafe 小物

画像:伊藤舞

5日間かけて作る!地元ブランド「嘉穂牛」のコク旨欧風カレー

カフェでは、和スイーツやサンドイッチなどの軽食、そしてお店自慢のカレーがいただけます。

その中でも人気なのが『くがやカレー』(850円)。

くがやCafe くがやカレー

画像:伊藤舞

シンプルだけどこだわりが詰まったカレーは、地元嘉麻市のブランド牛である『嘉穂牛』を、5日間かけて煮込んで寝かせた欧風カレー。

お肉が繊維状になるまでじっくり煮込んでいるので、食べた瞬間にルー全体からお肉の旨みと甘みが口いっぱいに広がります。

くがやCafe くがやカレー

画像:伊藤舞

さらにじっくり炒めた玉ねぎのコクと甘み、トマトの酸味も効いていて、絶妙なバランスに仕上がっています。

くがやCafe くがやカレー

画像:伊藤舞

また、最後に豆乳を加えることで、お肉の味が強いのに後味さっぱり。コッテリしすぎずに味わえるように仕上がっているんです。

閉店危機を乗り越え生まれた、老舗呉服店×カフェの新業態!

一時は閉店を考えていたという老舗呉服店の『久賀屋』。しかし、7代目から閉店話を聞いた次期8代目となる店主の娘さんが一念発起し、店舗をリノベーションしカフェを併設。今の形で営業を続けることになりました。

お店の名前がそのままついた『くがやカレー』は、次期8代目が家で作っていたカレーのレシピを元にしたカレー。

だから、贅沢な食材で手間暇かけていながらも、どことなくホッとしたぬくもりが感じられます。

くがやCafe くがやカレー

画像:伊藤舞

呉服店をもっと身近に、人が集う場に。そんな思いも込めて作られた今の営業のスタイル。

ホッと懐かしいカレーをいただきながら、江戸時代から続く老舗の世界観を楽しむ。贅沢なひとときが味わえます。(文/伊藤舞)

<店舗情報>
■きもの処 久賀屋・くがやCafe
住所:福岡県嘉麻市大隈町389
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。

【参考・画像】
※文・画像/伊藤舞
FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)

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