福岡市から車で約1時間! “ちょっと休憩もガッツリ食事もOK”郷土料理が楽しめる秋月の人気店
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こんにちは。福岡のおいしいお店を紹介するブログ『よりみちの福岡紹介』を運営している、よりみちです。
自然が豊かで、思わず息を飲んでしまうような絶景もある「秋月」。実は私、熊本出身で福岡に引っ越して来るまで、こんなにすてきなエリアがあるのを知らなかったんです。
最近個人的にハマっています。
ここに並んでいるのは全部「桜の木」でして、春は桜、夏はきれいな緑、秋は紅葉、冬には雪が積もってこれまた絶景。一年を通して楽しむことができる、すてきな一本道です。
新緑がきれいな桜並木を歩いていると、何やらすてきなたたずまいのお店を発見しました。
地元の名物をふんだんに活かした料理の数々を楽しめるお店「黒門茶屋(くろもんちゃや)」(朝倉市秋月)
冒頭でご紹介した桜並木は、多くの観光客が訪れる秋月のメインストリート「杉の馬場通り」。その真ん中あたりにあるのが、今回ご紹介する『黒門茶屋(くろもんちゃや)』です。
昭和47年に創業し、50年もの歴史があるお店なんですって。
秋月といえば「葛」や「川茸(スイゼンジノリ、通称かわたけ)」などが有名な産物なんですって。
「葛」は料理で使ったことあるけども、「川茸」に関してはもはや名前すら知りませんでした。朝倉市の『黄金川』でのみ採れる天然の淡水海苔だそう。
それでは、料理だけではなく、まずは店内のいろんな魅力をお届けしましょう。
入り口の棚には昔ながらのおもちゃや工芸品が置かれていました。
こういうノスタルジックな小物大好き。
もうたまらないんですけど。
家に全部並べたいもん。こういうのかわいいよなぁ。
そして、結構異色のオーラを放っている謎の女の子の絵を発見。
黒門茶屋出身の茶屋系V Tuber「秋月みいひちゃん」ですって。
お店や秋月、朝倉のいろんな情報を日々発信しているそう。応援したくなるキャラクターですよね。今後要注目ですよ!
お土産によさそうなお菓子も発見。えっ、『あまおう苺餅』(240円)ってめっちゃ安くない? 10個入ってこの値段ですよ。
そんなに大きくはないけど、食事の後とかにはちょうど良さそうなサイズでした。
そして店内には、座敷の席があるんですが、この実家に帰ってきたかのような安心感。
見てくださいよ、このテレビ。私を含め、ある年代以上の方々にはたまらないのではないでしょうか。
しかもこのテレビ、現役なんですよ。
店内の左側が、食事をする際のメインフロア。
フロアに入って右側からなんか視線を感じまして。
めっちゃ人懐っこいワンちゃんがいました。
この子は黒門茶屋名物の「まろ店長」、奥には茶豆柴の「ろっち副店長」もいますよ。
全然吠えないし警戒心が全くないので、「もふもふ」し放題です。
それではメニューを見ていきましょう
少し脱線してしまいましたが、メニューを見てみましょうか。
ちょっと休憩しようかなという方には、甘味メニューの『葛餅(5切れ)』(450円)や『葛きり』(550円)などがオススメです。
ガッツリ食事をしたい方には、秋月の名物が堪能できる『川茸定食』(1,800円)がオススメ。少しおかずの量が少なめの『黒門定食』(1,200円)でも十分に名物を堪能することができそうです。
そして単品メニューも。ずっと気になっていた『蒸し雑煮』(700円)はぜひ注文したいと思います。
「蒸し雑煮」って…?
「蒸し雑煮」って知ってます? 福岡に住んでいても、あまり馴染みがない方が多いかもしれません。
福岡県の中央部、筑前朝倉地域に伝わる蒸すタイプの珍しいお雑煮だそうです。
がめ煮の具材をそのまま蒸し雑煮にするご家庭もあるとか。
朝倉地域でもみんながこれを食べているわけではなく、「武士」が住んでいた地域で食べられることが多いんだそうです。
これはぜひとも食べておきたいですね。
見た目は茶碗蒸し、中身はお雑煮!? 不思議な料理「蒸し雑煮」
こちらが『蒸し雑煮』です。
見た目は本当に、そのまま大きな茶碗蒸しっていう印象ですが、味はどうなんでしょうか。
ちなみに上にのっているのが「川茸」なんですって。
海の海苔と違って磯臭さもなく、お馴染みのあおさみたいな感じです。
ここまでは普通の茶碗蒸しだわ。
どれどれ。食べ進めていきましょうか。
あ、でもやっぱり中身はお雑煮だ。
なんだこりゃ。食べててめっちゃ楽しいぞ。
やっぱり主役がいました。大きなお餅。しかも2個。
正直これ一つでも結構お腹いっぱいになる方もいるかもしれないくらい、ボリュームがありますよ。
秋月の名物をひとまとめにしたような豪華な定食「川茸定食」
こちらが『川茸定食』です。
なんて豪華なんでしょう。お殿様になった気分です。
こちらは「川茸ご飯」でして、蓋を開けた瞬間に良い香りがふわりと立ち上ります。
こちらは、名物である葛を使った「手作りのくず餅」です。
普通のくず餅と違って、結構弾力があるような。
それでいて口に入れたらとろりと溶け出しちゃうような。なんか不思議な感じ。
「川茸こんにゃく」なんて料理まであるんですよ。
隣に添えてある酢味噌で食べるんですが、酢味噌いらないくらいおいしいですね。
これはなんだろうか。吸い物かな?
あ、吸い物はシンプルでした。
でも、お吸い物って、箸休めにほしいなって思うようになったのは少し歳を重ねたからでしょうか。
こちらは「川茸の酢の物」。コリコリの感触が面白い逸品です。
味はそこまで酸味がないので、酢の物は苦手ですって方でもご安心ください。
全体的にやさしい味に仕上がってますので、年齢性別問わずに楽しめそうですね。
さて、こちらの竹の器にのったお料理をいただきましょうか。
秋月で採れた山菜を活かしたものばかりで、季節を感じられて見た目にもすてきな一皿に仕上がっています。
でも全体的にこれだけおいしく仕上げるには、それなりに長い年月修行してこられたんだろうなぁって思ってたら。
まさかの前職はまったく異なるWEB関係のお仕事をされていたんだとか。
だからV Tuberをされてるのね〜。じゃないのよ。
だとしたら味覚のセンス良すぎるって話ですよね。
テイクアウトもOK!「飲むくず餅」も要チェック
こちらは、テイクアウトもできる『飲むくず餅』(各700円)です。味は2種類、抹茶小豆と黒蜜きなこがあります。
食後にこれはたまりませんなぁ。
余韻がすごいや。抹茶とやさしい食感のくず餅がにゅうるりと喉を通っていくのが気持ちいいもん。
黒蜜きなこは、大方みなさんのご想像通りかと思いますが、正直、わらび餅よりこっちのほうが好きです。
柔らかく、歯切れがいいので喉に詰まることもありません。最高です。
というわけで、ご馳走様でした!
秋月に行く際は、ぜひよりみちしてくださいまし。(文/よりみち)
<店舗情報>
■黒門茶屋(くろもんちゃや)
住所:朝倉市秋月野鳥684-2
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/よりみち
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