何を食べてもハズレなし! “元一流ホテルのシェフが作る”本格タイ料理のお店(筑後市)
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こんにちは。福岡のおいしいお店を紹介するブログ『よりみちの福岡紹介』を運営している、よりみちです。
ここ最近、暑くなってきましたが、そんな時に辛い料理を食べたくなることありませんか?
辛い食べ物を欲して、調べてみると、筑後市に2022年3月にオープンした本格タイ料理のお店があるそうで。
オーナーシェフはもともと、10年以上海外の一流ホテルで修業し、しかもそこでシェフを勤めていたお墨付きの腕前。
どんなおいしい料理が待っているんでしょうか。さっそくお店に向かいましょう。
2022年3月オープン!ランチで本格タイ料理が楽しめるお店「AROI(アロイ)」(筑後市)
実は私、タイ料理にあまり馴染みがないんです。
おそらくタイ料理だと知らずに食べたりしていることはあるんでしょうけども。
今回は、一流シェフが作るタイ料理ですよ。
やっぱり高級店かな?どんなお店なんだろう?敷居が高い感じ?
そう思いながらたどり着いたお店の外観はこちら。えっ、めっちゃ素朴でなんか親近感ある。
上の写真のドアの前、道路沿いのスペースが駐車場です。
入口はブルーの壁沿いに進んだ右手側にあるので、遠慮なくドアの目の前に停めてください。
ワクワクするなぁ。期待しかないです。
ちなみに、金曜・土曜以外はランチ(10:00〜15:00)のみの営業です。本格的タイ料理を満喫しちゃいましょう。
1人でも楽しめる!アットホームな雰囲気の店内
店内には、1人でも安心して利用できるカウンターがありました。
なんだろう、少し異国情緒を感じるのは先入観でしょうか。
あ、勘違いじゃないです。見てください、このココナッツミルクの量。やっぱりどうやら、本場タイのお店みたいなオーラを放っております。
店内はアジアンテイストな感じですが、ホールを担当されている奥様の柔らかな接客で一気に緊張が解けていきました。
テーブル席もあるので、複数人での利用でも楽しめそうですね。
オーナーシェフのジョシュ・ハートランドさんは、お一人で調理されていますが、提供のたびに話しかけてくださる、とても気さくな方。
日本語は少し話せるくらいだそうですが、奥様が間に入って翻訳してくださる姿がなんだか微笑ましい。
それではメニューを見ていきましょうか。
タイ料理に馴染みはないけど大丈夫かしら?
そんな疑問をお持ちのみなさま。
ご安心ください。奥様が、これは鶏肉を使って〜、フレッシュなハーブを〜、なんて優しくヒアリングしながら丁寧に説明してくださいます。
『トムヤムクン』(1,300円)くらいはさすがに分かりますが、『トムカーガイ』(1,200円)とか私は聞いたことなかったです。
一通り説明を受けて、身を任せて注文しました。
まず出てきたのがこちらのお通し。日本でいうところのピクルスだそうです。
レモングラスが効いていて、さっぱり仕上がっております。
あまり食べたことがない味わいで、これに似てる!とか言えないほど初めましての味。
しっかり味はついてるけど、野菜はシャキッとしてる。
漬け込みすぎるとふにゃふにゃになるし、浅いと味が薄くなる。
ピクルスとか浅漬けの料理って、食感を残すの難しいんですよね。
ちなみに、毎回出るわけではなく、季節によって野菜と料理も変わっていくそう。いつ行ってもきっと新しい味に出会えるでしょう。
タイ料理が続々とやってきました
注文した料理が続々と運ばれてきました。
こちらが『トムカーガイ』です。
結局頼んじゃいました。説明を聞いていたら、食べたくなっちゃいますもん。
鶏肉をココナッツミルクに漬け込んで柔らかく仕上げて、下にはココナッツミルクを使ったスープが敷いてあります。
もうねぇ、チキンが好きならこれは必食よ。
というか、上にのってるチリジャムがほんとにおいしい。
しっとり柔らかなこのチキンに、ほのかにピリッとするチリジャムが最高のアクセントになってる。
これがまたまたおいしいんだけど、近い料理の表現のしようがない。
しっとりしたミルキーなチキンが、ほのかなハーブの香りと自家製チリジャムによって、この1枚で口の中が幸せで満ち溢れていく、とでも言いましょうか。
下に敷いてあるスープがコクがあっておいしいの。
ココナッツミルクベースでサラッとしているけど、しっかり主張してくる香り。
鶏肉1枚1枚をしっかり絡ませても余ったら、最後は周りの目を気にせず飲み干しましょう。
そして、本日のメイン料理には『グリーンカレー』(1,500円)をチョイス。ルーの緑色は緑の唐辛子の色なんですって。
ちなみにご飯は「ジャスミンライス」というタイ米。細長いお米を少しかために炊いて、グリーンカレーに合わせてあります。
ご飯の味は普段食べているものとそんなに大きく違いはないけど、細長くて面白い形してるなぁという印象。
『グリーンカレー』は、食品添加物を一切使っておらず、スパイスから作り上げるというこだわりぶりで、小麦粉とかも使ってないから基本的にスープ状です。
それにしてもこの一皿を仕上げるまで、かなり手間がかかるのは見れば分かりますね。
具材がとにかく山盛りなんですよ。
パクっと一口。
ん? 思ったほど辛くない。
素材の旨みがいろいろ染み込んでいて、味に深みがあるのがしっかり分かります。
よかった、これなら辛い物が得意ではない私でも食べられそ……
・・・あ、やっぱり辛いかも。
やっぱり辛いです! でもスプーンが止まらねぇ!!
激辛ではなく、クセになる辛さとでも言いましょうか。
お水は必須なんですが、なぜかヒーヒー言いながらも食べちゃうアレです
これは辛いの好きな方は絶対ハマるでしょうね。
ちょっと一旦休憩しましょうか。夏野菜代表格のナスをペロリ。
野菜自体には味はつけておらず、カレーと一緒に食べることでちょうど食べやすい辛さになるよう仕上げてあります。
あ! さっきのチキンだ。これはうれしいサプライズ。
やはりしっとり柔らかいのは、このカレーに入れても健在ですねぇ。
気がつけば、ご飯そっちのけでカレーばかりすすっておりました。
なんでこんなに止まらないんだろう。
汗かいちゃうくらい辛いけどうまいのよ。
ちなみに辛いのが苦手ならちゃんと控えめに作ってくれますし、足りないなら辛さをもっと強めにして作ってくれます。
お客さんのわがままを最大限まで聞いてくれる、お店の懐の深さがすごいんですよ。
メニューにはないですがお子様メニューも対応してくれますし、専用の椅子も用意してくれますので、お子様連れでも安心です。
それなりにお腹いっぱいになっていますが、シェフがまだいけるならこれも食べてくれ!と目を輝かせて勧めてこられたので『パッタイ』(1,500円)も注文してみました。
手前には刻まれたアーモンドが添えてありますね。程よい塩気だ。これはいいぞ。
既に口の中はヒリヒリパーティ―が開催されているので、ここで一旦ドリンクを。
お口の中をさっぱりさせたくて『レモングラスレモネード』(400円)を注文しました。
はぁああああ。これです、これ。
私が今最も欲しているのが、これでした。
一気に飲み干す勢いで飲んでしまって、いざ改めて『パッタイ』を。
ちなみにこちら、平打ち麺のライスヌードルを使用されていて、ほかにない風味と食感すぎて、ほんとに食べてて面白いんですよね。
えっ、これは辛いんだ。おっこれは酸味が効いてるのか!これはどうだ?これは?なんて、もうとにかく好奇心が止まらなくなってくるんですよ。
食レポしたいんですが、やっぱり表現が難しい。
何せ馴染みがある“近いあの味”とかが全くないのだから。
酸っぱ辛い?といえば少しは伝わるでしょうか。
もうとにかく、おいしい。
これはきっと全世界共通でそう思うはず。素材一つひとつに味がしっかり染みていて、おいしいんですよ。
どれ食べてもハズレなしなんて、なかなかそんな店ありませんよね。
ちなみにこれは完全に好みが分かれると思うので、まず半分ほど食べてからにしてほしいんですが。
私はレモンを絞って混ぜたほうが好きでした。
レモンの酸味と風味が加わったことで、今までの味とは一変して、これまた進んじゃうのよ。
これはもう、リピしますわ。
これからは、辛いものが食べたい時はここに来たいと思います。
はぁ、さすがにお腹いっぱいだ。こんな幸福感に包まれたのはいつぶりだろう。
すっかり意気投合したら、デザートも食べていきなよ!って勧めてくれたので、じゃあ、それもと『自家製ココナッツアイスクリーム』(450円)を注文してしもた。
これ、〆に絶対頼んだほうがいい。口の中がヒリヒリしてて、どうしたもんでしょって時に癒してくれるから。
アイスはしっとりとココナッツの香りとミルクの風味がして、お腹いっぱいでも進んじゃうんですよねぇ。
もう大満足でした。
なんだろう、この「実家に来たような安心感」とでも言いましょうか。ご夫婦で営業されていて、仲睦まじい感じやシェフの謙虚な対応だとか、お話ししているうちに、もうすっかりファンになっちゃいました。
この日もリピーターさんと思われるお客さんでいっぱいでしたが、リピートしたくなるのも納得。ぜひあなたも本格的なタイ料理を楽しんでくださいね!(文/よりみち)
<店舗情報>
■AROI(アロイ)
住所:筑後市山ノ井655-1
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/よりみち
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