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冷蔵庫にあると便利! “難しいこと一切なし”簡単おいしい「塩ゆで豚」レシピ

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こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。

私のような仕事をしていても、毎日のごはんを一から作るのって、まあまあ億劫です。特にこれからの季節は、火をなるべく使わずにさっと調理したいもの。

特にランチなんかは、そうめんやうどんなどのさっとできる単品で簡単に済ませがち。

そんな時に、ちょっと切ってのせるだけで一皿のクオリティーがあがる、あると便利な「塩ゆで豚」のレシピをご紹介します。

冷蔵庫にあるととっても便利!「塩ゆで豚」を作ろう

寝かす時間はあれど、難しい工程は一切なしの「塩ゆで豚」。ゆっくりと火を通すことでパサパサとは無縁のしっとりとした塩ゆで豚に仕上がります。

お肉はバラのかたまりでもいいですが、個人的には脂身も少なく、程よい弾力のある「肩ロース」がおすすめです。

塩豚

画像:中願寺あゆみ

【材料】(作りやすい分量)
豚肩ロース(かたまり肉)・・・500g
塩(できればあら塩)・・・10g(肉の重量の2%)
にんにく・・・2片
ブラックペッパー(ホール)・・・10粒

<作り方>

(1)豚肩ロース肉に塩を揉みこみ、キッチンペーパーで巻く。

(2)(1)をチャック付きのポリ袋に入れ、空気を抜いて冷蔵庫で2~3日置く(時間がなければ1日でも可。時間を置くと水分が抜け、熟成しておいしくなります)。豚から水分が出るので、キッチンペーパーは毎日取りかえる。

塩豚工程

画像:中願寺あゆみ

(3)冷蔵庫から肉をだし、常温にもどす。キッチンペーパーを取り、厚手の蓋の閉まる鍋に(ここではSTAUB20cmを使用)、潰したにんにくと豚肉を入れ、豚肉がかぶるくらいたっぷりと水(分量外)を入れる。

(4)ふたを少しずらした状態で極弱火にかける。

(5)鍋の中の水が温まってきたら、煮立たせず、ゆらゆらとした状態で20分加熱する。

(6)火を消してふたをして、そのまま冷ます。

(7)冷蔵庫に汁ごと保管する。5日くらいを目安に使い切る。

とにかく豚肉に気づかれないように火を入れていくのがしっとり仕上げるポイントなので、ぐらぐら煮立てたりするのはご法度!

火を消した後にもゆっくり熱を入れていきたいので、鋳物鍋のような厚手の鍋で作るのをおすすめしています。

保存は、スープごと冷蔵庫に入れるのがおすすめ。もちろんスープも捨てずに使ってくださいね。

市販の韓国冷麺にのせて本場っぽくいただきます

今回作った「ゆで豚」、手作りのキムチ、きゅうり、ゆで卵で、市販の韓国冷麺も本場っぽく仕上がります!

冷麺

画像:中願寺あゆみ

ちなみに、私が使ったのは、東京・東上野のコリアンタウンにある『第一物産』のオリジナル商品『伝統の約束』の冷麺。コシの強い太麺で、のどごしよき。酸味のきいたさっぱりスープは、コクと旨みもしっかりあって◎。グルメな方に教えていただき、わざわざ買いに行った甲斐がある逸品でした!(通販もあります)

東上野のコリアンタウンは東京最古。歴史を感じる一角に激渋の焼肉店やキムチ専門店が並び、大好物の空気感でした!

上野物産

画像:中願寺あゆみ

変幻自在なストックがあるという心の余裕

味が決まっている常備菜は、その日の気分で食べたい味が違う私にはあまり合わない……。

そこで、今回のようにゆでただけの豚肉のほか、下処理した野菜やシンプルな味漬けの蒸し鶏などをストックするようにしています。

下処理をしているので、ササっと使えて便利。時間がない日や疲れた時にも、心に余裕が生まれますよ。

そのままスライスしてサラダにしたり、刻んでチャーハンに入れたり、ラーメンのトッピング、冷やし中華などなど……「塩ゆで豚」、ぜひ活用してみてくださいね。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。

【参考・画像】
※文・画像/中願寺あゆみ

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