【10分以下で完成】おつまみにも◎! 春を感じる「菜の花」簡単レシピ
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こんにちは。旅好き料理家の中願寺あゆみです。
年明けごろからちらほら見かけるようになり、だいぶ価格も下がってきた「菜の花」。菜の花を見ると春の訪れを感じますね。
独特のほろ苦さをいかして、さっとゆでておひたしでもおいしいですが、豚肉やベーコンなど、油脂分があって香りの強いものとの相性もばっちり。
そして、実はビタミンCの含有量は野菜の中でトップクラス(※1)。体調を崩しやすいこの季節、積極的に摂りたい旬のお野菜です。
今回はそんな「菜の花」を使ったレシピをご紹介します。
まずは「菜の花」の下ごしらえ
菜の花は出来ればつぼみの固いもの、花が咲いていないもの、切り口がみずみずしいものを選んで下さい。
とはいえ、お店に並んでいる菜の花って、元気がないのが結構多いですよね。なので、帰ったらまずは菜の花をたっぷりのお水に放ち、しゃきっとさせましょう。写真のようにパリッというか、ばりっばりに元気になります。
お花が咲いているのは黄色の色味がかわいいですが、苦みが強くなっていますので注意!
菜の花は茎が太いものや細いもの、葉っぱだらけのものなど、さまざま。また、ゆで過ぎてしまったらべちゃっとした食感になり、なんとも残念な感じに……。
私は少し面倒ですが、このような感じで葉の部分と茎とつぼみの部分を切り分けています。
また、茎の部分も火の通りが均等になるように切っています。
さっとゆでて食感よく仕上げる
あとは沸騰したお湯に塩を加え、茎の部分30秒→葉の部分20秒程度さっとゆでます。そして、ざるにとり、重ならないように広げて粗熱を取ります。
余熱で火が入るのでそれも頭に入れつつ、さっとゆでてください。余分な水分はペーパーなどでとりましょう。
水にさらすという方もいらっしゃいますが、つぼみの中に水が入りすぎてべちゃっとするので、私はこの「おかあげ」という方法を取っています。
1:和からしがおいしさを際立たせる「菜の花のからし和え」
まず1つ目のレシピは、あるとうれしいちょっとしたおかずです。菜の花のほろ苦さと、和からしがよく合います。ちくわなどを入れてボリュームアップしても◎!
【材料】(2人分)
菜の花(ゆでる前)・・・100g
A水(もしくはゆで汁)・・・大さじ3
A白だし・・・小さじ2
A砂糖・・・小さじ1/2
Aねりからし・・・小さじ1/2
かつお節・・・少々
<作り方>
(1)菜の花を下ごしらえをしてさっとゆでる(できればゆで汁を大さじ3取っておく)。
(2)Aをボウルに入れよく混ぜ合わせ(1)を加えて和える。
(3)器に盛り、かつお節を添える。
和え物は時間が経つと色が悪くなるので、食べる前にさっと和えて食べましょう。菜の花は粗熱が取れた少し温かい状態で和えて大丈夫です。
2:10分で完成!ワインにも合う「菜の花とあさりのペペロンチーノ」
2つ目のレシピは、あさりから出る旨みをまとった菜の花がとってもおいしいペペロンチーノ。あさりの塩分があるので、味付けはほんの少しのお塩で十分です。
【材料】(2人分)
菜の花・・・100g
あさり(砂抜き済)・・・200g
にんにく・・・1かけ
鷹の爪・・・1本
オリーブオイル・・・大さじ1
酒もしくは白ワイン・・・大さじ4
塩・・・ほんの少し
ブラックペッパー・・・少々
<作り方>
(1)菜の花は下ごしらえを参照し、葉と茎の部分を分け、茎の部分は火の通りが均等になるように切る。にんにくは薄切りにする。鷹の爪はへたを切り落とし種を取り出す。
(2)深めのフライパンに、にんにくと鷹の爪、オリーブオイルを入れて火にかける。
(3)香りが出たらあさりを入れて、軽く炒める。
(4)酒を加え、蓋をして蒸し焼きにする。あさりの殻があいてきたら、茎→葉の順番で菜の花を加え、20秒ずつ加熱してあさりの汁と絡めあわせて完成。
器に盛り、上からオリーブオイル(分量外)とブラックペッパーをかけてどうぞ。お好みでパンを添えても◎!
菜の花は火を通し過ぎるとおいしくなくなるので、菜の花を加えたあとは、さっと仕上げてください(余熱でも柔らかくなるので)。これからが旬のあさりと菜の花のコンビネーション、おつまみにもおすすめです。
今回は「菜の花」を使ったレシピをご紹介しました。この季節だけのお楽しみ食材です。ぜひ作ってみてくださいね!(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。(※1)食品成分データベース(文部科学省)
※文・画像/中願寺あゆみ
(※1)食品成分データベース(文部科学省)
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