感動モノの「奇跡の一枚」がいっぱい!ペンギンとも一緒に泳げる「ガラパゴス諸島」(後編)
前回に引き続き、世界80か国以上を旅してきた旅好きライター・廣瀬郁恵が紹介するのは、世界遺産の「ガラパゴス諸島」(前回の記事はこちら)。
南米エクアドルにあるガラパゴス諸島は、本土からおよそ900kmも離れている動物の楽園です。
島には固有の生き物がたくさんいて、動物たちの生き生きとした姿を目の前で見ることができます。
今回は、人と動物が共存するガラパゴスの日常風景をお伝えします!
まるでアシカの王国!どこででものんびりくつろぐアシカにメロメロ
ガラパゴス諸島は、太平洋に浮かぶ大小120あまりの島々。人が暮らしている島はそのうちの4つです。
島の桟橋には小舟が停留していて、美しくものどかな光景が広がっています。
そしてその船の上で休憩しているのは、かわいいアシカたち。海で遊び疲れたアシカたちのお昼寝に、船はうってつけの場所なんです。
休憩用のベンチもアシカたちに占領されています。こんな無防備にくつろいでいるアシカたちの姿を見ると、ベンチで休憩しようと思っていても遠慮してしまいます。
ベンチに寝そべったお母さんのおっぱいを、必死で飲もうとしている赤ちゃんがけなげ!
もちろん、アシカたちは寝てばっかりではなく、楽しそうに海で遊んでいるときもあるんですよ。
だから人間が泳ぎに行くビーチは、アシカたちと共有です。なんの警戒心もないアシカたち。この島での主役は人間ではなく、アシカです。
ここに行けばかわいい動物に会える! ユニークな魚市場
太平洋に浮かぶ島、ガラパゴス諸島。もちろん魚もたくさんいて、街には新鮮な魚を売るマーケットがあります。
その場で魚をさばいてくれる魚市場なんですが、おこぼれにあずかろうとペリカンやアシカたちが待っています。
ここに行けばたくさんの動物たちと出会えるので、カメラを持った観光客も訪れる場所になっています。でもそんな観光客のことなんか、気にする素振りも見せない、アシカたち。
ダイビングじゃなくても大満喫できるガラパゴス
ガラパゴス諸島ではダイビングすることもおすすめですが、ダイビングができない人もご心配なく。シュノーケルでもこんなにたくさんのカメと遭遇できます。
泳いでいると、目の前がさーっと黒くなりました。魚の群れに入っていたことに気付きます。自分が人間であることを忘れる瞬間です。
ペンギンとも海の上で遭遇します。ペンギンといえば南極のイメージが強いですが、ガラパゴスは赤道直下。ペンギンの中でも、もっとも低緯度に生息するペンギンなんです。
体長はおよそ50cmで、フンボルトペンギンの中でももっとも小さくて、近くで見るととってもかわいいですよ!
海の上をアヒルのようにぷかぷか浮いて、私の隣で漂っていたかと思えば、頭を海中に突っ込んでスーッとすごい速さで視界からいなくなっちゃうことも。
ここでは、動物たちがマイペースで、でもいきいきと大自然の中で生きています。
コロナで先の見えない大変な時期ではありますが、動物たちのようにゆったり構えて、嵐が過ぎ去るのを待つしかないのかもしれませんね。長い長い地球の歴史のなかで見ると、この期間はきっと一瞬です。(文/廣瀬郁恵)
【参考・画像】
※廣瀬郁恵
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