ミュージカル『オペラ座の怪人』に出演！劇団四季・宇都宮千織さん独占インタビュー【私の推しごと＃26】

「推しごと」について

次に宇都宮千織さんの「お仕事」の平均的な1日、そして「推しごと」を楽しむ休日のタイムスケジュールを教えていただきました。

画像：ARNE／撮影：田中紀彦（Studio Red Star）

これを見ながら、「推し」について聞いていきます。

画像：ARNE

Q：宇都宮さんの“推し”は何ですか？

おいしいごはんやさんや居酒屋を探して歩くことです。東京でもそれ以外のエリアでも、時間を見つけては、歩いたことのない通りを歩いて、行ったことのない店にふらっと入ります。一人のときもあれば、劇団のみんなと一緒のこともありますよ。おばあちゃんが一人でやっているような小さな居酒屋とかだと、最初はちょっとアウェーな感じもしますが、気づいたらすっかりなじんで、何度も通いたくなる。こんなお店が近所にあったらなあと思うことがよくあります。これまでもいろんな土地で、いいお店との出会いがありました。福岡は特に、どの店に入ってもおいしいです。

―お酒を飲まれるんですか？

お酒、好きですねえ（笑）。芋焼酎が特に好きで、なんなら乾杯から焼酎でいきます。

―さすが焼酎王国、宮崎生まれ。

ロックに少し水を足すくらいが一番おいしいですね。そのときの店のメニューによっては、ビールやハイボールのときも。でもほぼ焼酎です。次の日がお休みだったりすると、飲んじゃいます……。

画像：ARNE／撮影：田中紀彦（Studio Red Star）

―飲んだらどういう風になるタイプですか？

全く変わらないってよく言われます。酔うと、普段抑えている感情が表に出るってよく聞きますが、たぶん僕は抑えてないんだと思います。普段から結構自由に、のんびりしているので。このまんまです。

―最近、福岡で食べておいしかったものは？

僕は魚と野菜が大好きなので、福岡はもう間違いないです。先日食べたゴマカンパチもおいしかったですねえ。明太子も好きです。

Q：そして、舞台がある日も9時間、休日は12時間、よく寝ますね。

よく寝ます。途中目が覚めてもそのままベッドでゴロゴロ、ダラダラ過ごすことが多いです。やっぱり寝ないことには体力も声も回復しないと思うので。たとえば足をよく使うと、次の日筋肉痛になるじゃないですか。声帯はより小さい筋肉なので、しっかり休ませないと翌日に響いてしまう。野球の大谷翔平選手が睡眠をすごく大事にしていると聞いたので、僕も自信を持ってしっかり寝たいと思います！

（写真は「ARNE」の「A」のポーズ）

画像：ARNE／撮影：田中紀彦（Studio Red Star）

Q：最後に『オペラ座の怪人』をご覧になる九州の皆さんにメッセージを。

九州の方って、同じ九州出身というだけで仲間として受け入れてくれる温かさと、たぎるような熱い情熱を持っていると思うんです。それが『オペラ座の怪人』が描く世界観と共鳴して、日々強いエネルギーが生まれるのを感じています。21年ぶり、3度目の福岡公演ということで、以前ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、観る方の年齢や環境によって、まったく違う作品に見えるかもしれません。もちろん初めてご覧になる方も盛り上がれること間違いありません。劇団四季の『オペラ座の怪人』はすごいですよ。

＜取材を終えて＞

舞台での発声とはまったく違う、ささやくようなやわらかな話し声がとても印象的。劇団四季の俳優さんがプライベートを語るインタビューはあまり見たことがなかったので、貴重な機会に恵まれて感激でした。（取材・文／重川朋子）

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