
よそでは通じない!? 「方言だと思ってなかった」福岡の方言まとめ(3)
誰かに指摘されるなどで、「え、それ福岡の方言だったの!」と驚いたことはありませんか。
今回も、福岡の人が標準語のつもりで使っていたり、方言だと気付いていなかったりしがちな言葉をご紹介します。
※方言が持つ温かみやそこに息づく文化を楽しくお伝えしたいと考えており、この記事は、福岡生まれ・福岡育ち・福岡在住のARNE編集部スタッフの日常的な経験をもとに執筆しています。方言に関する学術的な調査や文献による情報に基づく記事ではありません。そのため、専門的な見解とは異なる内容が含まれる可能性があることをあらかじめご了承ください。
1:来る
福岡の方言では、「来る」が「行く」の意味で使われることがあります。
……ん??
どういうことかというと、福岡の人は「相手」を基準にして、「(私があなたのところへ)行く」ことを「来る」と表現するのです。
そもそも「来る」と「行く」はまったく逆の意味。誤解を防ぐために、相手と「あなたと私、どちらが行くのか」をきちんと確認した方が良いかもしれません。両方ともに、相手の元へ出発してしまうかも?
<使用例>
「今からそっち来るけん」→標準語「今からそちらに行きます」
「明日は福岡に来るけん」→標準語「明日は福岡に行きます」

画像:Shutterstock
2:からう
福岡の方言で「からう」は、「(リュックなどを)背負う」という意味です。
標準語の「背負う」は、「せおう」のほかに「しょう」と言うこともあります。
ランドセルなどを背負う時など、小さい頃から日常的に使う言葉ので、方言だと意識していない人がいるかもしれません。
<使用例>
「ランドセルをからってきて」→標準語「ランドセルをしょってきて」

画像:Shutterstock
3:離合
「離合」は福岡では、「狭い道で車がすれ違うこと」を示す言葉。方言というか、ほかの地域では「離合」と言っても通じないところも多いようです。
もともとは鉄道用語で、電車が単線区間で行き違うことを指していた言葉ですが、それが車に対しても使われるようになったとか。
<使用例>
「この道、離合できますか?」「離合困難だね」

画像:Shutterstock
いかがでしたか? みんななまっているので大丈夫ですよ。(文/ARNE編集部)
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