有名キャラクターたちの生みの親！パントビスコさん独占インタビュー【私の推しごと＃18】

「推しごと」について

つづいて、パントビスコさんの「お仕事」の平均的な1日、そして「推しごと」を楽しむ休日のタイムスケジュールを教えていただきました。

画像：ARNE

Q：これは……。パントビスコさんの「推し」は、ぺろちということで間違いないでしょうか。

ハイ、間違いありません。

画像：パントビスコ

－ご自身が生み出した犬のキャラクターですね。ぺろちの推しポイントはどこですか？

ぺろちは物事に動じず、マイペースで、白くてふわふわしています。能天気で自由で、楽しいことが大好きなのですが、たまに本質をズバリ！と突いてくれる。いい友だちになってくれそうです。

－ぺろちの誕生秘話をおしえてください。

2014年くらいに、うさぎの『ヘチマ』とねこの『タケノコ』のキャラクターが登場するシリーズを描き始めて、動物が女性にとても人気があることに気づきました。「じゃあ、ワンちゃんの需要もあるのでは？」と半ばマーケティング的に加えたら、ヘチマとタケノコよりも人気になっちゃいました。やっぱり白くてまるいものは好まれますね。

画像：ARNE／撮影：田中紀彦（Studio Red Star）

Q：そんなぺろちとの一日ですね！ 一日は散歩から始まります。

散歩がてら外に出て、モーニングを食べに行きます。定番は『コメダ珈琲』ですね。それから公園で遊んでから、脳みそを休ませるために、朝寝をします。

それから「行ったことのない場所の探検」に出かけます。ルーティンばかりだと刺激が足りないので、未知の場所に行くことも大事です。

ぺろちはすぐにおなかがすいてしまうので、おやつタイムも欠かせません。ぺろちは犬ですので、チョコレートやネギは避けます。

－その後は、美術館や博物館にも行くのですね。

そうです。けっこう文化的な生活を送っています。話題の展覧会だけじゃなく、B級スポットも好みます。作品のネタにもなりますし、ぺろちも楽しんでいます。

ぺろちはお風呂も好きなので、よく銭湯に一緒に行きます。いろんなタイプのお風呂があるスーパー銭湯に行くと、盛り上がりますね。そして絵本なんかを読んで、9時には就寝。よく寝ないと、パフォーマンスが落ちちゃいますから。

画像：ARNE／撮影：田中紀彦（Studio Red Star）

－これがまた、『暮ヤスコさん』との1日だったら、まったく違う日になりますよね。キャラクターっておもしろい。作品を制作していて、「これはぺろちにはさせないでおこう」ということはありますか？

基本、反社会的なことはしませんが、考えてみると、これはどのキャラクターもそうですが、100％私自身の性格から生まれたものではなくなってきているかもしれませんね。フォロワーの人から「ぺろちのここが好き！」などとリアクションをいただくことで、だんだんぺろちらしさができあがってきたのかも。

－今日はありがとうございました。最後に、ぺろちから読者のみなさんに一言いただけますか？

うーん、そうですね…。「健康と友だちが第一！」

＜取材を終えて＞
西鉄バスのキャラクター、ババ・バスオのファンだったので、取材を楽しみにしていました。いまの時代の空気を感じながら誠実なモノづくりをする、軽やかさが魅力的なパントビスコさんでした。私もぺろちと一日一緒に過ごしたいなぁ。（取材・文／浅野佳子）

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