布マスクは乾燥機にかけちゃダメ!? 正しい洗い方「3ステップ」編集部がやってみた
不織布マスクの入手が難しい今、手作りの布マスクなどをつけている人が増えていますね。
ところで布マスク を使っているみなさんは、どのようにお手入れしていますか? ちゃんと洗えていますか?
今、経済産業省がWEBで「布製マスクの洗い方動画」を公開しています。※綿のガーゼ素材を想定したもの
この洗い方を参考に、これまで“たぶん正しくない方法(洗濯乾燥機にポイ)”でお手入れしていたARNE編集部が布マスクを洗ってみました!
洗い方は簡単にいうと、たったの3STEP。
1:衣料用洗剤を水に溶かしたものに布マスクを10分間浸し、水ですすいだあと、マスクの水気をきる。
2:汚れがひどい場合は塩素系漂白剤15mlを水1リットルに溶かして、マスクを10分ひたし、水道水でしっかりとすすぐ(2回程度)。
3:清潔なタオルに挟んで水分を吸い取り、形を整えて干す。
詳しくご紹介していきます。
用意するもの
用意するのは、衣料用洗剤、塩素系漂白剤、清潔なタオル、大きめの桶、台所用手袋、洗濯バサミ、そしてマスクです。
「大きめの桶」らしきものがあいにく自宅にはなかったので、バスルームにあった洗面桶を使いました。
また、お手本の動画では、テーブルの上で作業をスタートしていましたが、個人的には最初から洗面台周りでやるのがおすすめです。
1. 衣料用洗剤で洗う
まず、水を張った桶に衣料用洗剤を入れます。
一般的な衣料用洗剤であれば、水2リットルに対して0.7gくらいが目安。小さいスプーンだと1/2の量だそうです。ほんのちょこっとですね。
洗剤を入れたらそのままスプーンでかき混ぜるなどして、水に溶かします。
※今回は洗面台の中に桶を置いてやりました。
洗剤の中にマスクを入れて、10分そのまま置いておきます。
10分経ったところで、軽く押し洗いをします。
ここでのポイントは“もみ洗い”をしないこと。押すだけで洗えてるかな?とちょっと不安になりますが、もみ洗いをするとマスクの繊維を傷める可能性があるそうです。
洗い終わったら、桶に入っている洗剤の混ざった水を流します(マスクまで流さないように静かに)。
そしてまた桶に新しい水を入れます。
じゃー。桶に水道水をためたら、その水でマスクをすすぎます。
十分すすげたかなというところでマスクを取り出し、水気を切るのですが……。
ここで注意! マスクをギューっと絞るのではなく、両手で挟むようにして水気を切るのが良いそうです。絞ってはいけません。
2. 汚れが気になる場合は漂白剤で洗う
汚れが気になるというときは、塩素系漂白剤を使います。その際は台所用の手袋を使いましょう。
ここでいう「台所用手袋」とは、いわゆるゴム手袋。料理用の薄手のものは破れやすいので向いていないと思います。
先ほどと同じように、水を張った桶に塩素系漂白剤を入れましょう。水1リットルに対して15mlくらいが目安。
その中にマスクを10分浸しておきます。
10分経過したら、桶の漂白剤の混ざった水をゆっくり捨ててください(水が飛び跳ねないように充分注意しましょう)。
※この「10分」が長くなってしまうと生地が傷んでしまうので時間を計ることをお忘れなく!
桶に再び水道水をためて、たっぷりの水でマスクをすすぎます。
漂白剤がしっかり落ちるように2回、すすぎを繰り返しましょう。
マスクを桶から出したら、先ほどと同じように両手で挟んで水気を切ってください。
そして、清潔なタオルの上にのせて……。
タオルの間に挟んでポンポンとたたきます。水が滴らないほどになったら形を整えて、洗濯バサミで止めて日陰干ししましょう。乾燥機は使いません。
★「布マスク」の作り方をチェック★
⇒5分で完成する「手作りマスク」
⇒ハンカチで作る「アレンジ自在マスク」
⇒通気性のいいマスクの作り方
浸す時間が合計20分ありましたが、それを含めてもかかった時間は25分程度。
25分、この作業にじっくり向き合わなければいけないのなら、ちょっと大変ですが、タイマーなどを使えば別の作業をやりながら洗うことができます。それなら毎日でも苦じゃなく洗える範囲かなと感じました。
思っていたよりは簡単なマスクの手洗い。皆さんもぜひ気軽にやってみてくださいね。(文/ARNE編集部)
【参考・画像】
※Nong4、Ton1985/Shutterstock
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