どれも同じじゃないの?美容師が教える「ドライヤー・コテ・ストレートアイロンの選び方」
こんにちは、美容師のHARUNAです。
毎日のヘアケアやヘアアレンジに欠かせないドライヤーやコテ、ストレートアイロン。最近では多くのメーカーからさまざまなタイプのものが発売されており、何を基準に選べばいいのか分からないという人もいると思います。
そこで今回は、ドライヤーやコテ、ストレートアイロンの選び方について、詳しくご紹介します。
「ドライヤー」の選び方
まずは、きれいな髪を保つために欠かせない、ドライヤーの選び方から。
特に髪を早く乾かしたい!という人は、消費電力が1200W以上のものを選びましょう。
一般的な家庭用ドライヤーの消費電力は600W~1200Wと言われていますが、1200W未満のものはパワーが弱いものが多く、髪を乾かすのに時間がかかります。
とにかく素早く乾かすことを優先したいのであれば、1200W以上でほかの機能がついていない、シンプルなドライヤーがおすすめです。安価で長持ちするものもあり、十分な機能を果たしてくれますよ。
ワット数が大きい場合、ブレーカーが落ちることもあるので、自宅のアンペア数を確認して選ぶようにしてくださいね。
また、ここ数年で注目されているのは、髪を乾かしながらケアもできる、機能つきのドライヤー。イオンを発生させて髪のうねりやクセを抑える機能など、メーカーによってさまざまなタイプのドライヤーが販売されています。
サロン帰りのようなサラサラな髪になりたい、まとまりのある髪にしたいなど、仕上がりを優先したい人は、機能を重視してドライヤーを選びましょう。
最近のドライヤーは軽量なものも多いので、乾かすときに腕が疲れにくいのもいいですよね。コンパクトなものなら収納もしやすく、旅行などでも持ち運びしやすいですよ。
「コテ」の選び方
次は、コテについて。コテは、パイプ部分に髪を巻き付けてカールさせるヘアアイロンで、毛先はもちろん、髪全体をウェーブにアレンジしたい人にも向いています。
パイプの太さは、一般的なものなら26・32・38mmで、パイプが太くなるにつれて、カールが大きく、仕上がりもゆるいイメージになります。
ショートヘアやボブヘアの人は28mm、ミディアムヘアやバストトップほどのロングヘアの人は32mm、腰までのスーパーロングヘアの人は38mmのコテがおすすめですよ。
もし、コテが自分に合っているのか試してみたい場合は、家電量販店の展示コーナーなどで、お試し可能かどうか確認してから、以下のように髪にあててみましょう。
まず、髪を適量取って、コテに毛先を一周させてみてください。
下の写真のように、髪の根元からコテまでの巻いていない部分が長く残る場合は、コテのサイズに対して髪の長さに余裕があるため、ウェーブなどのアレンジもしやすい最適なサイズです。
反対に、下の写真のように、髪の根元からコテまでの巻いていない部分が短いと、ウェーブなどのアレンジをするには難しいサイズとなります。ただし、毛先のみを巻く、ワンカールには最適です。
自分の髪の長さと、どんなヘアスタイルになりたいかで、パイプの太さを選びましょう。
太さが決まったら、次はパイプの挟み具合を実際に確かめてください。
「髪をしっかり挟めること」「挟んだときに、髪がパラパラと落ちないこと」「挟んだまま、スーッと髪がすべること」の3つができるかどうか確かめましょう。
挟む力がゆるく、髪が落ちてきてしまうと、クセを伸ばしにくく、カールもつきにくいため、何度も熱を髪に当てなくてはならず、また、コテをしっかり挟めても滑りが悪いと髪が強く引っ張られるので、毛先に負担がかかり、ダメージに繋がりやすくなります。
直接髪に触れるパイプの挟み具合は、選ぶ際に、最も重視してくださいね。
また、コテの温度は、基本的に160度まで設定できるものであれば、問題ありません。
ただし、髪は160度以上で巻き続けると、アイロンの熱によって髪の中のたんぱく質が固まり、硬化しやすくなってしまうため、120度から150度以内で巻くことをおすすめします。
「ストレートアイロン」の選び方
最後は、ストレートアイロンの選び方について。
プレート幅の種類はいくつかありますが、よく見る約24mm幅が、髪の長さに関係なく幅広く使えるサイズ感のものになります。ロングヘアの人や髪の量が多い人は、それよりも幅が広いものを選びましょう。
主に、前髪や顔まわりに使う人は、ポータブルサイズのものを1本持っておくと、外出先でも手直しができるので便利ですよ。
ストレートアイロンは、挟む部分の内側にプレートがついているため、コテよりも火傷の心配が少ないです。下の写真のように、プレートを閉じたままにできるストッパーつきのタイプであれば、より安全性が高いのでおすすめです。
コテ同様に、プレート部分はしっかり挟めるのか、また、挟んだまま髪がスムーズにすべるのかなど、挟み具合を確認しましょう。
また、温度は120度など低めの温度設定ができるものを選んでください。
特に、前髪に使う場合は、産毛も多く繊細なため、ダメージのかかりにくい120度ほどの低温で使えることが大切です。
髪の毛のクセをとってストレートにし、かつ、毛先はワンカールさせたいという人は、プレートの側面に丸みのあるカールも巻きやすいタイプや、2wayタイプのアイロンがおすすめですよ。
ドライヤーやヘアアイロンなどは毎日髪に熱を与えるものなので、ダメージに直結しないようアイテム選びにこだわってみてください。この記事が参考になるとうれしいです。迷う場合は、美容師さんにおすすめのものを聞いてみてくださいね!(文/HARUNA)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/HARUNA
※画像/takasu/Shutterstock
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