【美容師直伝】髪の広がり&くせ毛はもう嫌!“意外と知らない”「縮毛矯正・ストパー」の選び方
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こんにちは、美容師のHARUNAです。
梅雨~夏は、湿気も多く“髪のクセ・広がりが気になる”というお悩みが増える季節です。ミストを常に浴びているような湿気の多い時期は、きれいに髪を整えても時間が経つと、クセや広がりでまとまらない状態になりやすいですよね。
そこで今回は、そんな髪のお悩みを解決してくれる「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」についてご紹介します。
縮毛矯正とストレートパーマ、結局どっちがいい?
縮毛矯正とストレートパーマと聞いて、「私の髪にはどちらがいい?」と迷う方がほとんどではないでしょうか。迷ったらまず、気になる部分の毛髪を1本見て、曲線を描いているかどうかチェックしてください。
「波のような曲線を描いている・凸凹している」ならクセ毛、「硬く乾燥して髪が広がる」ならゴワつき毛です。
チェックできたら、あとは簡単。私は、クセ毛なら「縮毛矯正」、ゴワつき毛なら「ストレートパーマ」をおすすめしています。
縮毛矯正とストレートパーマの大きな違いは施術の際に、ストレートアイロンを使うか使わないかです。縮毛矯正はストレートアイロンを使い、クセのある部分を真っ直ぐに矯正することが期待できます。
一方、ストレートパーマは、クセは完全には解消できないといわれていますが、ボリュームを抑えることはできるといわれています。なので「クセ毛ではないけれど髪の膨張感が気になる」という人にもおすすめですよ。
縮毛矯正とストレートパーマのメリット・デメリット
次はそれぞれのメリット・デメリットについて。
【メリット】
縮毛矯正
・髪が濡れてもクセが出にくい
・一度かけた部分は半永久的に効果が期待できる
ストレートパーマ
・ボリュームダウンが2~3ヶ月持続しやすい
・そのあとデジタルパーマもかけやすい
【デメリット】
縮毛矯正
・一度矯正をかけた部分は切らない限り元に戻りにくい
・デジタルパーマやブリーチカラーをしたい場合、施術を断られやすくなる
・コテで巻いた際、持ちが悪くなりやすい
ストレートパーマ
・クセは解消されにくい
・3ヶ月経つ頃からボリューム感が出てくる
このように、どちらもメリット・デメリットがあるんです。一番悩みを解消したい部分や妥協点を考え、担当美容師さんに相談してみてください。髪質やライフスタイルにあったアドバイスがもらえるはずです。
タイプ別!美容師が実際に施した「縮毛矯正・ストレートパーマ」のかけ方
ここからは、私のお客様の実例を元にお話します。私の場合、“根本から毛先~髪全部”に縮毛矯正をするお客様は年に3~4名程度です。この人数の理由は「矯正が必要な部分に必要な時期だけ施術する」ことにしているため。
お客様ごとに期間や施術箇所を変えているので、全頭施術の人はあまりいないのです。
それでは、タイプ別の施術内容についてご説明します。
■タイプ1:普段は髪の広がりやクセが気にならないが、夏になると気になる
縮毛矯正またはストレートパーマを5月末と8月上旬の2回かけます。この時期に施術することで、髪のまとまりにくい夏季を乗り切れるという人が多いです。
■タイプ2:前髪のクセや、全体のボリュームが気になる
縮毛矯正を考えている人で一番多いお悩みは、前髪&もみあげのクセや頭頂部のチリつき。トリートメントの保湿やスタイリングでは対策が難しい部分なので、そこだけにかけるのをおすすめしています。
また、ボリューム感が気になる人は根本から耳上までだけにかけるのも◎。広がりを生むのはハチ部分(頭頂部からサイドの間の出っ張っているところ)から上の髪の場合が多いからです。
縮毛矯正まではしたくないけどボリュームが気になるという人は、ストレートパーマを1度かけてみると良いと思います。
縮毛矯正・ストパーの持ちが半減しちゃうかも!? おうちでの正しいお手入れ方法
縮毛矯正やストレートパーマをかけた髪は、見た目はきれいで健康的になったように見えます。でも実は、髪の芯の部分は薬剤で繊細になっている可能性があるんです。濡れたまま自然乾燥したり、日々のケアをおろそかにすると効きや持ちが半減してしまうことも……。
大事なのは、髪を洗う前と後。シャンプー前には軽く髪をとかし、絡まりをといてください。ケアのためのトリートメントをしたら、ドライヤーの前にも洗い流さないトリートメントや、保湿効果のあるオイルを毛先中心につけましょう。
そして、縮毛矯正やストレートパーマをかけた髪は、寝癖がつきにくくなりますが、自然乾燥や乾ききっていないと寝癖もつきます。必ず、毛先まで乾かしてくださいね。
こういった日常のケアを、いつも以上に丁寧にするのも長持ちさせるコツ。スタイリング時のブラッシングやコテを使う前の保護スタイリング剤なども忘れないようにしましょう。
担当の美容師さんに相談すれば、クセを活かしたカット方法や、サラサラ髪を保つケアなどを教えてくれるはず。お悩みがある方はぜひ積極的に聞いてみてください!(文/HARUNA)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/HARUNA
※画像/Syda Productions/Shutterstock
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