ベタベタさせずにおしゃれに仕上がる!美容師直伝「ヘアバームの正しい量と使い方」
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こんにちは、美容師のHARUNAです。今回から『ARNE』でヘアスタイルやヘアセットなどについて記事を書いていきます。
まず初回は、ヘアスタイリング剤についてのお話です。
「スタイリング剤といえばワックス!」というイメージを十数年ぶりに更新したんじゃないかと思うのが“ヘアバーム”。流行りのウェット感を出すには 欠かせないアイテムになりましたね。
その反面、「ベタつきが気になる」「上手につけられずただのベタベタした髪の毛になる」という声も多く聞きます。
そこで今回は、美容師の私が、普段ヘアバームをどう使っているかをお話していきます。
ヘアバームを使ってベタベタになってしまうのはなぜ?
まず、ウェットなスタイリングをする上で、知っておくといいことがあります。
それは、頭皮からは脂(皮脂)が出るということ。
頭皮から出た皮脂は1日かけて頭皮全体に広がり、次に髪に浸透していきます。午後になると頭がベタついてくる……と悩む原因は一般的に、この皮脂が関係している可能性が大きいのです。
実は重ねづけがポイント!べたつきにくい「ヘアバームの正しい量」
さっそくヘアバームを使っていきましょう!
ちなみに、私のお気に入りのヘアバームは、onceの『モイスチャーバーム』です。
まず、バームをつける量は、人差し指の第一関節2分の1の量から始めるのがポイント。
最初からたっぷり手にとってしまう方が多いですが、ウェット感の出るスタイリング剤はベタっとついてしまうと、そのあとセットの修正が難しくなります。ベターっとしたヘアは、あまりおしゃれに見えませんよね。
慣れるまで少量ずつ重ねづけするのがおすすめです。
次に、手に取ったバームを手の平〜指の間になじませます。
こうすることで、手ぐしついでにスタイリングしやすくなりますよ。
頭皮に塗るのはNG!? 失敗しないヘアバームのスタイリングテク
では、スタイリングをしていきましょう。ここで、先ほどお話した頭皮の知識が活きてきます。
スタイリングのスタートは、どうしても上からやりたくなるものですが、皮脂が出る頭皮から遠く、毛量が密集している襟足の毛先からスタートするのがポイントなんです。
手ぐしを通す要領で指の間を滑らせながら、ヘアバームを襟足になじませていきます。次に、後頭部毛先から両サイドの毛先の順になじませていきます。
そう! どの箇所も“頭皮から遠い毛先から”つけ始めるのが鉄則です。
また、ヘアバームが足りない場合も、足すのは毛先のみ。この段階でヘアバームが毛先にはしっかりついて、中間には薄くなじんでいる状態かと思います。この状態だと、時間が経って頭頂部の皮脂が出てきても、頭皮付近がベタついた感じにはなりにくいはずですよ。
最後に、手に薄く残ったヘアバームで、前髪を整えたら完成です。この段階で、頭頂部のアホ毛のような浮き毛が気になった場合は、手の平に残ったバームでかる~くなじませてください。
上の写真はヘアバームなしのものとありのもの。ありのものを見ると、ピンピンと出ていた毛先がおさまりよくまとまっているのがよく分かると思います。また、毛先を中心にツヤ感がありますね。
まずは時間がかかっても毛先が乾燥しなかったら成功!
ヘアバームは、慣れると一気に今っぽさが出せる万能アイテムですが、コツやスタイリングを習得するには、慣れや練習が必要です。一度コツをつかむとどんどん上手くなるので、「おしゃれ上級者」の使うものだと恐れずにぜひ使ってみてくださいね!
きれいに完成されたヘアスタイルと自分のスタイリングの出来を比較してしまいがちですが、まずは毛先にスタイリング剤を付けてみることから始めてみてください。
時間が経っても、毛先が乾燥していなかったらスタイリングの第一段階は成功です!
香りのいいものやテクスチャーがやわらかいものなど、今はさまざまなヘアバームが販売されています。自分にあった量や製品、使い方を見つけていってくださいね。スタイリングで髪の雰囲気が変わる面白さをぜひ実感してください!(文/HARUNA)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/HARUNA
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