じわじわ地元の噂に!? 豪快ソーセージが挟まれた500円のホットドッグ「Today」【古後大輔の福岡パンライフ#37】
ぱんにちは〜! 今日もすてきな「福岡パンライフ」をテーマに、最旬のベーカリー情報やおすすめ商品をお届けします。
今回はベーカリーではなく、最近注目の“ホットドッグ・キッチンカー”をご紹介します。
テイクアウトの日常化で注目のキッチンカー!福岡で噂のホットドッグ「Today」
テイクアウトグルメが日常化してきた今日この頃。注目を集めているのがキッチンカー・ビジネス。
そんな中、パン好きの心をくすぐる、ちょっと噂のホットドッグ・キッチンカーがある。それがこちら!
ホットドッグ専門のキッチンカー『Today(トゥデイ)』。
アメリカン・カルチャーをこよなく愛する店主・山下さんが、長年憧れていた本場アメリカのホットドッグ・カルチャーを体現するべく、脱サラして開業したホットドッグ・キッチンカー『トゥデイ』は、まだオープンして1年足らずにも関わらず、すでに多くの人の心と胃袋をガッチリとつかんでいる。
まずもって目を引くのは、オリジナル・キッチンカーの見た目のカッコ良さ! 一度見たら忘れられない、本場アメリカンスタイルのルックスと装飾がおしゃれなキッチンカーだ。
店主・山下さんの友人である本場アメリカのデザイン会社と福岡のオートショップの協力を得て、西海岸に実際にあるようなアメリカン・テイストをガッツリ再現。
さらには、カーヘッドに鎮座する子どもにも大好評のオリジナル・キャラクターのフィギアも特注したものだったり、日本で数少ないブリキ職人のレジェンド的な匠の仕事によるサイン看板など、こだわった箇所をあげればキリがないほどなのだ。
さらに、アメリカンカルチャー・マニアで、世界中のステッカーコレクターでもある山下さん。
店頭では店のオリジナルステッカーはもちろん、知人でもあるアメリカの人気コメディアンのステッカーなど、アメリカの友人から送ってもらったレアなステッカーも無料配布している!
コッペパンは「ORTO’s Bakery cosses』に特別発注!「FUKUOKA CRAFT by エルボラーチョ」と開発したソーセージも
肝心のホットドッグ(単品500円、ドリンクセット700円、ドリンク・ポテトセット900円)について尋ねると、「アメリカのキッチンカーやホットドッグのカルチャーに憧れと敬意を払いつつも、ここでしか食べられない、福岡ならではのホットドッグが作りたかった」と山下さん。
作り手としては素人ながら、その熱き想いで、ゼロから作り上げた逸品には、ホットドッグという世界に魅せられた山下さんならではのこだわりがたくさん詰まっている。
ホットドッグに使っているコッペパンは、なんと人気ベーカリー『ORTO’s Bakery cosses』に特別発注したもので、味わいはもちろん、食感や口溶けなど、細部にまでこだわって開発した逸品。最近ではそのコッペパンを使った新メニュー『揚げパン』(200円)が隠れた人気メニューに。
さらに、そのコッペパンに挟まれたソーセージは、こちらも福岡を代表する人気店『FUKUOKA CRAFT by エルボラーチョ』にお願いして、一緒に開発したという特注品のこだわりソーセージなのだ。
いずれも起業にあたって山下さんが奔走する中で、偶然に出会い、山下さんのホットドッグにかける想いに心動かされ、手伝ってくれた仲間たちなんだとか。
アメリカン・ドリームを超えて目指すは“フクオカン・ホットドッグ・ドリーム”!
「このトゥデイのホットドッグを有名にして、みなさんに恩返しすることが目標なんです」と山下さん。もちろん、その提供方法にも「おいしさ」への飽くなき探究心が満載だ。
特注した分厚い鉄板の扱い方や火加減、コッペパンの温め方から、ソーセージの焼き色の付け方など、今でも日々、改善改良のために研究を欠かすことがない。
食べ手にとっては、移動販売車が出している「たかがホットドッグ」かもしれないが、山下さんにとっては人生をかけた「されどホットドッグ」。
本場アメリカのホットドッグが持つ大らかで豪快なスタイルはそのままに、福岡ならではのおいしさを追求したホットドッグ。まだ味わったことがないという方は、ぜひお試しを!(文/古後大輔)
〈店舗情報〉
Today(トゥデイ)
定期的に、平田ナーセリー小戸店 VILLAGGIO(西区小戸)、TSUTAYA BOOK GARAGE 福岡志免店(志免町)、木馬館.origin前(中央区大名)、Saturday . AND READY前(中央区薬院)などに出店中。出店情報など最新情報は公式Instagramで確認できます。
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【参考・画像】
※古後大輔
※シティ情報ふくおか
※Today
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