もはや福岡名物!? 「Curry NADO」のインパクト抜群・おっぱいカレー(福岡市・高砂)
こんにちは。FBSアナウンサーの伊藤舞です。
カレー日記44回目は、福岡を代表する名店のひとつ『Curry NADO』の「おっぱいカレー」が登場。
FBS福岡放送『めんたいワイド』のきょうだい番組『めんたい×家族』の「土曜カレー部」で取材したお店を詳しく紹介していきます!
福岡の名店を受け継ぎ生まれた新たな“カレーの名店”「Curry NADO」(福岡市中央区高砂)
福岡市中央区高砂にある『Curry NADO(カレー ナド)』。福岡のカレー界を牽引した『スパイスロード』(現在は移転して『薬院スパイス』としてカレー教室を中心に展開)の店舗を受け継ぎ、5年ほど前にオープンしたお店です。
住宅街の中でひときわ目を引く外観! 吸い込まれるように中に入ると、店内もエスニック風、というか、独特の世界観!
カウンターとテーブル席のある店内にはスパイスの良い香りが漂っています。
こだわりつまった「乳おっぱいカレー」
メニューは1種類のみ! それが『乳おっぱいカレー』(1,000円)です。
サイズはS・M・Lの3種類ですが、すべてお値段は同じというから驚きです。
とにかく特徴的なのが、ごはんの真ん中にのった“梅干し”です。
実は、インドにある“マンゴーピックル”というマンゴーのピクスルと似た味を求めた結果、この梅干しに行き着いたそう。酸味とフルーティーさが加わり、カレーとの相性が抜群なんです。
カレーは、別添えの“チキンカレー”と、大皿にのった豆のカレースープ“サンバル”の2種。
大きめの手羽がゴロッ入ったチキンカレーは、とってもまろやかな味わい。チキンのコクと旨みが引き立ち、さらりとした油分がおいしいんです。辛さはピリッと後味に感じる程度です。
さらに、果肉を潰した“梅干し”を一緒に食べると………驚くほど合います!
梅干しの酸味とフルーティーさが加わり、酸っぱすぎず、さっぱり。
もう一つの“サンバル”は、豆のほっこりとした甘みを生かした優しいカレー。2つのカレーを合わせて食べるのもオススメです。
そして、周りのアチャール(インドの漬物)も1つ1つがとってもおいしいんですが、特に私が気に入ったのが“ネギのアチャール”です。
じっくり火を通したネギは甘みが引き立ち、トロンとした食感がクセになります。しかも、このネギのアチャール、ご主人の自宅で“ネギ油”を作ったときの余りがあったので、たまたま作ってみたそう! アチャールは季節やその日の状況で日替わりだということです。
美容師からカレー屋さんになった店主
店主の廣田孝士さんは、元美容師。日本だけでなく、ヨーロッパなど世界でも活躍していたそう。その頃から世界各地の味を知り、30代で転職してカレーの道に進み始めました。
そして、ご自身のスパイスカレーの師匠である高田健一郎さんのお店『スパイスロード』の店舗を引き継ぎ、この地に『Curry NADO』を開店させました。
福岡のスパイスカレーの歴史と廣田さんの世界で食べてきた味が融合された“おっぱいカレー”。福岡のカレーファンが愛するのも納得です。
最後に「どうして“おっぱいカレー”なんですか?」と聞くと、「実はこれ、雑誌の編集者さんが誌面でつけたキャッチなんですよ~。いいなと思っていただいちゃいました!」との答え。
決して執着せず、そのときにいいと感じるものをナチュラルに取り入れる。その姿勢が、おっぱいカレーのおいしさの原点なのかもしれません。(文/伊藤舞)
<店舗情報>
Curry NADO(カレー ナド)
住所:福岡市中央区高砂2-11-1
詳細はCurry NADOへ
【参考・画像】
※伊藤舞
※FBS福岡放送『めんたい×家族』(毎週土曜午後4時30分~)
この記事は公開時点での情報です。
<こんな記事も読まれています>◆【伊藤舞アナウンサー直伝】マスク時のメイク崩れに対抗!誰でもできる簡単テク