【絶景写真多数】死ぬまでに一度は行きたい!驚きの大自然が広がる「ガラパゴス諸島」(前編)
夏は「海外旅行を楽しみたい!」「美しい海とビーチで思いっきりはしゃぎたい!」と思っていた人もいるのではないでしょうか。
でも今は、新型コロナウイルスの影響で海外旅行は難しいのが現実。だったら、脳内トラベルを楽しみませんか?
今回は、世界80か国以上を旅してきた旅好きライター・廣瀬郁恵が行った外国のなかで、もっとも印象深かった場所の一つ「ガラパゴス諸島」をご紹介します。
日本からおよそ1万3000km以上も離れた、太平洋に浮かぶ島々「ガラパゴス諸島」。野生動物の王国へ、いっしょに旅立ちましょう!
アクセスが大変だからこそ、魅力いっぱいの島
世界遺産にも認定されているガラパゴス諸島は、南米エクアドルにある島です。
といっても、エクアドル本土からおよそ900kmも離れている太平洋の島。日本から行くとすれば、まずは飛行機を乗り継いでエクアドルの都市を目指し、それからまたエクアドルの国内線に乗って太平洋の上を2時間弱フライトし、ようやくたどり着くことになります。
しかし「アクセスが大変」ということが、「手つかずの自然」「動物の楽園」というガラパゴス諸島の魅力を作り出しているのです。
島に一歩足を踏み入れた途端、たくさんの動物たちと出会えます。
最初は「うわ〜!アシカだぁ!」と大興奮しますが、そこらじゅうにいるので数時間もすれば「アシカがたくさんいるのが当たり前」状態に。
アシカたちも、わがもの顔で遊歩道やベンチでひなたぼっこしています。
ガラパゴス諸島は大陸からおよそ900kmも離れているため、長い間人間が近寄らない無人島でした。そのため、野生動物の王国となったのです。
独自の進化を遂げた動物たち 野生の王国ガラパゴス
そもそも「ガラパゴス」とはスペイン語で「ゾウガメ」の意味。
そのガラパゴスゾウガメはびっくりするくらい大きく、体長1m以上、重さ200㎏以上もあるんです。手足も太くて、のっしのっしと重そうに歩く姿は、大迫力!
ゾウガメの平均寿命はおよそ100年。自分よりも大先輩の生き物を前にすると、なんだか自分の存在がちっぽけに感じます。
ガラパゴス諸島は大陸からかなり離れているため、新たに入ってくる動物や出ていく動物も少なく、天敵もいないため、生き物たちは独自の進化を遂げました。
あのチャールズ・ダーウィンは、ガラパゴス諸島を訪れ、ここに住む動物たちを見て「進化論」を考えついたといわれています。
しょっちゅう目が合うのは、海辺にたむろするイグアナたち。ずっと見ていると、なんだか恐竜みたいに見えてきて、はるか昔の世界に思いを馳せたりします。
見た目はちょっと怖いイグアナたちとも、並んでスーイスイ。かわいく思えてきます。
岩場に集まっているのは、ガラパゴスペンギンとガラパゴスカツオドリ。
遠くからでも目立つコバルトブルーの脚がトレードマークのガラパゴスカツオドリは、パタパタと歩く姿ととぼけた表情がユーモラス。観光客の人気者です。
なぜこんなに足が鮮やかな色をしているか。それは、青魚であるイワシを食べているからだそうです。
これだけではありません。ガラパゴスでは、フラミンゴにも会うことができます。
フラミンゴの美しいピンク色もまた、藻類やプランクトンなどの餌の色素の影響を受けているそうですよ。フラミンゴが生息している池もほんのりとピンク色です。
こんな鮮やかなコバルトブルーとピンクが、食べ物によるものだなんて驚きです。
美しい海を満喫するのが最高のアクティビティー
ガラパゴスは本当に島全体が野生の動物園や水族館のようです。散策するだけで、野生動物に出会えて癒やされるガラパゴス。それだけでも十分に楽しめるのですが、ここでの最高のアクティビティーはダイビング!
海の中に潜れば、陸の上では見られない神秘的な世界が広がっています。
気づいたら十数頭のアシカたちに囲まれ、海の中で大興奮! ちょっと怖いくらいです。アシカは、とても気持ちよさそうに水の中をくるくると回転しながら、遊んでいるようでした。
動物たちが主役のこの島には、15日間滞在しました。美しい海があり、そしてそこで動物たちが生き生きと暮らしている。ただそれだけで、癒されて、パワーをもらい、すがすがしい気持ちになれました。
ただ歩いているだけ、海で泳いでいるだけで動物たちと遭遇できるガラパゴス。
後編(8/16(日)公開予定)は、人と動物が共存するガラパゴスの日常風景についてお伝えします。お楽しみに!(文/廣瀬郁恵)
【参考・画像】
※廣瀬郁恵
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