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Kuebaissyo(くえばいっしょ)

福岡では珍しい!攻めすぎ!?なお店「kuebaissyo」で楽しむ驚きのトッピングも用意された“出汁カレー”

こんにちは。FBSアナウンサーの伊藤舞です。

カレー日記53回目は、福岡ではまだ珍しい「出汁カレー」、驚きのトッピングにも注目です。

福岡放送『めんたいワイド』の「火曜カレー部」で取材したお店を詳しく紹介していきます。

住宅街の中を漂うお出汁の香り!/「kuebaissyo(くえばいっしょ)」(福岡市東区)

福岡市東区、西鉄貝塚線「唐の原駅」から徒歩3分、住宅街の中にある『kuebaissyo(くえばいっしょ)』です。

Kuebaissyo(くえばいっしょ)

画像:伊藤舞

ガラス張りで明るいお店は、一歩中に入ると煮干しだしのふんわりいい香りが漂います。

実は大阪では近年人気が高まっているという“出汁カレー”。『kuebaissyo』は、福岡ではまだ数少ない“出汁カレー”が味わえるお店として今年6月にオープンしました。

お出汁×スパイス×メレンゲ

『2種合いがけ(にぼチキン・ルーロー飯)』(1,080円)です。お店一番人気の“にぼし出汁のチキンカレー”に“ルーロー飯”のお肉をトッピングした、食べ応え十分な一皿です。

Kuebaissyo(くえばいっしょ)

画像:伊藤舞

何より驚きなのが、トッピングの種類と量! ルーロー飯のお肉に、ゆで卵、キャベツ、和風ピクルス(この日は大根)、お出汁を取ったにぼしで作った佃煮、そして、メレンゲにかつお節!

全く味の想像がつかないラインアップです。

Kuebaissyo(くえばいっしょ)

画像:伊藤舞

でも、そんなトッピングたちを見事にまとめ上げてくれるのが“出汁カレー”。黒豆麦茶で煮出した、にぼし出汁を使ったカレーは、旨みとコクはしっかり、でも口当たりが最上級にやさしいんです。

辛さはほぼゼロ、なじみのあの風味が、全てのトッピングのおいしさの邪魔をせず、寄り添うようにまとめてくれます。

Kuebaissyo(くえばいっしょ)

画像:伊藤舞

ルーロー飯のお肉は、カレーに合うように香辛料は控えめ。甘めの味付けのお肉が出汁カレーによく合います。ゴロゴロたっぷり添えられているので、食べ応えも十分です。

そして、一番想像のつかなかったメレンゲ。

Kuebaissyo(くえばいっしょ)

画像:伊藤舞

これが意外にもカレーにマッチしてビックリ! ふんわりしていて、口の中に入れるとあっという間に溶けていくメレンゲの食感が、カレーを軽やかに仕上げてくれます。

メレンゲの秘密は……アイス!

実はトッピングに“メレンゲ”があるのには、理由があるんです。

『kuebaissyo』は実は“カレー”と“アイスクリーム”のお店。そのアイスクリームを作るときに余ってしまう“卵白”を有効活用しようと考えたのが、メレンゲのトッピングだったのです。

ご主人の中山裕貴さんは、もともと大手アイスクリーム店で働いていました。その経験を生かして作る、素材にこだわったアイスクリームは10種類以上。プラス120円でカレーとアイスのセットにすることができます。

Kuebaissyo(くえばいっしょ)

画像:伊藤舞

私は、オススメの『レモンバニラとブラックペッパーアイス』を。さわやかなレモンのアイスに、たっぷりかかったフルーティーなオリーブオイルが相性抜群。ブラックペッパーもいいアクセントになり、大人の味わいです。

意外と!?人気な『クリームシチューアイス』は、見た目はバニラアイスですが、食べると完全にクリームシチュー。

Kuebaissyo(くえばいっしょ)

画像:伊藤舞

頭では分かっていても、口に入れるとしょっぱさとその風味に驚きます。とっても再現性が高いです。

食えば一緒!だからこそ、おいしく楽しく

お店の名前の『kuebaissyo(くえばいっしょ)』、つまり“食えば一緒!”というスタンスで、おいしいものから前衛的なものまで作りたいと話す中山さん。

Kuebaissyo(くえばいっしょ)

画像:伊藤舞

“楽しさ”や“驚き”を大切にしながらも“おいしさ”を守り続ける料理の数々は、攻めているようで実は計算され尽くした味わい。

出汁×スパイスのカレーも、そこに加わるトッピングも、ぜひ1度経験してほしいおいしさです。(文/伊藤舞)
※この記事は公開時点での情報です。

<店舗情報>
kuebaissyo(くえばいっしょ)
住所:福岡市東区唐原3-18-12
詳細はkuebaissyo

【参考・画像】
伊藤舞
FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)