
【久留米】わざわざ行きたい!“東京銀座から移転してきた”カレーの名店(田主丸町)
こんにちは! おいしいカレーを日々探し求めるカレーマニアのタイキビーフカレーです!
今回ご紹介するのは、福岡市内から車で約1時間、久留米市田主丸町にあるカレーの名店です。
東京で人気だったお店が福岡に移転!南インド料理の名店「ダルマサーガラ」(久留米市田主丸町)
2003年10月に東京の東銀座で南インド料理の専門店としてオープンした『ダルマサーガラ』。
当時、インド料理といえば北インド料理ばかりでした。バターチキンカレーや青菜とチーズのカレーなど、乳製品を使ったこってりしたカレーに、タンドリーチキン、小麦粉から作るナンや、全粒粉から作るチャパティなどが北インド料理の代表的なものです。
そんな中、『ダルマサーガラ』は南インド料理店の先駆けとして、熱い思いと日本人の味覚に合う丁寧な料理が人気を呼びテレビや雑誌など数多くのメディアに取り上げられ、東京在住のインド人や日本人にも愛されていました。
その結果、ミシュランガイド東京のビブグルマンに2016年から5年連続で選出されたのです。
そんな2021年に、店主の故郷・福岡の久留米市田主丸町に移転しました。

画像:タイキビーフカレー
ちなみに店名の『ダルマサーガラ』とは、サンスクリット語で「仏法の大海」という意味です。
南インド料理と、「ダルマサーガラ」の想い
インドでも南インドは特に暑い気候で、油がくどいと食がすすまないため、油控えめが好まれます。
また、レモンやタマリンドなど、酸味の効いた料理や、辛味の効いた料理が多くあります。
南インド料理は、胃もたれしにくく、日本人の味覚にあったものが多いようです。

画像:タイキビーフカレー
『ダルマサーガラ』のシェフは、南インドのホテルの高級レストランで修業を積み、あえて南インドの家庭的な料理を提供されています。
母親が家族の健康を考えるように丁寧に調理することを心がけているそうです。
福岡へ移転したのは、先を見据えて、農薬不使用の野菜やハーブ類を自家栽培するためにとのことです。

画像:タイキビーフカレー
さて何を食べようかとメニューを開いてみる。
カレーだけでなく、お米と豆で作るクレープのドーサや、インド風のコロッケや天ぷら、豆の揚げ物、肉や野菜のスパイス炒め、サラダ、スープまで本当にたくさんのメニューがあります。
迷った時は「ミールス」をいただいてみましょう!
南インドの定食「ミールス」を愉しむ
「ミールス」とは、カレーやたくさんのおかずを一皿で提供してくれる南インドの定食です。ベジタリアンやビーガン向けのもの、グルテンフリーのものなどもあります。
今回は、『ミールスAセット お肉のコース』(4,180円)をチョイスしました。※「ミールス」のお肉のコースと野菜のコースは、土日祝のランチタイムには500円引きになるサービスもあります。
まず、トマトスープが運ばれてきました。
濃厚なトマトの甘みと酸味に旨みまで感じられる。黒胡椒のスパイシーさがアクセントです。

画像:タイキビーフカレー
そして主役のミールス。どうやって食べたらいいのだろうか、と思いますよね。

画像:タイキビーフカレー
上の写真の一番真上から時計回りに紹介していきます。
- ラッサム:すっぱくて辛いスープ
- チキンキーマカレー:鶏ひき肉のカレー
- チキンカレー
- ミントのペースト、レモンのピクルス
- チキンフライ:鶏むね肉のスパイス炒め
- ジャスミンライス
- ライター:ヨーグルトサラダ
- 豆と小松菜のカレー
- プーリー:真ん中の揚げパン
- パパド:プーリーの下に隠れている豆のせんべい
以上が今回のミールスのメニューです。それぞれがカトリと呼ばれる器に入り、ターリーと呼ばれる大皿にのせて提供されます。
カレーは、チキンカレー、マトンカレー、チキンキーマカレー、チキンクルマから2種類選ぶことができます。
私はチキンカレーとチキンキーマカレーを選びました。
この2種類のカレーを食べるとお店の味が理解しやすいことと、その2種類が好みだからです。
チキンカレーは、鶏もも肉を使用し、玉ねぎがたっぷり入り、ココナッツが効いていますがすっきりした味わいです。

画像:タイキビーフカレー
キーマカレーは、ウェットで鶏肉の旨み、玉ねぎ、スパイスが香る味わいです。

画像:タイキビーフカレー
こちらはラッサム。

画像:タイキビーフカレー
すっぱくて辛いシャバシャバのスープ。タイやインドでよく使われる甘酸っぱいフルーツであるタマリンドの甘酸っぱさが効いています。
こちらは豆と小松菜のカレーです。

画像:タイキビーフカレー
豆のカレーはダルと呼びます。なんとなく味気なさそうなイメージかもしれませんが、このダルが抜群に好みでした。店主曰く、野菜からもしっかり強い旨みを引き出すことができるのだそう。
こちらはライター。赤玉ねぎ、きゅうりが入ったヨーグルトサラダです。

画像:タイキビーフカレー
カレーもおかずもそれぞれ食べてもおいしいのですが、ターリーの上でジャスミンライスにかけ、混ぜながら食べるのも楽しいですよ。
さっぱりとしたライターは味変にもってこいです。
そして、豆のせんべいであるパパドの上に、揚げパン・プーリーが鎮座します。

画像:タイキビーフカレー
パパドは、手で割ってライスにかけたりします。ただ、パパドに塩味がある場合が多いため、味を確認してからのほうがよいと思います。
プーリーは全粒粉の揚げパンで、ザクっと油がしみこんでジューシーでおかわりしたくなりますよ。カレーにつけたりしても、そのままでもおいしくいただけます。
こちらは、鶏むね肉をスパイスで炒めたチキンフライに、ミントのペーストとレモンのピクルス。

画像:タイキビーフカレー
ミントのペーストは、青唐辛子が効いてすっきりした辛さとコリアンダーの香りがあります。
食後にはデザートも。
アイスクリームか本日のインディアンスイートを選べて、飲み物をチャイかコーヒーを選ぶことができます。
この日のインディアンスイートは、ライスキールでした。ライスキールは、甘いミルク粥のことで、カルダモンの爽やかな香りが広がります。

画像:タイキビーフカレー
今回、それぞれ分解しながらご紹介させていただきましたが、実は私自身、ミールスの食べ方がよくわからないので少し苦手意識がありました。
しかし、『ダルマサーガラ』のミールスは一品一品どれもおいしくて、“初めて終始食べることに没頭しすぎた”ミールスでした。
白いごはんにどのおかずを合わせるか、辛みや酸味、ヨーグルト感、酸っぱ辛いスープ、豆のマイルドなカレーなど、自分好みの味を食べながら作って堪能できる料理なので、ミールスはごはんが好きな日本人なら親しみやすい「定食」だと思いますよ。
チャイを飲みながら、店主に少しお話をお伺いしたところ、『ダルマサーガラ』を通して伝えたいのは、南インド料理の魅力や、シェフのこと、故郷・福岡のことなど。今でも東京の時代からの常連の方々が福岡へ定期的に食べに来られるそうです。
東京の激戦区で認められた南インド料理をぜひ食べに行ってほしいと思い、今回ご紹介させていただきました!
南インドへの想いが詰まったシェフや店主の料理をぜひご堪能ください。(文/タイキビーフカレー)
<店舗情報の詳細は店名をクリック↓>
■ダルマサーガラ
住所:福岡県久留米市田主丸町石垣83-3
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:00)、17:00~22:00(L.O.21:00)※2025年4月から17:00~21:00(L.O.20:00)
定休日:水曜(※水曜が祝日の場合は営業、翌木曜が休み)
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